欧州の文化は、海賊とか山賊のたぐいが、力に任せて強奪した。
その略奪によって 成立している。
なので、日本では「拉致」などといえば、極悪非道とその罪は定まっている。ところが、欧米では 「アブダクション (abduction) 」 つまり誘拐とか、レイプ (Rape) を誉めそやすかのごとき、「文化芸術」 がある。
エウロパ(古典ギリシア語: Εὐρώπη, Eurōpē, ラテン語: Europa,英語:Europa )は、ギリシア神話に登場するお姫様の名です。これを古典ギリシャ語では、「エウローペー」と発音するらしいのだが、日本語ではラテン語の音を取り、エウロパが一般的だ。これが地名をさす言葉になって、ヨーロッパと成り。木星の衛星は、お姫様とゼウスの神話と同じように、エウロパと呼ばれている。
(ふつう、日本ではこのような 「粗暴きわまる性犯罪」 を芸術の素材になど 絶対にしない。)
エウロパは、ティルス(Tyrus)のフェニキア王アゲーノールとテーレパッサの姫で、とても美しかった。この姫様を見初めたのが、ご存じ神の中の神様である、ゼウス 様だった。偽計を持ちうるために今度は、素晴らしい牛にわが身を変身させた。
姫は海辺の牧場で花を摘んで遊んでいたのだが、この立派な牛を見て心惹かれてしまった。はじめは怖々と見ているだけだったのだが、そのうちこの牛が優しそうにみえてきた。それで遂に彼女は、このゼウスの化けた牛に乗ってしまった。ところが驚いたことに、この牛は彼女が乗ると、急に走り出した。海の波もなんのその、波濤をこえて着いたところが、クレタ島であった。ここで姫はゼウスの子を産むこととなる。なので、このお話は、アブダクション (abduction) ではなく、表題が レイプ (Rape) つまり"強姦"となっている。