WITH白蛇

憂生’s/白蛇 セカンドハウス

 昼休み   前猫記

2015年10月21日 | 猫・猫・とにかく猫にゃ!

 昼食を食べて、しばし、ごろり。
外がやけに騒がしい。
ぎゃあ、ぎゃあ、ぎゃあ・・・。
どうやら烏が大騒ぎ・・
ん?
まさか?
にゃこを呼んでみる。
烏がなきさわいでるあたりから、
にゃああ~~♪
元気そうな声であるが、なんだか、こころもとなくも聞こえる。
頭の中に小学校の頃によんだ、動物記/シートンでなくて、日本の人だった。動物記というより、飼っていたサルの話だったと思う。
最後はご主人の部屋のドアをあけようとしたまま、絶命していたという話だったが、その中に猿の生態があった。
雑食である猿は時に烏までたべてしまうということだったが、カラスのほうもやられっぱなしでなく、徒党をくむと、神風特攻隊よろしく、猿にむかって、次から次へと攻撃を繰り返すそうである。
と、いう話が頭によぎった。
まさか?
にゃこ?
にゃこ?危うし!!
てなもんで、にゃこをさがしにいった。
頭上で烏がなきわめき、にゃこは、栗の木の鉄片に、上り詰めていた。
そこで、にゃ~~~~あ。
拍子抜けする。
あがったはいいが、降り方に迷っている風情である。
はあ・・。
しばらく栗の木を眺め回した。
巣があるようではないのだが・・、それとも営巣の地に選んだとこだったのか、鳴いてる烏は番なのだろう。
無粋な猫だったわけね・・。
新婚生活の闖入者、そりゃあ怒るよな。
にゃこはしばらくのちに木からおりてきたけど・・・。
ああ、栗の花がさいてる。
夕暮れ時がかわたれ時にかわるころ、
栗の花のにおいが風に乗ってくる。
なにか、ひどくなつかしい香りのする花だ。
にゃこのおかげで、思わぬところに栗の木を発見した昼休みだった。



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