ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

クラウドと開発方法論(オブジェクト指向、DOAなど)。

2009-04-28 12:47:17 | Weblog

 クラウドコンピューティングを行う際、実際の形態としては、

   HaaS ハード(ストレージなど)をクラウド化する
   PaaS プラットフォーム(OS、DBなど)をクラウド化する
   SaaS サービスをクラウド化する

 というような、さまざまなレベルが考えられる。

 SaaSはサービス、つまりプロセスのクラウド化なわけで、そーいう意味では、
プロセス指向の開発方法論に向いている。
 提供するサーバーを1オブジェクトと考えれば、そこのサービスはメソッドとなり、
データはメソッドにより隠蔽されているので、オブジェクト指向的な考えとも言える。




 しかし、一方で、プロセス指向からデータ中心指向に変わったときのように、
プロセスは変わりやすいものであり、データを中心にしたほうが、システムが
ロバストになるという考え方もあります。

 そーいうデータ中心で考えれば、SaaSのようにサービスを提供してくれる必要はなく、
データを共有できればいいので、HaaSで十分ということになります。
 オブジェクト指向でも、メソッドを共有する必要はなく(ローカルに隠蔽)、
データだけを共有したい場合もHaaSということになるでしょう。




 じゃあ、PaaSはどこで使うのか・・・
 というと、企業内SaaSのように、サービスを共有するんだけど、企業内のような
限られた範囲で行う場合や、パブリックに提供されているSaaSのAPIをカスタマイズ
して使いたいときという感じだと思います。

 って考えると、パブリックSaaSでことがたりる・・・ということはあんまりなく、
どっちかというと、PaaSのほうが重要かもしれません。




 まとめると、データ中心指向で、データを共有したい場合、
 ないしはサービスをローカルでやりたい(隠したい)場合はHaaS

 サービスを共有したい場合はSaaSだけど、
  パブリックに提供されているSaaSでは不十分・・・
 となってくると、企業内でサービスを提供することになり、
 その場合はPaaSが有効である

 ・・・という感じかしら・・・

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