シリーズ「開発の初めから順番に書いていってみる」の続きです。
設計手順には、要求分析、外部設計、内部詳細設計・プログラミング、単体テスト、結合テスト、総合テスト、運用テスト及び運用とあります。
(バックナンバーは、ここ http://www.geocities.jp/xmldtp/index_kaihatsu.htm)。
で、前回で、納品して運用まできたので、これでおしまいのはずなのですが、最近の開発の人たちが好きな考え方として、PDCAというのがあります。
で、そー考えた場合の、Cにあたる評価についてと、そこから、次期システムへのつながりについてです。
■PDCAサイクル
最近は、システム開発のひとでも、PDCAというのを、やかましくいうようになりました(その割には、そーやって言っている人ほど、開発が終わった後、打ち上げやっておしまいにして、真摯に反省会をやる。。ということがなかったりして (^^;) )。
Pは、企画ということになります。情報システムから見ると、システムを企画するところまで(要求仕様?外部設計?)まで。
Dは、実際につくって運用っていうことになります。
で、Cで、この結果をチェックしないといけません。評価です。
■システムの評価
システムの評価は、もちろんシステム監査基準とかは、ありますが、これは、システム監査のときに使うものであって、今回作ったシステムの評価っていうには???
実際には、会議を開くか、アンケート用紙を使って、「システムどっすか?」という意見を聞くってことですかね。。
でも、上にも書いたけど、PDCAとかいわれているけど、意外と。。まじめにこの辺をやって無い気がするのは、ウィリアムのいたずらだけ?
なお、評価は、すぐにやるとは限りません(すぐにやるケースもあります)。
何回も定期的にやる。。のがのぞましいけど、「そろそろ、改変したいかなあ」なんていうときに、現状システムの評価ということもします。
■A-アクション
で、PDCAのAのアクションは、上記の評価をうけて、どうするか?っていうことです。操作性が悪いといっても、「じゃあ、なれろ」とか、「じゃあ、教育しよう!」とか、「じゃあ、捨てよう」とか、「じゃあ、改修しよう」とか、「じゃあ、Excelで入力したデータを渡そう」とか、いろいろあるわけです。
それを考えて行います。
その中の1つの手段として、じゃあ、次期システムを開発しようということになります。
で、そうなると、この話の一番初め、「開発の初めから順番に書いていってみる その1:RFP(1)」で書いた「開発の始まり」につながってくるわけです。
つまり、開発の1つの理由として、「評価の結果、次期システムを作るのが良かろう」とか、「改修しよう」とかいうことになって、RFP作成とつながっていきます。
ってことで、やっと、開発全体を書いて、1週しました。
ということで、開発のはじめからおわりまで(って、終わりで初めに戻ったら、いつまでたっても、終わらないジャン(>_<!)っていうツッコミは無視して)書き終わりました。
次回は、「おわりに」として、開発の全工程を通じて作成されるドキュメントである、計画表(主にガントチャートだと思いますけど)や議事録のお話を書こうと思います。