エリス
(古希: Ἔρις, Eris)
ギリシア神話の不和と争いの女神。
ローマ神話のディスコルディア(Discordia)に相当。
エリス (ギリシア神話) - Wikipedia
神 話
ホメーロスによれば、軍神 アレス の妹で彼に従う。ヘーシオドスによれば、夜の女神ニュクスの娘で不和を好み、口争いや殺人などの種々の災いの母でもある。戦場では血と埃にまみれた鎧を着て槍を持ち、火炎の息を吐く。
女神テティスとペーレウスの結婚式に招かれなかった腹いせに、「最も美しい女神に」と記した黄金の林檎を宴の場に投げ入れ、ヘーラー、アテーナー、アプロディーテー3女神の争いを惹起し、パリスによる裁定(パリスの審判)を仰ぐことになり、トロイア戦争の遠因を作った。
通常、有翼の女性として描かれる。
娘に混沌と争いの女神デュスノミアーがいる。
眠れる森の美女
古い民話・童話の眠れる森の美女は、女神テティスとペーレウスの結婚式におけるエリスの行動にヒントを得ていると言われる。王女の誕生祝いに招待されなかった魔法使いが呪いをかけるという筋立てである。
下の絵は、『エリス』 (部分) の全体部です。