ユニバーサルデザインというのがある。目の不自由な方でも、お年寄りでも、どんな言語をしゃべってる人でも、宇宙人でも(っていうのは?)どんなひとでも、利用できるようにしましょうね。というお話で、この問題の1つの話題として、ウェブアクセシビリティがある。
で、平成18年、情報通信白書の217ページに「ウェブアクセシビリティの確保」として、下の図が載っている。
左上の図は、alt指定することで、視覚障害者写真の内容が分かるというもの
左下の図は、引き出し線を引くことによって、色覚障害者にも、内容が分かるというもの
うん?ちょとまった。
左下の図は、たしかに色覚障害者には、内容が分かるが、視覚障害者には、内容が分からないんじゃあ(^^;)
もしほんとにユニバーサルデザインというのを考えるのであれば、こりゃーもう、
1.XMLでIDを振ってすべてを書く
→写真の場合、写真のありかも書いておくし、説明も書いておく(ただし違うIDで)
グラフの場合、円グラフの図のありかも書いておくし、表で値も書いておく(違うIDで)
多国語化する場合は、すべての国の言葉でIDを変えて、XMLに書いておく
2.そして、XSLで、視覚障害者用、日本語用、英語用。。。など、いろんなものをつくる
3.cocoonを使って、視覚障害者用をクリックしたら、視覚障害者用のXSLを利用するようにする
こうすれば、ユニバーサルデザインはできる。
しかし、このXMLを作るのが大変だ。
たぶん、いままでのワークフローではむずかしいだろう。
はじめに、データをすべて打ち込んでしまい、それをラフレイアウトとしてデザイナーさんにわたし、デザイナーさんが一通り作ったあと(XHTMLで書いてもらう)で、デザイン中に埋め込まれているIDから、データを自動的に埋め込むとか、そういうアプローチが必要になってくると思う。
まあ、その辺の考え、たぶんCMS(コンテンツマネジメントシステム)に発展していく考えだけど、そういう視座が必要だと思う。
なーんていってると、「じゃ、あんたcocoon入れてCMS作って!」
って言われるとたいへんなので、
こういうことを聞かれたら、白書でも紹介されている、下記のサイト
「みんなの公共サイト運用モデル」
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/w_access/index.html
にいって、「簡易点検結果記入シート」なんかでチェックして、お茶をにごそう。