25日、前日のマラソンで全身そこそこ疲れているというのに、最近フリークライミングにも目覚め始めた野宿仲間数名が神奈川県横須賀市にある、フリークライミングのゲレンデとして有名な鷹取山で遊ぶ、という情報が僕にも流れてきてぜひ来てね、とお呼びがかかり、渋々行くことになった。ホントは溜まっていた本や雑誌でも読みながら安静にしていようと思っていたのだが。
大学時代は主に登り方の上手い人を見て勉強するために数十回通った、多いときは毎月通っていたくらいに見慣れた場所なのだが、最近はなんかご無沙汰で、実に2年ぶりの再訪であった。近年は岩登りの練習をするにも僕にとっての近場の埼玉県は飯能の日和田山に行くことが多いし。
で、僕は前日のマラソンで下半身、特に股関節が痛いのでまったく使い物にならないし、それ以前に基本的に身重であるため、そんなには登らず、というか登れずに、自然の岩場はほぼ初体験の仲間ばかりがいるところを彼ら彼女らがトップロープで登るときの確保者(ビレイヤー)兼デジカメ記録係として行ったわけ。
しかも、先の3連休は連日晴れていてこの日も良い天気で、ほかにもトップロープによる講習会が電光クラックや竹本フェイス(写真左側中央)などでちらほら行なわれていたり、20人以上の団体や家族連れでハイキングに訪れる人も多く、なんかえらい混みようであった。
知っている人は知っているが、このただの石切場!? に相変わらずこんなに人が集まるというのもよく考えると凄いことだな。まあたしかに展望台からの富士山や横須賀・浦賀方面の眺めは良いこともあってそんな眺望を楽しむことや昼寝をしに来るだけでも楽しめるところなので、クライマーのみならず一般の方にも人気はいまだ衰えず、ということが久々に確認できただけでもよしとするか。
一応、クライミングシューズも持参してボルダリングもちょこっと試してみたのだがやはりまったく登れず、毎度のことながら他人よりも余計な荷物(脂肪)が多いことに自分で自分に怒り、嘆き、そしてくよくよする。
ただ、9~10月の計4回の沢登りを経て、岩を登る力も改めて付けなきゃいかんよなあ、ということを痛感したため、トップロープも行ける10mm以上のシングルロープを近々新調して、学生のときのようにここや日和田山、それに最近流行りの人工壁で再び練習しようかなあ、とクライミング熱が再燃し始めた。
そこで先日、いくつかの登山用具店にそのロープの下見に行ったのだが、価格は1万5000~2万5000円くらいと昔と大差ないが、最近は軽量化が進んでいて、シングルロープでも11mmというのはほとんどなく、10~10.5mmが主流のようだ。なかには9.5mmでシングル使用という、9mm以下のダブルロープに近い細さのものも出てきているのね。それに、その軽量化によって長さは一般的な50mよりも長い60mのものが増えてきたり、逆に人工壁やショートルート専用の30mや40mのものもあり、種類が用途によって細分化されてきているのね。道具類は年々進歩しているのか。ふむふむ。
でも、人工壁ならともかく、自然の岩場でちゃんと登りたいときは確保者が必要だからなあ。誰か、体重85kg以上の僕を確保してくれるという奇特? な方はいませんか?(できれば体重差20kg以内が望ましいので、体重65kg以上の方がいいなあ) 器具はなんでもよいです。もちろん、昔ながらのエイト環でもかまいません。トップロープであれば、僕は持っていないけど(10~11mmのシングルロープ専用の)ぺツル・グリグリがあると助かるかなあ。とりあえず、最近購入したブラックダイヤモンドのATCガイド(溝が付いてこれまでのATCよりもちょこっと抵抗が強まるやつ)であれば貸し出せます。といっても、僕が登れるのは電光クラック程度のレベル(しかも辛うじて)ですが。
乞う、確保者。