わたしの里 美術館

とりあえず西洋絵画から始めて、現代日本作家まで

ジェローム

2007-10-27 | 作家の記録

作家の索引


ジェローム1824~1904 ジェローム フランスの作家

 

ジャン=レオン・ジェローム

Jean-Léon Gérôme, 1824年5月11日 - 1904年1月10日

フランスの画家で彫刻家としても成功した。歴史画や東方(オリエント地域)を題材にしたものを多く残している。

 

 

 

 

 

                                      

 

 

 

ジーン-レオン・ジェロームは、金細工職人の最初の子として、オー = ド = セーヌ県の ヴズー (Vesoul) に生まれた。父の名は Pierre Gérôme で、母は Claude Françoise Mélanie といい、Vuillemot(商人の娘)だった。

 

 

1841年にパリへ出てポール・ドラローシュ のもとで働き、ドラローシュのイタリア旅行(1844年 - 1845年)にも同伴した。

 
『闘鶏』 1847年、オルセー美術館フランスに戻るとジェロームは『闘鶏』を発表し、この作品で1847年にサロンの銅メダルを獲得した。さらに1848年には『聖母とキリスト』、『聖ヨハネとアナクレオン』、『バッカスとキューピッド』で銀メダルを獲得した。ジェロームは『バッカスと愛、酔い』、『ギリシアの室内装飾』、『イタリアの思い出』を1851年に発表。『パエストゥム』を1852年に、『田園』を1853年に発表した。

1854年にジェロームはオスマン帝国とドナウ川沿岸を旅行した。1855年の万国博覧会のために『羊飼い』、『ロシアの音楽会』、そして大カンバスに描いた『アウグストゥスの時代』と『キリストの誕生』などを出品した。最後のものは卓越した能力が認められて、国が買い上げた。

1857年にはエジプトを訪問した。同年のサロンに『二部作、仮面舞踊会の後』、『砂漠を横切るエジプトの新兵』、『マノンとシストリス』と『水を飲むラクダ』などを出品、人気を得る。

1859年の『カエサル』においてジェロームは困難な画業への回帰に挑んだ。しかし、作品は公衆の歓心を得るのに失敗した。

『法廷のフリュネー』、『カンダウレス王』と『アスパシアの家で、アルキビアデスを見つけるソクラテス』(1861年)は題材が理由となってスキャンダルを起こし、ポール・ド・サン・ヴィクトール(w:en:Paul Bins, comte de Saint Victor)とマキシム・デュ・カンから非難される結果となる。同じサロンに彼は『藁を切り刻むエジプト人』と『エッチングを制作するレンブラント』という2つの完成された作品を展示した。

Bathsheba バテシバ

ジェロームの白眉といえる作品は東方を題材にしたもの、たとえば『トルコの囚人とトルコの刑吏』(1863年)、『祈る人』(1865年)、『 奴隷市場 』 (1867年) 、そして『ハレムからの逃走』などである。また、彼はよく歴史を題材にもした。『ルイ14世とモリエール』(1863年)と『ネイ提督の死』(1868年)がそれである。

 

Grande Piscine de Brousse 【ジェローム】1885 此処をクリックすると、ジェロームの『奴隷市場』に関連する記事を見ることが出来ます。

ジェロームはまた彫刻家としても成功した。作品の中には『オンファール』(1887年)、シャンティリー城の前に立っているアンリ・ドルレアンの彫像(1899年)、ロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツに展示されている『Bellona』(象牙、金属、その他貴重な石でできている)、金・銀・貴金属が使われている『ナポレオンのカイロ入城』(1897年)、『タメルラン』(1898年)と『フリードリヒ大王』(1899年)という一連の「征服者」を題材にした興味深い作品を制作し始める。

ジェロームは1865年にフランス学士院のメンバーに選ばれた。

 

   Gérôme painting "Thirst - Tigress and Cubs"

 (photograph c.1899)

 

カンダウレス【ジャン=レオン・ジェローム】 
 カンダウレス 神仏や 神話の人物

 

 

Baigneuses 浴女 nouvelle photo de Corinthe【わたしの里美術館・作品】 Nu【ジェローム】
 
 
 

Tiger on the Watch 見張っている虎【わたしの里の美術館・作品】ジェローム 見張っている虎 ジェローム

Tiger on the Watch 見張っている虎
circa 1888
 

 

  レオン・ジェローム《The End of the Siting》

 

 

 

 ヴァシーリー・ヴェレシチャーギン 1842 ~ 1904
わたしの里 美術館    わが郷 HOME 

 

 

 

 

 

 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。