思考の7割と収入の3割を旅に注ぐ旅人の日々

一般的には遊び(趣味)と見下されがちな「旅」も、人生のなかでやるべき「仕事」である、という気概で旅する旅人の主張と報告。

何度訪れてもスバラシイ、勝連城跡

2008-10-31 15:30:58 | 自分の旅話(非日常)

拙著『沖縄人力紀行』(彩図社刊)の中盤でも触れているが、僕は常々、沖縄県内で最も良い眺望を楽しめるのが本島東部の与勝半島と海中道路周辺、と思っている。
今回もこの地域を3年ぶりに再訪して、改めてホントに良い場所ですなあ、と溜め息混じりにしみじみ思う景色に出合えた。

そのひとつが上の写真にもある、2000年12月から世界遺産に登録されている勝連城跡(グスク)で、拙著にある2002年4月の自転車ひとり旅の途上でも立ち寄ったここを登っての夕景・夜景を、今回は浜比嘉島帰りの野宿仲間2名とともに再訪し(僕はここに行くのは4回目)、景色を堪能した。
ここからの眺めは同行者にも好評で、普段はあまり積極的に写真を撮影しない彼らも携帯電話でしっかり撮影していた。

ホントにおすすめの場所なので(しかも特に夕刻)、今後もこの眺めをより多くの方と分かち合いたい。ひとり占めはもったいないかも。

沖縄野宿の日々

2008-10-30 10:00:18 | 自分の旅話(非日常)

22日からの沖縄県内滞在は今日で9日目で、その8泊のうち5泊が野宿、3泊がテント泊。

前者の(テントなし)野宿は毎日場所を変えて行なっているが、今回はいつになく良い場所を発見できて存分に楽しめている。
風がある程度吹けば蚊も飛ばされて快適で、気温も朝晩でも20度を下回ることもなく、終日半袖で行動できるくらい。

後者は、すべて浜比嘉島東部の浜辺で許可を得て行ない、そこは水もシャワーも使えて快適であった。
海が目の前にあって気楽に泳げるし(滞在中に1時間だけ泳いだ)、焚き火もできるし、雨が降らなければ最高。事前に心配されたハブにも一度も遭わず、まさに極楽の寝場所であった。

10月の沖縄県って意外に暖かくて野宿しやすいではないか、とまた新たな情報が加わった(こんな野宿情報、要りません?)。

滞在最終夜の今夜もどこかで野宿だが、どこにしようかな。今日も好天で、どこで寝ても問題ないっす。

目指せ、浜比嘉島

2008-10-24 23:00:27 | 自分の旅話(非日常)
今回、沖縄県に来ている最大の理由は、本島東部の与勝半島から海中道路を渡ってさらに東に進んだ浜比嘉島で、明日から開催される地平線会議の大々的な催しに参加するため。詳細はウェブサイトを参照のこと。
ちなみに、浜比嘉島に行くのは3年ぶり2回目。

すでに島にはスタッフが十数人入っていて準備に追われているそうだが(普段親しい野宿仲間も数人行っている)、僕は個人的にやるべきことを済ませながら、明日の昼頃に島に入るのだ。

でも今すでに、島まであと約15kmのところまで近付いてはいる。そんな距離を残しながら今宵は野宿なのよね。というか、22日(水)に沖縄県入りしてから3日連続で野宿なんだけど。

さて、明日以降はどんな展開に巻き込まれるのか。楽しみ。

1年半ぶりに沖縄県

2008-10-22 07:45:51 | 自分の旅話(非日常)
突然だが、今日の午後から10日間ほど、沖縄県を再訪する。
ホントはもっと早めに再訪できるかと思っていたが、経済的な問題も依然あるしねえ。

でも、今回は「旅」というのほほんとした感じではなく、拙著『沖縄人力紀行』(彩図社刊)に関すること・関しないことひっくるめていろいろとやるべきことがあり、出発前からてんぱっている。いつも沖縄旅の出発前夜は支度が完了しているものだが、今回はまだ荷物のパッキングもできていない。どうしよう。
しかも向こうはまだ最高気温が29~30度らしいから、やはり半袖で行けるのか。でも以前、11月に行ったときに朝晩は肌寒かった記憶もあるしなあ。衣類の選択に悩む。

沖縄県でのできごとの詳細はあとでまた簡単に報告する、かもしれない。
ああでも、向こうから少し更新するかもしれない。
本島周辺の島もいろいろ行きたいのだが、時間あるかなあ。
ではまたー。

旅する本屋「放浪書房」と合同路上販売してみた

2008-10-21 08:00:50 | その他趣味

昨日の午後、旅する本屋「放浪書房」と東京都渋谷区内で合同路上販売をしてみた。これは半年前から話があって、昨日ようやく実現。

だが、呼び込みをしてガツガツ商売する感じではなく、商品を広げて旅話を中心にダベりつつ道行く人々を眺める時間が長かった。こんな感じなんだ、路上販売って。

今回は放浪書房店主・とみー氏のほかに、この様子をヒッチハイカーのたびたろう氏が密着取材して、さらに『野宿野郎』の伝道師氏が来襲して、4人で旅の安宿的な緩い雰囲気のなか、終始まったりしていた。

肝心の売り上げは、僕は計1000円で、しかも仲間内の3人からのお買い上げのみ。放浪書房は逆に道行く人からも含めて僕の2倍以上売れていた。ゲリラ的出店の現実はこんなものか。
なお、1000円の儲けでも昼食と夕食で計1140円出費したため、結局は140円の赤字。なんだかなあ。でも面白かったから、まあいいか。

突然ですが、東京都は渋谷駅付近で路上出店中

2008-10-20 17:30:03 | その他趣味
コトの経緯と詳細はまた後日にするが、今日の13時頃から「放浪書房」と合同で、原宿・渋谷界隈で拙著『沖縄人力紀行』(彩図社刊)とその他旅関連の古本の路上販売を敢行している。

で、現在、JR渋谷駅から徒歩5分ほどのところで、住所で言うと渋谷区神宮前6-19-12で出店中。ちょうど渋谷駐車場の反対側の歩道で、遊歩道の“キャットストリート”の入口あたり。

各方面からのお咎めがなければ、しばらくここで続けるつもり。僕の連絡先を知っていてこの詳細を知りたい方は、連絡くださればすぐに回答します(このあと移動する可能性もあるため)。

お暇なら、来てよね。

テレビドラマきっかけのサバカレー

2008-10-18 20:00:20 | カレー

1996年にフジテレビ系列で放送された浅野温子主演のドラマ『コーチ』は、閉鎖寸前の缶詰工場をサバカレーを開発して立て直す、という話であった。これまでのフジのドラマではベスト10に挙げられるくらいに好き。今考えると、君塚良一による脚本で話の流れもしっかりしていたしね。

で、これがきっかけでドラマのロケ地だった千葉県銚子市の川岸屋水産がのちにホントにサバカレーを作り、販売している。買い置きしておいたこれを、今週初めて食べてみた。
ルウは甘口で、日本のカレーらしい家庭的なトロ味があり、さらにじゃがいもとにんじんが1cm角の大きさで入り、主役の鯖もいくつか入っていた。缶詰用の加工のためかやや硬かったが、独特の臭みはきちんと取れてカレーの味が馴染んでいて食べやすい。“シーフード入りカレー”という感じ。

写真の400g缶は2人分だが、カレー偏愛者は1食で余裕で食べられる量ですな。

「アルゴリズムたいそう」メモ

2008-10-17 23:25:27 | その他趣味
またNHK教育テレビ『ピタゴラスイッチ』ネタ。
「アルゴリズムたいそう」の歌詞も知ったので、メモ。


こっちむいて ふたりで まえならえ
あっちむいて ふたりで まえならえ ×2

てをよこに あら あぶない
あたまをさげれば ぶつかりません

てをよこに あら あぶない
あたまをさげれば だいじょうぶ

ぐるぐるぐる ぐるぐるぐる
ぐーる ぐる         ×2

ぱっちん ぱっちん ガシン ガシン ×4

すって はくのが しんこきゅう ×2


特にサビ? の「ぱっちん ぱっちん ガシン ガシン」が好きで、最近は外出中にも誰もいない場所で振り付けをひとりでやってみたりする(傍から見ると怪しい)。今度、誰かと組んでやりたいなあ。

ちなみに、放送は毎週水曜日に15分間のフルサイズよりも、平日朝に5分間の「ミニ」で小出しするほうが好き。

なんと、母校で椎名誠を招くとは

2008-10-16 08:00:16 | 他人の旅話

今月、僕の母校(立正大学)で、東京都・品川区教育委員会との共催で文学部公開講座を5週連続で実施している。今年は「旅 -日常と非日常-」という僕好みの主題で、昨夜の3回目がなんと作家の椎名誠だった。これは万難を排して行かねば。

2時間の講演の題目は「辺境の食卓」で、北極圏でカリブーの胃袋を食べたとか、ホワイトボードを使ってアナコンダの生態を図解したりとかいう椎名さんらしい“ゲテ食”話に、年配の方が多い聴衆からも度々笑いが起こっていた。
ほかにも、日本の水洗トイレのせせらぎ音は不要、お骨仏(おこつぼとけ)が普及してほしい、携帯電話の問題で先日ドコモショップに初めて行った、など、食とは無関係の話も含めて多岐にわたっていた。雑誌連載で再現するかなあ。

ちなみに「日常と非日常」については、旅人が非日常の場に行く・入ることは「異文化同士のタタカイ」と表現していた。なるほど。

谷根千の「秋も、一箱古本市2008」に行ってきた

2008-10-13 12:00:28 | その他趣味

僕は今年と昨年の春に2回出店している東京都は“谷根千”の不忍ブックストリート・一箱古本市だが、秋も「不忍ブックストリート青秋部」の主催でしっかり開催されている。今年の開催は昨日で、午後に覗きに行ってきた。秋のほうは初めて。

毎秋、箱の数は春の100箱から50箱程度に減らし(今年は52箱)、出店場所である「大家さん」も今回は寺の境内とマンションの軒下という計3か所で春よりは小規模だが、秋晴れで春と同様の結構な人出であった。特に光源寺(上の写真)は、ほかのフリーマーケットと共同開催で最も賑わっていたな。
あとは、宗善寺で出店した『野宿野郎』の箱も冷やかしに行き、最新刊の6号の売れ行きも確認した。

秋は春よりも出店時間が1時間長いぶん商機も広がるため、今後、秋の出店も検討しようかな。

70歳まではお互いに好きなことをやる、という約束

2008-10-11 20:00:18 | 他人の旅話
昨日触れたテレビ『人生の楽園』を観た。“も~さん”ほどの歳で自転車を5台乗り分ける人はいても、ICI石井スポーツの定番テント「ゴアライト」を使う人は珍しいか。良い選択。

最も膝を打ったのは、早期退職して退職金を奥様と二分して、「70歳まではお互い好きなことをやる」と決めてそれぞれ旅とキルト創作に傾倒していること。これは相当の信頼関係がないと困難なはず、と感心。近年は「熟年離婚」も増えているし。

も~さん夫婦よりはちょい歳上のウチの両親と比較すると、退職金はゼロに等しい(フリーの仕事だったため)、孫がいない、海の幸に乏しい、ゲストハウスの運営よりも自分が旅したい、近年の旅は人力よりも公共交通を多用、か。国内で地に足の着いたも~さんに比べ、ウチは“冥土の土産”的な諸外国への旅ばかりだからなあ。まあどちらもこの年代にしては活動的ではあるけど。
も~さんの手法、ひとつ勉強になった。

も~さん、いよいよ全国放送へ

2008-10-10 07:00:15 | 他人の旅話

関東圏では11日18時からテレビ朝日系列で放送の『人生の楽園』という番組で、北海道函館市でゲストハウス「自遊旅」を運営中の通称“も~さん”こと、毛利剛氏が登場する。

数年前から函館に旅好きのおっちゃんがいる噂は小耳に挟んでいたが、そのも~さんを初めて認識したのは2005年出版の『東北自然歩道を歩く』(田嶋直樹、無明舎出版刊)だった。
そんななか昨夏、青森ねぶたの跳人参加でも~さんと数年来の付き合いのある野宿仲間の影響で、僕もねぶたサマーキャンプ場(写真参照)で彼と初めて対面し、一緒に鍋も囲んだ。

自転車以外にも競技スキーや登山やカヤックなど、野遊びの経験は豊富。こういう活動的な年配の旅人が増えると高齢化が年々進む日本もより華やかになるのにねえ。そのヒントが今回の放送に詰まっている、はず。

拙著『沖縄人力紀行』の模索舎での取り扱いは終了

2008-10-09 23:55:25 | 拙著の情報
拙著『沖縄人力紀行』(彩図社刊)の販売で発売当初の約2年前からお世話になっていた東京都新宿区の書店「模索舎」での取り扱いが、今日精算しに行ったことで終了した。一昨年に2冊、そして昨年に2冊、の計4冊を納品したが、結局売れたのは1冊のみで残りの3冊は返品となった。

うーむ、この書店は沖縄関連の出版物が多いので結構いけるかもと思ったが、ミニコミや社会問題を扱う自主制作出版物が主体のなかで苦戦した。今後の納品の継続もできずに非常に残念ではあるが、仕方ない。切り替えて、販売はほかの場で挽回してやるー。

なお、この書店、現在流通しているのかいないのか判然としない『野宿野郎』6号の数少ない取り扱い店なのだが、今日17時現在で44冊平積みされていた。おそらく50冊卸して今日までに6冊売れた、という状態か。
「未完成・穴あき版」という問題アリのこの初版、ちゃんと売れるのかなあ。

拙著『沖縄人力紀行』の図書館追加情報(東京都内)

2008-10-08 13:00:48 | 拙著の情報
拙著『沖縄人力紀行』(彩図社刊)の全国の図書館への導入状況確認の続き。

最近発見したところでは、以下の図書館にもある。

東京都
・練馬区立練馬図書館

導入ありがとうございます。
東京都内の全図書館への宣伝はすでに終えているので、今になってというのはおそらくこれは知人か、もしくは5月の不忍ブックストリート・一箱古本市または7月のフリーマーケットで拙著もしくはこのチラシをご覧になった方がリクエストしてくださったのではないかと。

これで拙著が導入された図書館数は計38館となった。まだまだ足りない。今後ももっと宣伝を続けないと。先日、久々に版元に拙著の在庫数を確認したらそんなに減っていない(つまり売れていない)ようなので、ちょっと凹んだから。

が、凹んでばかりもいられないので、今後はフリーマーケットでの手売りを強化していくつもり。12月にも近場で出店を検討中。

2年連続のムケシ沢右俣、女子の沢登りで運動能力の高さに舌を巻く

2008-10-06 08:00:06 | 登山

昨年同時期に東京都・南秋川のムケシ沢右俣に単独で沢登りに行ったが、昨日も1年ぶりに再訪した。今回は野宿仲間2名と。
うち1名が沢登り初体験の女子だったが、一度だけ縦走登山を一緒したもののヴァリエーションルートはどうなんだ? 今の時期は寒いし、と心配だったが、そんな不安を一蹴する身軽な登りで驚いた(足はわらじ)。最近かかわっている野宿仲間の運動能力は総じて高い。

この沢、相変わらずの倒木の多さと水量の少なさによって一般的な沢らしい愉しみ(ゴルジュとか泳ぎとか)もなく、沢登りの醍醐味を伝えるには微妙な渓相だが(でも僕は好き)、結構楽しめていたようでなにより。

下山後は、昨年も行った十里木の温泉「秋川渓谷瀬音の湯」に浸かり(昨年よりも来客が多かった)、風呂上がりのビールも堪能して、楽しい1日であった。