シリーズDB等利用のJava自動生成 Talend Open Studioです。
いままでの部分を、まとめると、
その1.ダウンロードする
その2.インストールする
その3.プロジェクトを作成する
その4.ジョブを作成する
その5.ジョブの記述・実行
5-1.DB入力表示
5-2.DB→CSV出力
5-3.DB→Excel出力
5-4.Excel→DB出力
その6.ジョブを単体で実行
というところまでを書きました。
今回から、処理部分を書きます。
1レコード内(1行内)における演算を書きます。
具体的には、stock*priceをtotalとして、stock、priceの値の変わりに、このtotalを書き出します。tMapというものを使います。
■記述方法
まず、5-3の終わりの状態からスタートします。
そこで、右側のパレットから、「Processing」→「tMap」を選びます。
適当なところにクリックするとtMapのアイコンが出来ます。
そしたら、Excelに引かれているrow1の線をクリックして、矢印側を、ドラッグして
tMapのアイコンの上に置き、tMapに線が行くようにします。
tMapを右クリックし、「ロウ」→「*New Output(Main)」を選択、Excelのアイコンに向かって引こうとすると、
以下のようなダイアログが出るので、
出力名を入力(ここではrow2としました)
すると、このダイアログがでるので
はいをクリック
なかんじで、線が引けます。
そうしたら、項目のマッピングをします。tMapをダブルクリックすると
のようなダイアログが出ます
左のDBの項目をドラッグして、右のExcelの項目にドロップすると
項目が結び付けられて、線がひかれます。
なので、nameもおなじようにやります。
次のtotalについて、まず、この項目はrow1.stock*row1.priceなので、そのように右側に記述してエンターキーを打つと
のように線が引かれます
つぎに最後の行を消すため、右側の下のstockを選択し、Xボタンをクリックすると
項目が消えます。さらに、priceはtotalに書き換えるので、右下のrow2の表のpriceをクリックしてtotalに書き換えます
これでOKをクリックすると、
と聞かれるので「はい」とクリックします。
すると
なります。
■実行
今、記述したジョブを、左側のリポジトリから選んで、右クリック。
ジョブの実行を選択します。
こんなかんじで実行されて
その結果、Excelファイルは
なふうに、掛け合わされたものがtotalにはいります。
次回は、全体をまとめる場合(SUMとか)