たとえば、ここのニュース
GoogleはYouTubeの訴訟リスクを受け継ぐ――専門家が指摘
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0610/11/news076.html
とかで、You Tubeって、著作権違反で訴えられたら、買収したGoogleが大変!っ手言う話があるけど、これって、YouTubeが著作権違反をしている!っていう前提に立って話をしているよね。。たぶん。
いや、もし、公平に考えると、意外と、訴えるのって難しくない?
You Tubeは、別に、著作権を違反してください!といっているわけではない。それどころか、著作権を守ろうとして、違反しているのは、削除している。つまり、著作権を守ろうという企業努力もしているわけで、会社が違反をしようとしているわけではない。
でも、投稿する人がいて、その人が、違反していることになる。
っていうこの構造は、レンタルサーバーと、変わらないともいえる。
レンタルサーバーだって、著作権違反をしているものを置いて、それを公開することはできる。ブログだって、著作権違反をしているものを置いて、それを記事に書いて公開することもできる。仕組みは同じ。なのに、なぜYouTobeだけ??
著作権違反をしたのは、投稿した人であって、YouTubeは、レンタルサーバーと同じなんじゃあ。。っていう論理は。。。成り立ちませんか?
そーすると、世界中のレンタルサーバーやブログを訴える??これも無理。。
っていうより、そんなこと、思いもつかない。。
まあ、はじめっから、クロって思ってみれば、著作権違反になるわけなんだけど、冷静に論理を追うと。。。どこから境目なんだ??
おんなじようなのがWinny裁判ですよね。
あれも、初めから著作権違反の幇助でクロという立場で見れば、確かにクロかもしれない。
でも、あれがクロなら、FTPを作った人とか、OSのコピーコマンド作った人とかは?っていえるかもしれない。。
もちろん、作者が、著作権違反を意識していたという主張もあり得るだろう。
しかし、じゃあ、下のような例は?
日本刀をつくっている刀屋さんがいた。
「この刀、人を切ったら、真っ二つに切れるほどの切れ味、ぜひお試しあれ」
といったとする。
この話を受けて、この日本刀を買った人が、通りすがりの人を切ったら、
この人は殺人罪。まちがいない。
でも、刀を作った刀屋さんは、殺人罪の幇助??
普通の良識あれば、まず、人が切れるかって、ためさないでしょ。。。
でも、この日本刀をWinny、刀屋さんを、作者に置き換えると。。。???
これも、はじめっから、クロって思ってみれば、著作権違反の幇助になるわけなんだけど、冷静に論理を追うと。。。どこから境目なんだ??
意外と、すんごい弁護士がついて、この理論を展開されちゃうと、You Tubeも、Winnyも、著作権違反(の幇助)にならない。。っていうことにならないかなあ。。
陪審制なんかだと、みんなの雰囲気になってしまい、難しいのかもしれないけど。。