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とりあえず西洋絵画から始めて、現代日本作家まで

有元 利夫

2010-07-28 | 日本人作家

 作家の索引

有元 利夫 1946 ~ 1985 有元 利夫 日本人作家

 

 

 

 アンリ・ルソー『自画像』(1890)


 

 

有元 利夫   ( ありもと としお、1946923日 - 1985224日 )

日本の画家。妻は日本画家、陶芸家の有元容子。

 

 

                                        有元 利夫

 

 1946年 - 岡山県津山市(疎開先)に生まれる。
1953年 - 台東区立谷中小学校入学。在学中から油彩を始める。
1962年 - 駒込高等学校入学。絵の道を志す。
1969年 - 4浪の後東京芸術大学美術学部デザイン科入学。後の夫人・渡辺容子と出会う。
1972年 - 結婚。
1973年 - 電通に就職。デザイナーとして菓子箱や雑誌広告などを手がけつつ個展開催。
1976年 - 退社。芸大の非常勤講師に。
1978年 - 『花降る日』で安井賞特別賞。
1981年 - 『室内楽』で安井賞。
1983年 - 長男誕生。
1985年 - 肝臓癌で逝去。


 イタリアルネッサンス期のジョット、ピエロ・デラ・フランチェスカや、日本の古仏、「平家納経」 などを敬愛し、それら「古典」や「様式」のもつ力強さに惹かれ、影響を受けた。生涯に制作したタブローは400点にみたない。それらは岩絵具や顔料を色材とし、アクリル、膠等の媒剤を用いて、ごく少数の例外を除きみなキャンバスに描かれている。女神を思わせる人物像をモチーフとした作品がほとんどで、雲、花弁、トランプ、カーテン等をモチーフを彩る素材として好んだ。 タブロー以外では、塑像や木彫、版画等の制作に意欲を見せ、水性絵具による素描も残している。 また、バロック音楽を好み、自身でリコーダーの演奏もした。わずかだが作曲も試みている。


卒業制作ではピエロ・デッラ・フランチェスカらの作品を引用しつつ独自のスタイルを探る連作を出品し、作品は大学買い上げとなった。若くして安井賞を受賞し、画壇に華々しく迎えられたが独自のペースで制作を続け、作風にも表立って大きな変化はない。初期には額も自分で制作していた。絵画のほかに素朴な木彫やブロンズも制作した。2001年から翌年にかけて回顧展「花降る時の彼方に」が開催された。


絵画

こもりく(1975)

 


 
花降る日
  116.7×90.9cm  1977

 

望郷(1978)
遥かなる日々(1978)
春(1979)
室内楽(1980)
厳格なカノン(1980)

 「花咲く頃」 1982


ポリフォニー(1982)


 音楽  1982  130.3×162.1


出現(1984)

 

 

出版物

『有元利夫 女神たち』美術出版社 1981年
『有元利夫作品集』美術出版社 1981年
『THE WORKS OF TOSHIO ARIMOTO 1979-1984』弥生画廊 1984年
『一千一秒物語』新潮社 1984年
『有元利夫全作品 1973-1984』新潮社 1991年
( wikipedia より抄出して画像を添付、 )

 

  有元 利夫 「音楽」

 

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