ジャン・オーギュスト・ドミニク・アングル
Jean-Auguste-Dominique Ingres 1780 08 29 - 1867 01 14
19世紀前半に活躍したフランスの画家。当時台頭してきたドラクロワらのロマン主義は、ライバルとして批評家からは語られている。ダヴィッドから新古典主義を継承、古典主義的な絵画の守り手として、描かれることが多い。が、彼は形態(フォルム)の重要さを認識していた。キュービズムの源流が此処にある。
アングルの活躍した時代は、欧州資本主義が完成して、いまから眺め返せば、金融帝国主義として牙を剥いた時代の事。
マルクスが44歳のころ、大英図書館でもくもくと 『資本論』 を書いていた。そして 80歳をこえたアングルは 『トルコ風呂』 に通い詰めて、おっと違った、『 トルコ風呂 』 の絵を描いていた。この猥雑ともいえば 云えてしまう絵が出来上がったのが1862年のこと。
セルビアと云えば、学校教育では有名なお話。セルビア人の青年により、オーストリア= ハンガリー帝國の皇太子が殺害された。これがサラエボ事件。1914年6月のことでした。
それより約半世紀前の 1854年から1856年 に起きた戦争がクリミア戦争。アングルが 『トルコ風呂』 を描く前です。1855年のバリ万国博覧会では、すでに巨匠になっていた彼の大回顧展がひらかれている。
Artiste- Etienne Carjat
(1828 - 1906) - Titre
- Portrait d'Ingres debout
- Chronologie
- 1862
- Technique
- photographie
- Numéro d'inventaire
- MIR 568 bis
参考資料