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沼奈宣破比売(ぬながわひめ)・・3

2015年09月27日 | 歴史を齧ってみる

さて、その美穂須々美であるが、

これはいったい、いかなる系譜をもつのか?


高志の国にいた神。意支都久辰為(おきつくしい)の命

その子供のへ(人偏に卑)都久辰為(へきつくしい)の命

その娘

沼奈宣破比売(ぬながわひめ)を娶って、うまれたのが、美穂須々美。

この姫神が座したゆえに、そこを美穂の郷という・・・。


おっと?

高志?これは越の国であろう?

そして、誰と結婚して美穂須々美をうんだのだ?


八千矛・・・と、結婚したというのが、古事記の伝承ですが・・・。

出雲風土記では、おおなもちと結婚したと・・・。


一説によると、「おおなもち」と「八千矛」は同じ人で、

ようは、大国主命ってことになります。

沼奈宣破比売(ぬながわひめ)と大国主命の娘が

美穂にすむようになり、そこを美穂とよぶようになった。

すると・・・・。

美穂崎神社に祭られている

事代主と美穂須々美は異母兄弟の間柄になる。

ところがである。

美穂神社の由緒によると、

美穂津姫神は高天原の高皇産霊命の娘で大国主命の后であるという。

これが、沼奈宣破比売(ぬながわひめ)なら判る。


が、沼奈宣破比売(ぬながわひめ)を美穂によびよせたかというと、

まだ、ちら見でしかないが、どうも、悲しい伝説がのこっているので、

沼奈宣破比売(ぬながわひめ)は、美穂神社のいうところの美穂津姫神ではなく、

やはり、美穂須々美が、美穂津姫であると思える。


と、ここまで書いて思うのだが、

大国主命が「越の国」の沼奈宣破比売(ぬながわひめ)を娶ったいう裏側を思うのである。

歴史を齧ってみる(その1)を読んでくださった事がある人はこのあたりで、

すでにピンときていることだろうとおもうのですが・・・。

沼奈宣破比売(ぬながわひめ)を娶るということは、

なんらかの形で「越の国」の技術などをえるための、一種政略結婚ではなかったか?

じっさい、美穂崎にいくと、国引きをしたという伝承が残っていて

この国引きで、ひっぱったのが北陸と朝鮮半島だったというのだが・・。

地形的に近いから引っ張ったというのは、ロマンがない。

北陸からは越の国の文化・・

朝鮮半島からは憂生は、(スサノオ)ではないかと思っている。

スサノオが韃靼人だったという説を推すわけではないが・・・。

こういう背景を考えた時に思うのは

沼奈宣破比売(ぬながわひめ)を越の国におきっぱなしにして、おくだろうか?

沼奈宣破比売(ぬながわひめ)を出雲につれてきて、丁重に処すということをして、はじめて、

越の国との友好関係というか?

越出友好条約が締結すると思われる。

ところが、大国主命のきさきに「すせり姫」というのがいるわけで、

これが、スサノオの娘であるとされているわけだ。

政治手腕を考えればスサノオには、沼奈宣破比売(ぬながわひめ)が

出雲にくることについては何の異論もなかろう。

ところが、「すせり姫」がなっとくするだろうか?

しないだろうな~~~~~/笑


ひょっとすると、美穂神社には沼奈宣破比売(ぬながわひめ)と大国主命がまつられていたのではないか?

きちんと夫婦として、大事にしていますし、

社をお立てして、沼奈宣破比売(ぬながわひめ)は天津神。

この大国主命は日御碕神社のアマテラスよろしく、天津神である沼奈宣破比売(ぬながわひめ)を守護しております(国津神の様相)

我らは夫婦なのですから、お守りするのも、夫として、横にならびて、片時も離れずお守りしています。

と、いう越の国へのアピールが必要だったのではないのだろうか?


何故そこまで、アピールする必要があったのかという事は今はおいといて、


ところが、これが、ますます、すせり姫にはきにいらない。

で、なんやかやで沼奈宣破比売(ぬながわひめ)を追い出すか?なにかしてしまう。

残された美穂須々美まで、おいだしてしまったら、

越の国といさかいになるのは目にみえているだろう。

そこで、美穂須々美を美穂の地名にするほどにこの地の人になられているし、

変わらぬ守護?崇拝をいたしております。

と、ばかりに美穂神社にほうじた。

ところが、替え玉だとは、おもうのだが、出雲大社に大国主命がまつられ、

大国主命は美穂神社に座していられなくなるわけで、

ここで、事代主が横にすえられる。

事代主についても、初代から~3代天皇の后になる娘の系譜をもっているわけで、

このことから、どうやら、江戸時代に事代主が同座したようなのである。


と、いう推理?をしてみたのだが、

沼奈宣破比売(ぬながわひめ)のほうが、美穂の地にやってきたかなどをもう少ししらべてみたいのと、

何故そこまで、アピールする必要があったのかという事はおいといて、書いたように

まだ、沼奈宣破比売(ぬながわひめ)の重要性をかいていないので、

これもあるし、

沼奈宣破比売(ぬながわひめ)=美穂須々美なのかどうか?

母娘なのか?

実に決め手に欠ける部分なので、もうすこし、調べたいとおもっているので、

まだ、続くぞ、この項は・・。うん。



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