博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『天龍八部』その4

2021年09月30日 | 武侠ドラマ
『天龍八部』第31~40話まで見ました。

ここらへんは虚竹&遊担之篇です。

蘇星河の囲碁を虚竹がうっかり解いてしまい、無崖子に弟子入りさせられ、更に天山童姥と出会ってしまいます。


天山童姥は子役で登場。


ほんで李秋水に追われ、西夏の皇宮に逃げ込みます。天山童姥が成長し、虚竹の髪が伸びましたw


一方、阿紫が失明し、荘聚賢=遊担之が彼女を支えますが、阿紫はその正体に感づいたようで……

そして全冠清の画策により彼が丐幇の幇主となりますが……というあたりまで。
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『鎮魂』その4

2021年09月26日 | 中国科幻ドラマ
『鎮魂』第25~32話まで見ました。

ここらへんは大慶と林静パート。まず大慶の彼女が登場して彼の記憶喪失の事情が明らかに。李叔に拾われて特調処に入ったとのことですが、入ってから失われた記憶もあったような……
 
そして林静に沙雅という彼女ができますが、彼女は実は鴉族の鴉青の部下なのでした…… 彼女の抱える事情も明らかとなり、特調処の面々は「功徳筆主」こと果物屋の王向陽と対峙。彼が命をなげうったことで夜尊が復活しますが、王向陽の妻の死に関わった趙心慈から真相が明かされ……

で、特調処の存在と機密が世間に知れ渡ります。趙雲瀾は祝紅の夢の中に入ります。彼女は趙雲瀾のことを思っているのですが、彼と沈巍との間に入り込めず…… ここらへんでようやくBL物っぽい要素が出てきますw

その沈巍は地星に行ったまま戻って来ませんが、実は夜尊に囚われの身となっていたのでした。楚恕之が彼の様子を探りに行きますが…… ここで彼と弟念之との因縁が明らかに。
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『天龍八部』その3

2021年09月19日 | 武侠ドラマ
『天龍八部』第21~30話まで見ました。

喬峰改め蕭峰は父母を死に追いやった「帯頭大哥」が一体誰なのかを知ろうと、その正体を知る人物を訪ねますが、彼らが蕭峰を先回りするかのように次々と殺害されていきます。一方で玄慈ら少林僧は蕭峰の無実を確信します。

そして康敏のワナにかかり、段正淳が「帯頭大哥」と思い込んだ蕭峰は彼を救おうとした阿朱を誤って手に掛けてしまいます。阿朱もまた段正淳の娘なのでした。


ここらへんで阿朱の妹阿紫が登場。蕭峰に付きまといます。このカットは彼女の邪悪さが現われていてお気に入りです。


彼女とともに北方に旅立った蕭峰はまず後に金を建国する完顏阿骨打と出会い、そして遼の皇帝耶律洪基(道宗)と出会い、その義兄弟となります。中の人は本作の総監督でもある于栄光。

そして遼国内の南院大王の乱に巻き込まれ、その鎮圧に協力。南院大王(楚王)は実は今回のドラマ版では序盤で蕭峰との因縁が描かれています。


蕭峰はかわって南院大王・楚王に任じられ、このあたりで彼を仇と付け狙う聚賢荘の遺児遊担之が登場。阿紫に目を付けられて鉄仮面を付けた鉄醜にされてしまいます。 (^_^;) こうして改めて見てみると阿紫ってほっといたら碌なことしませんね……
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『鎮魂』その3

2021年09月14日 | 中国科幻ドラマ
『鎮魂』第17~24話まで見ました。


息子が留守の間に息子とそのスタッフの力量を見直す趙パパ。

地君冊の一件が片付いた後は地下闘技場が舞台に。実はこの闘技場、例の燭九が運営に関わっているのでした。


楚恕之がチャンピオンの野火に挑むことに。実は野火にも秘密があるのですが……

そして燭九を追い詰めた一同は最終決戦を挑むことに。燭九は最後の力を振り絞って地星から「老板」こと夜尊を召喚。


夜尊。仮面の下の素顔はある人物に瓜二つなのですが……

戦いの中で失明してしまった趙雲瀾。彼を治療できる医者を捜し求め、馮神医なる人物に行き当たります。しかし彼の影には新たなる敵「功徳筆主」の姿が見え隠れします。彼は第三の神器の力で人の能力を増幅させる力があるとのこと。その間に地星の君主地君の交代も進行。前回の地星行きで登場したチンピラの安柏が後任の地君に。地星の場面は今まで出てきた地星人の再登場ターンになってますね。

そしてまだまだ暗躍をやめない功徳筆主。次なるターゲットは龍城大学の大学病院。ここでゲームにはまり、ゲームに操られる少年が登場し……
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『天龍八部』その2

2021年09月07日 | 武侠ドラマ
『天龍八部』第11~20話まで見ました。


段誉は微妙にイケメンな鳩摩智に拉致され、燕子塢へ。ここで慕容家の侍女の阿朱・阿碧と出会い、鳩摩智の魔の手から逃れるべく曼陀山荘へ。


ということで阿朱。中の人は『瓔珞』の爾晴の蘇青です。


こちらは王語嫣。さすがに2003年版の劉亦菲と比べると見劣りします……

そして喬峰パートでは丐幇の副幇主馬大元が殺害され、喬峰の試練が開始。段誉と義兄弟となった喬峰ですが、全冠清のクーデターが発生。喬峰の男気によって危機が回避されたかに見えましたが、ここで馬大元の妻康敏が喬峰を告発。そして彼が実は契丹人であることが暴かれます。


花びら風呂に入る康敏。中の人はお色気というか悪女担当の朱珠。

自分が契丹人であるという証拠を突き詰められた喬峰は幇主の地位を投げ出します。そして養父母や師父の玄苦大師に出生の秘密を問いただそうとしますが、彼を先回りするかのように彼らが何者かによって次々と殺害…… ここらへんで阿朱と行きがかりになります。

そして重傷を負った阿朱のため、薛神医を訪ねていきますが……
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『鎮魂』その2

2021年09月03日 | 中国科幻ドラマ
『鎮魂』第9~16話まで見ました。

特別調査処の所員の中で影が薄かった汪徴がクローズアップ。実は彼女は100年前に存在した少数民族瀚噶族の霊体で、彼女が死んだ100年前の事件にわだかまりがある模様。


汪徴と彼女の恋人だった桑賛。桑賛は瀚噶族の貧民出身で、族長に対してでクーデターをおこすも、族長の娘汪徴と恋仲となり、仲間たちが彼女を殺すよう迫られ、洞窟内の柱に霊体が封印される。


趙雲瀾らは桑賛の霊体が封印された洞窟に到来。地星人たちの中ボス燭九との戦いのすえ、桑賛を解放し、第二の聖器「山河錐」をゲット。桑賛も特別調査処の所員として勤務するようになります。

お次は超音波事件。沈巍の知り合いの研究者が自分の開発した超音波兵器によって殺害されたと思いきや、彼の妻の連れ子の女児が地星人が超音波能力を使うことができたのでした。燭九に利用される彼女でしたが、研究所の助手が彼女を救おうとし……

この事件の後で沈巍がいよいよ特別顧問として特別調査処に加入。この頃になると彼の正体が黒袍使であることが趙雲瀾にはバレバレになってます。しかし龍城の街のネットインフルエンサーに付け狙われ、危うくその正体が暴かれそうになりますが……

この件が解決した後、沈巍と趙雲瀾は地星に潜り込んで失われた「地君冊」を捜索することになりますが、その間に特別調査処に趙雲瀾の父親で星督局局長の趙心慈が視察に訪れます。この父子、親子仲が良くないらしく、父親は息子の留守中に処長から解任しようとしますが……というあたりで次回へ。このパートから1回読み切り形式から3話程度のシリーズへと移行しています。
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2021年8月に読んだ本

2021年09月01日 | 読書メーター
魔道祖師 4 (ダリアシリーズユニ)魔道祖師 4 (ダリアシリーズユニ)感想
これまでの巻は比較的抑えめだったが、最終巻で一気に箍が外れた感じ。個人的には、濃厚な描写は日本の歴史・時代物によくあるエロ描写と同様に興醒め感がある。これを全年齢向けに丸めたドラマ版は偉いと思った。
読了日:08月03日 著者:墨香銅臭


日韓関係史 (岩波新書 新赤版 1886)日韓関係史 (岩波新書 新赤版 1886)感想
戦後の両国の関係を中心に、非対称の関係からの日韓癒着、そして現在の対称の関係からの相互不信の状態に至るまでの展開を描く。韓国においては軍事政権からの民主化が日韓関係の変化に対しても大きな意味を持っていたのだなと再認識。日韓のすれ違いの状況と背景を対比的にまとめている。よくネタにされる1950年代の北朝鮮による在日コリアン帰還事業の時代背景についても言及がある。
読了日:08月06日 著者:木宮 正史

挑発する少女小説 (河出新書)挑発する少女小説 (河出新書)感想
小公女、ハイジ、赤毛のアン、若草物語等々、古典的な少女小説も読み方次第で新たな気付きがある。受け身の姿勢に徹したように思っていた小公女セーラが意外に自分の力で運命を切り開いていたり、赤毛のアンに就活小説としての側面が見出せたり、予定調和の終わり方と思われたあしながおじさんも続編を込みで見ればジュディの真の計画を想像できたりと、分析が面白い。
読了日:08月08日 著者:斎藤美奈子

佐藤春夫中国見聞録-星/南方紀行 (中公文庫 さ 80-2)佐藤春夫中国見聞録-星/南方紀行 (中公文庫 さ 80-2)感想
佐藤春夫の中国紀行文および関連の小説、雑文等を収録。特に厦門旅行記に関しては芥川龍之介のものと比べるとわかりやすい面白さはない。作品の価値や背景については解説に詳しく触れられているので、先に目を通した方が良い。小説の「星」は現地人から聞いた話をもとに膨らませたものということだが、単なる才子佳人物と見せかけて思わぬ方向に話が広がっていく。
読了日:08月11日 著者:佐藤 春夫

異文化コミュニケーション学 (岩波新書 新赤版 1887)異文化コミュニケーション学 (岩波新書 新赤版 1887)感想
韓国ドラマを中心に見る異文化コミュニケーション。異文化コミュニケーションというのは一般的にイメージされる外国人とのコミュニケーションだけでなく、科学コミュナケーション、ビジネス・コミュニケーション、ジェンダー・コミュニケーションなど広範なものである。異文化コミュニケーションの概説書としても韓国ドラマ入門としても面白い。
読了日:08月13日 著者:鳥飼 玖美子

反日: 東アジアにおける感情の政治反日: 東アジアにおける感情の政治感想
国内政治・国際政治よりは、中国・韓国・台湾の映画作品などから、それぞれの「反日主義」「親日主義」の表象を見出していく。両者をそれぞれの国民性・民族性と結びつけるのではなく、日本の植民地主義からの脱却の失敗や、我々日本社会の徹底的な無知と関連付けて議論している。エピローグに示された和解、そして和解のための対話への道筋は、私にとってはそうあるべきものだが、「普通の日本人」にとっては反発を覚えるものだろう。
読了日:08月16日 著者:レオ・チン

今昔物語集 (光文社古典新訳文庫 Aン 2-1)今昔物語集 (光文社古典新訳文庫 Aン 2-1)感想
今までそれほど注目されることのなかった天竺、震旦の部の説話も訳出しているが、なぜ注目されてこなかったのかという理由が透けて見える悲しいことになってしまった。訳注のつけ方に若干の不安を覚えたが、巻末の解説は案外としっかりしている。
読了日:08月20日 著者:作者未詳

ある地方官吏の生涯――木簡が語る中国古代人の日常生活 (京大人文研東方学叢書)ある地方官吏の生涯――木簡が語る中国古代人の日常生活 (京大人文研東方学叢書)感想
睡虎地秦簡『編年記』を取っかかりに、戦国末~秦の時代の人々のゆりかごから墓場までを語る。人々の生活史を同時代、あるいは前後の時代の史料で肉付けしていくという手法が面白い。
読了日:08月23日 著者:宮宅 潔

刀伊の入寇-平安時代、最大の対外危機 (中公新書, 2655)刀伊の入寇-平安時代、最大の対外危機 (中公新書, 2655)感想
刀伊の入寇について、当時の国際状況、外交、国防、軍制、戦いの経過、戦った武者たちの内実等々総合的な解説となっている。肝心の刀伊とは何者かについてもう少し詳しく知りたいと思ったが…… また将門の乱などの鎮圧で活躍した者たちの子孫が軍事貴族として定着していく中で、藤原隆家の子孫がそうならなかったのは少々不思議な気がする。
読了日:08月24日 著者:関 幸彦

シルクロードとローマ帝国の興亡 (文春新書 1326)シルクロードとローマ帝国の興亡 (文春新書 1326)感想
ローマ帝国の経済的繁栄を支えていたのはシルクロード交易による関税だったということで、シルクロード(本書で問題にしているのはその中でも海のシルクロード)交易の盛衰とローマ帝国の盛衰を結びつけた書。時節柄パンデミックの話題も出てくる。西ローマ帝国の滅亡と東ローマ帝国の存続もシルクロード交易が関係しているということで、話が少々出来すぎという気もするが……
読了日:08月25日 著者:井上 文則

遊牧の人類史: 構造とその起源遊牧の人類史: 構造とその起源感想
著者の研究の総決算的な書。『遊牧の世界』と内容的に重なる部分が多い。牧畜、農耕より遊牧が先行する、乗馬の技術の起源は子供の遊びからといった議論が刺激的。
読了日:08月30日 著者:松原 正毅

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