タイトルどおりなのだが、普段は主に池袋西口店、新宿店、銀座店と東京都内の店舗をよく冷やかして、たまに買い物もしている、僕は大学1年のときに初めて訪れた(現在の場所へ移転する前の、まだ店名が「コージツ」の頃の)新宿店から始まって今月までに20年ほどお世話になっている好日山荘が今年で創業90周年だそうで、おめでとうございます。
今後もポイントカードありきの買い物でお世話になります。
で、今月の14日(土)と15日(日)の2日間の日程で、東池袋のサンシャインシティでこれを記念した「Mt.FESTA2014」という催しがあり、体調を整えて2日とも覗きに行ってきた。会場が普段から行き慣れた場所だったのは幸い。まあ15日のほうは、午前にW杯の日本対コートジボワールを観ていたので午後からだったけど。
主な目的は、出展のブースを覗いたりステージイベントを聴いたりということもあるが、来場者を観察しながら最近の登山者およびこれから登山を始めようかと検討中の人たちの動向を探ることもあった。
「事前予約」で今回の催しの限定品のバンダナを獲得するとか、各日の最後のイベント「お楽しみ抽選会」で何か欲しい、という物欲も多少はあったが(抽選会は両日ともに大ハズレだった……)、やはりこの催しにかかわる言わば登山のプロである出展者や登壇者、それに(登山業界人ではない?)アマチュアというか一般の目線で参加する人たちの雰囲気を掴みたかったわけで。
ウェブサイトで当日の様子が写真で軽く報告されているが、僕はいくつかのイベントを除いてほとんどのイベントとブースを覗き、最近の好日山荘まわりの事情はよくわかった。
実はそのなかで特に楽しみにしていたのは各日の登場順で言うと、鈴木みき、花谷泰広、四角友里、の三氏のステージイベントであった。
まあ三氏ともにここ数年の他所で催されたトークイベント的なものはそれぞれ2回ずつ聴いているが、もっと一般向けにはどんなネタを用意して臨んだのか、それに会場へ聴きに来るのはどんな客層なのかを把握できて良かった。
2日に分けてそれぞれの出番のあとに、昨年末の読書ネタでも触れた鈴木氏の『鈴木みきの山の足あと』(山と溪谷社)と四角氏の『一歩ずつの山歩き入門』((エイ)出版社)を持参していたのでサインをもらい、サインついでに、同じ埼玉県民の四角氏とは数年前の別の催しで少し喋ったことはあるが、鈴木氏とは今回初めて著書に関する少し突っ込んだ話もできた。約14年前の山と溪谷社の雑誌の登山取材モデルデビューしたての頃から活躍ぶりは知っているが、実際に話すとやはりここ数年で立て続けに出版している山マンガのとおりに独特の間を持っていて面白い方だった。
また花谷氏とも、アンバサダーを務めるパタゴニアのブースにいたところを捉まえて挨拶がてらの少し細かい話も3回目にしてようやく初めてできた。ホントは三氏ともに立ち話では済まないくらいに(不躾なことも含めて)訊きたいことはたくさんあるのだが、まあ今後もどこかしらで接触する機会はあるだろうからそれは追々ということで。
ほかにも、14日の午後にザ・ノース・フェイスのブースで当日告知で、ここがサポートしているクライマーのひとりの中嶋徹のトークイベントもあって短時間だが聴けたのは幸運であった。僕個人的には昨秋の東京国体・山岳競技の長野県代表としての決勝の活躍が記憶に新しいが、今後は国内の開拓に力を入れるそうで。
それから、4月に始まって放送分はここまですべてチェックしている『山のぼり☆大好き』の出演者も会場内でちらほら見かけ、14日のほうは撮影もしていたので、番組の近々の放送でこの催しを紹介するのだろうね。
そんな感じで、いちミーハー登山者としては登山業界の有名人とも直接触れることができて満足、そして眼福でもある2日間だった。
そんなスバラシイ機会を作ってくれた好日山荘に深く感謝したい。
ますますの発展を期待します。今後もよろしくお願いします。