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スサノオとぬながわひめと・・・

2015年09月27日 | 歴史を齧ってみる

ぬながわひめとスサノオの意外な接点をみつけたのが、

実は蘇民将来の話からになる。

蘇民将来の話は有名であるが、

その兄にあたる、蘇民コタン(漢字が出てこない)の名前は

奇妙である。

アイヌ語にあるカムイ・コタン

など、おおまかにいうと、コタンは村、民族、村人をさすだろう。

そして、YPP遺伝子の解明により、C遺伝子だったかな?

日本人独特の遺伝子で、

これが、特にアイヌ・・北海道に多い。という。

つまり、大和朝廷においやられた熊襲などが

本来の日本人、あるいは、縄文人であるということになってくる。

ヘブライ人であろうと思われるタカマガハラ族?が

もともと、日本に住んでいた縄文人をおいやっていったと考えられなくもない。

と、なると、元もと、居たと思われる日本人の代表wwwが

にぎはやひということになってくる。

なにせ、ににぎより先に天孫降臨していたというのだから。

このにぎはやひを滅ぼして、神宝をうばってしまったとなっては、

タカマガハラ族の正当性がなくなる。

このため、苦しい言い訳でにぎはやひから国がゆずられたというか

正当な天孫であるとタカマガハラ族に皇位?をゆずるわけであるが、

一番、判らないのが、スサノオという存在になる。

タカマガハラ族・・それもアマテラスの弟だというのであるが

これが、妙に納得できない。

ニギハヤヒ同様、出雲に大国を築き、人心を掌握していた。

と、いうところで、

スサノオの存在を簡単には握りつぶせず

ニギハヤヒ同様、親類縁者にしてしまったか?

ところが、スサノオの伝承を見る限り、

日本のために、治水などなど多く貢献しており

スサノオの考えは「人民の生活をよくしていきたい」

と、いう考えであったとしか見えず

タカマガハラでおっかさんのところにいくのだとあばれまわったというのも

カムフラージュで

たとえば、実は

「あの、ヤマトのにぎはやひをうってまいれ」

「もともと、やまとの国はかれらのものです。この国がたちゆくようにというのなら

私も協力しましょう」

「なに、このアマテラスのいうことがきけぬか」

と、いうようなのが、本当ではないかと考えられる。

そして、その目でみていくと

蘇民将来の話が矛盾してきてしまう。

もともとの日本人に追い討ちをかける。

とは、これいかに?

考えられることは、コタンという兄の名前もあとからつけたした話で

スサノオを悪者にしていこうというか

絶大な信奉のあったスサノオが熊襲を撃つというのなら

熊襲のほうが悪いのだろうという洗脳効果だったか?

いずれにせよ、奇妙な思いをいだきながら、

いろいろ調べていくと

蘇民将来の地として、うかんでくるのが、

鞆になってくる。

その蘇民将来がいたところが鞆だったとしか思えない話がでてきた。

北?どこになるかわからないが、平定しおえたスサノオを海部族が見送る。

鞆から出雲に山越えをするのであるが

その峠で茗荷をつまみにお別れの宴を催す。

そして、その峠から海部族は鞆にかえってくるのだけど

その途中に神谷川というのがある。

これが、かや川と読む。

そして、この近くにスサノオ神社があり、蘇民将来の神社もあった。

単純であるが、茅をスサノオの一族の明かしにしておけば、

疫病にかからない。

と、いう言葉を聴いたら

帰り道にある、茅の群生をみて、もってかえろうとするだろう。

むろん、茅によってかからない疫病というのが

本来はなにをさすかはわからない。

存外、アマテラス病というものかもしれない・・・。

こんなふうな蘇民将来の伝説は実はかなり北のほうにまである。

すなわち、スサノオがそこまで、平定していったということであり、

こうなると、アマテラス側もスサノオをにぎりつぶすことはふかのうであるのなら

弟にしておくかとwww

そうなると、ぬながわひめと出雲の関係が気になってくる。

大国主命とぬながわひめが婚姻を結ぶというのであるから

スサノオの考えがあったと思える。

そして、大国主命の国譲りの段になると

しばらくのち、奴奈川もアマテラス軍にほろぼされていく。

そして、地元で語り継がれている話では

ぬながわひめは自分さえそっくびさしだせばそれですむのだから

まわりのものは決起をおこしてはいけない。

と、とめる。わけである。

このあたりの考えは今もって残る日本人の考え方であると思う。

ちょっと、前なら西郷隆盛

もうすこし、はっきり今の日本にかかわってくるのが、

昭和天皇。

「私はどうなってもかまわないから、国民をたすけてほしい」

これが、日本人の考え方だろう。

 

そのルーツ?をさぐっていくと、

スサノオにたどりつく。

日本の人々の暮らしが立ち行くように

と、考えていった(と、思われる)スサノオに。

 

そして、同じように考えていったぬながわひめについても

女ながらあっぱれであると思うと、

そこを描いてみたいと思った。

語りつくせない部分をにぎはやひという語り部をたてて・・・

 

 



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