2006年1月27日、東京・六本木ヒルズ森タワーを下から見上げる。株式会社ライブドアはこのビルの38階に入っている。
僕が本ブログで人名を挙げるさいは、その人の姓名とともに、その人が所属している企業・団体などがあればそれをカッコ書きで付記するようにしているのだが、基本的には記事を投稿する日現在の状況で判断している。
ただ、今月は各種報道を見ればわかるとおり、そういった所属の大きな変動がいくつかあった。その代表的な事例として、プロサッカー選手の小野伸二と、“ホリエモン”の愛称? がすっかり定着した堀江貴文を挙げてみる。
まず小野伸二だが、今月、それまでに所属していたオランダのフェイエノールトから、2001年7月にそこに移籍する前まで所属していたJ1チーム・浦和レッズ(正式名称「浦和レッドダイヤモンズ」の略称)に戻り、先週26日に浦和と3年間の正式契約を結んだ。埼玉県民の僕としては10年以上前から、それこそJリーグ開幕当時は最下位を独走? していて、「Jリーグのお荷物球団」などと揶揄されていた頃から見守り、常にひいきにしているチームの朗報だから、もちろん嬉しいことは嬉しい。ただ小野の場合、年齢的にもまだまだ外国のチームでやれるはずだから日本に帰ってくるのはまだ早いよ、とも思う。まあ、今年6月にドイツで開催されるワールドカップに万全の状態で出場するための帰国となったわけで、とりあえず3年間は契約しているが、その後は再び外国のどこかのチームから良い条件で声がかかれば、おそらく1年以内に再び浦和を離れる可能性は多分にあるだろう。だから今回の契約を両手放しで大喜びはできないんだよな。
とはいえ、小野が加入したことで今年の浦和の戦力はより増大し、チーム内の競争も激化し、リーグ戦、ヤマザキナビスコ杯、天皇杯のいずれかと言わず、これらにすべて勝つという「3冠達成」ももはや夢ではない状況になってきたため、やはり小野に対する期待は大きい。んー、ブッフバルト監督は小野をどう使うのだろうか? とチーム運営関係者のみならず、スタジアムで赤色のレプリカユニフォームを着て喉が枯れるくらい応援に力を入れる熱狂的浦和レッズサポーター、略して“レッズサポ”も嬉しい悩みを抱える1年になりそう。昨年は浦和レッズの試合を(親善試合も含めて)4回観に行ったのだが、今年は何試合観に行けるかな? 小野が再び移籍するまでに何度かはちゃんと見ておきたいよな、と僕も多くの浦和びいきもんと同様の心理で今季のJ1開幕を迎えることになる。
そしてもうひとつの事例としての堀江貴文のことも気になる。
各種媒体で連日報道されているとおり、先週23日に逮捕され、肩書も「社長」から「前社長」になり、東京拘置所にいる現在は「容疑者」とも言われる。今年の前半は肩書というか呼び名がコロコロ変わりそうだな。
僕は「人の心はカネで買える」という名言というか迷言? には違和感があるため当然、拝金主義的な堀江は基本的に嫌い。だが、Tシャツにジーンズというあの出で立ちと、何を考えているのかようわからんふてぶてしさとぶっきらぼうな物言いは(まあこれは僕も似ているところがあるのであまり深くは言及できないが)、合法か違法かは置いておいて時代の流れを読む力は凄いな、とも思う。起業を目指す彼より下の年代の若者にかなりの刺激を与えたことは日本経済的には良いように評価できる。
堀江は高校時代、実家のある福岡県八女市から高校のある久留米市までの片道15kmだか20kmだかの距離を毎日自転車通学していたり(聞くところによるとロードレーサーらしいね)、パソコンを買うために新聞配達のアルバイトに精を出していたりしたそうだが、そこまでの人間臭いというか人間として健全なことを過去に経験しておきながら、よく人の心をカネで~、なんて言って、しかも年間の維持費が1億円近くかかるプライベートジェットに手を出すまでに豹変したな、と基本的には嫌いな人物ではありながらもやけに気になる。カネだけでそこまで変わるもんかね。
僕も自転車が大好きで、2002年秋に自転車で九州を縦断する旅をしたさいに八女と久留米も経由したので、彼の当時の通学風景は容易に想像できる。僕の普段からの持論に、
「人力移動(徒歩や自転車などの動力に頼らない移動)にこだわっている、もしくは積極的に楽しんでいるヤツに悪いヤツはいない」
というのがあるのだが、毎日10km以上走っていた堀江も根っからの悪ではないはずだ、という思いはある。片道7、8kmはよく聞くけど、高校生時分で2ケタの距離は結構凄いと思う。ホントに。まあこれは心底自転車を愛していると言うよりは、福岡県内でも屈指の進学校に通っていたという自尊心からくる頑張りだったのかもしれないが。
話は戻って、今後の堀江の立場とライブドアまわりの捜査の展開はどうなるかはまったく予想できないが、それらが(何年かかるかはわからないが)落ち着いたら、堀江にはいまだに実家に廃棄せずに取っておいてある自転車で、人の心を取り戻すための自転車旅に出てもらいたい、と切望する。東京・六本木ヒルズから昨夏の選挙活動でお世話になった広島6区を目指すのでもよいが、日本一周くらいの壮大な旅をぜひやってもらいたい。MONGOL800の歌ではないが、このような野ざらし状態で人間の本能というか潜在能力を最大限に発揮しながら移動するような濃い旅をして、これまでよりもたくさんの他人のやさしさに触れれば、人の心も自分というひとりの人間の存在の小ささも身にしみてよくわかるだろうよ。僕も旅先ではそれをほぼ毎回痛感しているからよくわかる(ただ、あえて「自分探し」の旅をしているわけではないけど)。
まあとにかく、2006年1月は良くも悪くもこのふたりの動向が気になったのであった。こういうのを見ると、今年は世間の様々な物事が変化を遂げそうな予感がある。今年からブログを始めた僕にも何か大きな変化は起こるのかな?
僕が本ブログで人名を挙げるさいは、その人の姓名とともに、その人が所属している企業・団体などがあればそれをカッコ書きで付記するようにしているのだが、基本的には記事を投稿する日現在の状況で判断している。
ただ、今月は各種報道を見ればわかるとおり、そういった所属の大きな変動がいくつかあった。その代表的な事例として、プロサッカー選手の小野伸二と、“ホリエモン”の愛称? がすっかり定着した堀江貴文を挙げてみる。
まず小野伸二だが、今月、それまでに所属していたオランダのフェイエノールトから、2001年7月にそこに移籍する前まで所属していたJ1チーム・浦和レッズ(正式名称「浦和レッドダイヤモンズ」の略称)に戻り、先週26日に浦和と3年間の正式契約を結んだ。埼玉県民の僕としては10年以上前から、それこそJリーグ開幕当時は最下位を独走? していて、「Jリーグのお荷物球団」などと揶揄されていた頃から見守り、常にひいきにしているチームの朗報だから、もちろん嬉しいことは嬉しい。ただ小野の場合、年齢的にもまだまだ外国のチームでやれるはずだから日本に帰ってくるのはまだ早いよ、とも思う。まあ、今年6月にドイツで開催されるワールドカップに万全の状態で出場するための帰国となったわけで、とりあえず3年間は契約しているが、その後は再び外国のどこかのチームから良い条件で声がかかれば、おそらく1年以内に再び浦和を離れる可能性は多分にあるだろう。だから今回の契約を両手放しで大喜びはできないんだよな。
とはいえ、小野が加入したことで今年の浦和の戦力はより増大し、チーム内の競争も激化し、リーグ戦、ヤマザキナビスコ杯、天皇杯のいずれかと言わず、これらにすべて勝つという「3冠達成」ももはや夢ではない状況になってきたため、やはり小野に対する期待は大きい。んー、ブッフバルト監督は小野をどう使うのだろうか? とチーム運営関係者のみならず、スタジアムで赤色のレプリカユニフォームを着て喉が枯れるくらい応援に力を入れる熱狂的浦和レッズサポーター、略して“レッズサポ”も嬉しい悩みを抱える1年になりそう。昨年は浦和レッズの試合を(親善試合も含めて)4回観に行ったのだが、今年は何試合観に行けるかな? 小野が再び移籍するまでに何度かはちゃんと見ておきたいよな、と僕も多くの浦和びいきもんと同様の心理で今季のJ1開幕を迎えることになる。
そしてもうひとつの事例としての堀江貴文のことも気になる。
各種媒体で連日報道されているとおり、先週23日に逮捕され、肩書も「社長」から「前社長」になり、東京拘置所にいる現在は「容疑者」とも言われる。今年の前半は肩書というか呼び名がコロコロ変わりそうだな。
僕は「人の心はカネで買える」という名言というか迷言? には違和感があるため当然、拝金主義的な堀江は基本的に嫌い。だが、Tシャツにジーンズというあの出で立ちと、何を考えているのかようわからんふてぶてしさとぶっきらぼうな物言いは(まあこれは僕も似ているところがあるのであまり深くは言及できないが)、合法か違法かは置いておいて時代の流れを読む力は凄いな、とも思う。起業を目指す彼より下の年代の若者にかなりの刺激を与えたことは日本経済的には良いように評価できる。
堀江は高校時代、実家のある福岡県八女市から高校のある久留米市までの片道15kmだか20kmだかの距離を毎日自転車通学していたり(聞くところによるとロードレーサーらしいね)、パソコンを買うために新聞配達のアルバイトに精を出していたりしたそうだが、そこまでの人間臭いというか人間として健全なことを過去に経験しておきながら、よく人の心をカネで~、なんて言って、しかも年間の維持費が1億円近くかかるプライベートジェットに手を出すまでに豹変したな、と基本的には嫌いな人物ではありながらもやけに気になる。カネだけでそこまで変わるもんかね。
僕も自転車が大好きで、2002年秋に自転車で九州を縦断する旅をしたさいに八女と久留米も経由したので、彼の当時の通学風景は容易に想像できる。僕の普段からの持論に、
「人力移動(徒歩や自転車などの動力に頼らない移動)にこだわっている、もしくは積極的に楽しんでいるヤツに悪いヤツはいない」
というのがあるのだが、毎日10km以上走っていた堀江も根っからの悪ではないはずだ、という思いはある。片道7、8kmはよく聞くけど、高校生時分で2ケタの距離は結構凄いと思う。ホントに。まあこれは心底自転車を愛していると言うよりは、福岡県内でも屈指の進学校に通っていたという自尊心からくる頑張りだったのかもしれないが。
話は戻って、今後の堀江の立場とライブドアまわりの捜査の展開はどうなるかはまったく予想できないが、それらが(何年かかるかはわからないが)落ち着いたら、堀江にはいまだに実家に廃棄せずに取っておいてある自転車で、人の心を取り戻すための自転車旅に出てもらいたい、と切望する。東京・六本木ヒルズから昨夏の選挙活動でお世話になった広島6区を目指すのでもよいが、日本一周くらいの壮大な旅をぜひやってもらいたい。MONGOL800の歌ではないが、このような野ざらし状態で人間の本能というか潜在能力を最大限に発揮しながら移動するような濃い旅をして、これまでよりもたくさんの他人のやさしさに触れれば、人の心も自分というひとりの人間の存在の小ささも身にしみてよくわかるだろうよ。僕も旅先ではそれをほぼ毎回痛感しているからよくわかる(ただ、あえて「自分探し」の旅をしているわけではないけど)。
まあとにかく、2006年1月は良くも悪くもこのふたりの動向が気になったのであった。こういうのを見ると、今年は世間の様々な物事が変化を遂げそうな予感がある。今年からブログを始めた僕にも何か大きな変化は起こるのかな?