思考の7割と収入の3割を旅に注ぐ旅人の日々

一般的には遊び(趣味)と見下されがちな「旅」も、人生のなかでやるべき「仕事」である、という気概で旅する旅人の主張と報告。

オランダ発の人気者も人力移動派(仮)

2015-05-31 23:59:59 | その他趣味

今月はいつになく仕事漬けの月だったが(ひと月に20日以上も働いたのは久々……)、唯一まとまった日数のゆとりがあったのが黄金週間明けの9日(土)から1週間ほどで、9日に東京都・銀座の松屋銀座8階で10日(日)まで開催の「誕生60周年記念 ミッフィー展」を観に行った。趣味に費やす時間が比較的少なかった今月はこの外出が、一箱古本市の出店に次ぐ大きな思い出だなあ……。

続きは後日。
今、僕個人的には今年最大の山場と思われる仕事を一昨日に手放したことからくる虚脱感に加えて、最近のネパールや口永良部島や昨夜の小笠原諸島(というか、フィリピン海プレート)も気になったりしたせいで、先月末のネタもまだ完成しておらず、何もかも先送り……。


※参考
うさこちゃん (福音館書店)

ネパールへの寄付は慎重に、とよく言われるもので

2015-05-25 12:00:00 | 普段の生活(日常)
先月25日(土)のネパールでの大地震の本震発生から今日でちょうど1か月だが、各国からの緊急的な支援は落ち着いて、被害状況はおおむね見えてきて、でも首都のカトマンズは報道でやや刺激的に触れられているほど今月12日(火)の余震も含めての被害は大きくなく、むしろ震源地のゴルカ、ランタン、シンドパルチョークのような震源地より東部の山間部は支援が届きにくく、特にこれからの雨季が心配、エヴェレストをはじめ今春の高峰の登山では否応なしに中止が相次いで成果なしの隊が多い、というのが連日ネパール情報を注視していると感じることで。

地理もんとしては、やはり地図や衛星写真を利用した情報が特に気になるが、例えば、

2015年4月25日ネパールの地震に伴う地殻変動 (国土地理院)
「だいち2号」によるネパール地震の観測結果について (JAXA、このタイトルのシリーズは計4つ)
民間高分解能衛星画像および「だいち」画像を用いたネパール地震に伴う山間部被害抽出の結果について (JAXA)
Hazardous Landslide-dammed Lake, Pisang, Annapurna Region, Nepal (NASA)
Gorkha earthquake update (THE LANDSLIDE BLOG)
Nepal earthquake: Dozens die in new tremor near Everest (BBC)

みたいなウェブサイトも参考にしている。

それで、先月から連日うっすら考えていることだが、観光立国のネパールの復旧に一般市民が最もかかわりやすいのは各種団体の募金活動に乗ることか実際に現地へ登山やトレッキングやカトマンズとその近郊の世界遺産を含む文化財を観に行ったりすることで、しかし後者は心情的にまだ微妙となるとやはり前者が最も有力で、そうなると義援金・支援金の寄付先は早くからいろいろ立ち上がっていてその多さに悩むところ。日本では東日本大震災の頃よりも募金活動の拡がりは活発になった観がある。ある意味、4年前の経験が活きているということか。
それ以前に、僕個人的には日々の金欠が問題が目の前にあるけど。一応は14年前にネパールへ行ったこともあり、今回の地震で被害のあったいくつもの場所の建物や文化財のその後も常に気になっている。

ただ、寄付の前に(国内のネパール好きの方には確度の高い情報のひとつとして知られるウェブサイトの)「ネパール評論 Nepal Review」の「震災救援の複雑な利害関係(9):単一窓口政策と首相基金(1)」(シリーズ記事の途中)にもあるように、ネパール政府が今回の義援金・支援金の窓口を一本化するという大問題があり、以前から腐敗ぶり(ざっくり言うと、他所からのお金を懐に入れてしまうということ)が問題視されていて信頼度の低いこの政府の方策を、いかにかいくぐりながら山間部などへ直接的な支援を遂行できるか、が今後の大きな課題となっている、気がする。

で、そういうことも踏まえると、例えば東日本大震災のときにも寄付先として特に目立った日本赤十字社は全国各地からの寄付金額の100%がそっくりそのまま被災地へ届くわけではないという問題もあったように、規模が大きくて有名な団体よりも、実際にネパールへ赴く友人知人やその知り合いのような、規模は小さくても何かしらのつながりがある特定の個人の活動をピンポイントで支援するカタチのほうがよいのかな、と思ったりもする。もちろんその大前提として、支援活動の具体的な内容に共感できるか否かが重要な判断材料ではある。

有名という意味で、「Yahoo!ネット募金」や「日本ユニセフ協会」や「ピースボート」あたり、それに国連や国際NGO関連のほかに比較的目立つところでは「野口健 ヒマラヤ大震災基金」もあるが、(過去に本ブログで野口氏の肩書きについて触れたネタへのアクセスはいまだに多いものの)以前からネパール山間部のシェルパ族の支援も続けているアルピニスト? の野口氏のこの活動自体は善いことだと思う。22日(金)の記者会見によるとこの基金にすでに約6500万円も集まっているそうなので、引き続き有名人の特権を活かして継続すればよく、現状のペースでいくと来月末までには1億円超えも確実かと思われる。僕個人的には寄付先としてここは除外するけど(単に野口氏の言動・行動の好き嫌いというよりも、彼を好んでお金を出しそうな支援者がほかにたくさん見込めるため)。

それよりも、ということで小売店などで募金箱を設置していれば小銭を入れることは先月から行なっていたが、それとは別にこの1か月で寄付先を個人的に熟考した結果、

日本山岳会ほか5団体 (アルパインツアーサービスはここに協力)
風の旅行社
西遊旅行 (15年5月8日付プレスリリース「ネパール地震における支援に関して」PDF)
しゃくなげの花プロジェクト
musubu project
日本・ネパール文化交流倶楽部
ネパール教育医療文化協会
ミランクラブジャパン
チョウタリィの会
A-rue

という10か所からいくつか選択して分散させようかと。特に上から5つは野外業界で僕が普段お世話になっていたりして多少つながりのある人たちがかかわっているところなので、ということもある。野外系ではほかにモンベルもあるが、ここも会員50万人超と規模は大きくて一般にも有名な企業なので今回は見送ろうかと。もちろん、4年前とともに今回も行動の早さには敬服。

今後、収入があれば上記のいくつかの団体に協力したい。
このほかにも、趣味のカレー店巡りで店の外観は「インド料理」を謳っていても実際はネパール人が経営しているカレー店に出くわす機会が多いので(それは店内の雰囲気でだいたいわかる。内装でネパールの国旗や山々の写真を掲示しているようなら尚更)、今後しばらくは、少なくとも年内いっぱいはネパール系のカレー店にこだわって微力ながら「食べて応援」したいとも考えている。実家や友人知人が被災したという事例も結構あるようなので、そこも積極的に。

そういえば、先週の地平線会議の報告会で、先月の本震はカトマンズ北西のマナスル周辺でのトレッキングツアー添乗仕事の終盤に遭った安東浩正氏の報告があり、その仕事の直後の今月上旬にもカトマンズやポカラを訪れた(地震の影響で仕事がなくなり、ただの個人的な観光になってしまった)ときの写真を多く見せていた。グーグルアースを併用しながら。
それで地平線会議でも近々、ほぼ特定の個人に向けてのようなものだが独自の支援を始めるそうなので、それも寄付先の候補に加えるつもり。
公私ともに1990年から毎年のようにネパールへ通っている安東氏曰く、とにかく実際に出かけて観光でお金を落とすことが重要、最近は中国東方航空の利用で(以前はロイヤルネパール航空の関空-カトマンズ間の直行便があったが現在は日本からの直行便はないので、主に中国国内経由で)最安で5万円くらいで行けるから、と強調していた。

ネパールとなんの縁もゆかりもない人がいきなり寄付する、というのは難しいと思うので(まあ野口氏のような有名人ならではの市井の人々の巻き込み方もあって、それはそれでアリだとは思うけど)、登山をはじめ野遊び全般でネパールに直接的・間接的にお世話になっている人たちこそ、ネパール国内の動向を注視しながら積極的に支援してゆきたいものだ。僕もそのひとりのつもりで、2年以内にネパールを再訪しようかと本気で計画していたところでもあるので。
今後も日本との時差3時間15分のネパールを気にし続ける日々は続く。

不忍ブックストリート「第17回 一箱古本市」の出店の結果とか感想とか

2015-05-10 23:59:59 | その他趣味

予告したとおりに3日(日・祝)の不忍ブックストリート「第17回 一箱古本市」に出店し、それから1週間も経ってしまったが、その結果を簡単に挙げておきたい。

ちなみに写真は、今回の“大家”さんである「千駄木の郷」での出店の端のほうで、左が拙店「人力旅人の本箱」で、右が今回の63箱(全64箱の受付で、当日に1箱減)の出店のなかから受賞したひとつの「お茶の間 草の間」さんで。
実はここでは昨年の出店でお世話になった根津教会と同様に、出店時に長机を借りて箱の高さを上げてお客さんに見やすく設置できるのだが、それを断ってこの2店のみ箱をあえて(出店の基本の?)地面に置くカタチとなった理由も含めて、また後日。


それで、追記。

例年よりも1時間延びて計6時間となった出店時間のなかで売れたモノは、書籍・雑誌合わせて計60冊のうち以下に売れた順に。


・自転車はここを走る! (疋田智・小林成基、(えい)出版社)  300円
・山行記 (南木佳士、山と溪谷社)  500円
・Fielder vol.21 (笠倉出版社)  400円
・定本 黒部の山賊 (伊藤正一、山と溪谷社)  600円
・アルプス登山ガイド (昭文社、ムック)  100円
・ガチャピン日記 (ガチャピン、メディアファクトリー)  300円
・メレンゲが腐るほど旅したい (メレ子、ブルース・インターアクションズ)  400円
・野宿入門 (かとうちあき=<か>、草思社文庫)  300円
・岳人 14年8月号 (東京新聞出版局)  300円
・秘境ごくらく日記 (敷島悦朗、JTB)  300円
・サバイバル登山入門 (服部文祥、DECO)  1800円
・WILDERNESS No.1 ((えい)出版社)  500円
・大人の探険ごっこ (清野明、アスキー新書)  400円
・ワンダーフォーゲル 14年4月号 (山と溪谷社)  300円
・岳人 15年4月号 (東京新聞出版局)  400円
・星の航海師 (星川淳、幻冬舎)  400円
・沖縄人力紀行 (藤本亘、彩図社)  800円


以上の17冊で、売り上げ金額は計8300円。これは、(極私的な記録だが)過去9回の出店では10年春の第10回の出店と同額で1位タイの結果であった。
拙店でお買い上げのみなさん、ありがとうございます。売り上げはしっかり今後の生活の足しと、来年以降のまたの出店の備えに遣います。

例年どおりに出品60冊それぞれに思い入れはあるのだが、いくつかの売れたモノについても少々。
まず、先月の予告で服部文祥祭り? みたいなことに触れたが、売れたなかでも『Fielder vol.21』と『岳人 14年8月号』と『サバイバル登山入門』と『岳人 15年4月号』にかかわっているので、ということで。ほかにも数冊あったけど。

『Fielder vol.21』は、服部氏が2つの記事で計6ページ、「大人になったら野宿に挑戦!」というよくわからない意図の企画で<か>が6ページも登場しているから、という関係で、当日の前週に発売されたばかりだが出品してみると、それらの記事は完全にスルーで小特集の「食虫」に興味があるという方に売れた。最近、食虫はテレビ番組でも時折扱うようになってきたので、今後は全国的にも元々それが盛んな長野県を中心にブームが訪れるのだろうか。この「食虫」のネタは次号以降も続きそうなシリーズ企画らしい。この号はもし売れなかったら自分用にするつもりだったが売れてしまったので、後日買い直した。
『山行記』は、4年前から出品し続けていてようやく売れた。本棚1台(1本?)くらいの分量の山岳書を所有しているという方に、これは気になっていたが見当たらなかったので、ということで。ようやく需要と供給が噛み合って良かった良かった。
『定本 黒部の山賊』も昨年から出していたが、今年に。ちなみにこれは最近は新刊書店ではほぼ見当たらなくなった初版で。なんか今年も増刷して11刷になったが、まだまだ売れているのね。となると、2万5000部以上は売れているのかなあ。
『ガチャピン日記』は、意図はこの本の後半に掲載の「ガチャピンチャレンジ」で岩登りとかスキーとか人力移動の要素が含まれているから。この点はDVDソフト等でもよく知られていることだが、ただ、恐竜の子のガチャピンを「人力」ということで「人」に含めてよいものか? という葛藤は出店前に多少あったが、この野遊びを支援してきた周りの関係者もひっくるめて企画全体で「人力」だという解釈で(こじつけ……)。この本の場合はお客さんが拙店の箱を覗いてからその意図を説明する前に「あ、ガチャピンだ」という掴みはOKの反応が多く、実績は申し分ない世間一般的に知名度抜群のキャラクター(最近流行りの「ゆるキャラ」の先輩格?)の威力を改めて思い知った。
『岳人 14年8月号』は、東京新聞発行の最終号を2冊買っていてその片方だが(気に入った雑誌を2冊買うのは普段よくやること)、これは買った方には理由を訊きそびれたが、まあ最終号だからということなのだろう。
『秘境ごくらく日記』は、これも数年前から毎回出品していてようやく売れた。そういえば、この著者の敷島悦朗氏が3月に病気で亡くなったという訃報が『山と溪谷』15年5月号に出ていてしんみりしたが、これをお買い上げの方もそのことを知っていたのだろうか(訊きそびれた)。この本は敷島氏の本分だった登山に限定ではなく登山以外の探検的な要素も詰まっているので、今後は古書市場でも価値は高まると思う。この売れたモノとは別に1冊所有しているので、近いうちに再読したいものだ。
『サバイバル登山入門』は昨秋から本ブログでもちょくちょく触れているが、表紙カバーが多少傷ついてはいるもののほぼ新品状態の初版を出してみた。1800円は新品の定価の約4割引ではあっても僕としても過去最高の設定金額だったが、それでもこの本が気になっていたという男性に売れて、良かった。ちなみにそれでも今のところこの本はウチに(初版と2刷が)計2冊ある。
『岳人 15年4月号』は、3月にも触れたように瑛太がサバイバル登山に同行した話が掲載された号だが、僕のその狙いは外れて身近な春の低山に興味があるという方に行き渡った。
『星の航海師』も数年前から出品し続けていたモノだが、なぜか今年になって。なんでだろう。実は読了していないので、また古書店などで探してみたい。
拙著『沖縄人力紀行』は、まさに今回初めて時間を延長した16時台の終盤に売れて、つまり延長の効果が表れた感じ。それに久々に拙著が売れたのも嬉しい。1000円で新品と800円で出戻り品を毎回こっそり出品しているが、後者のほうで。

今回は、僕の出品の狙いというか意図とは別の想定外の点が引っかかって売れた、ということが例年よりも多かったが、そのような僕とは異なる視点でひとつの出版物を視ている人もたしかにいて、書籍・雑誌を制作するさいは当然のことだがどのページも手を抜いてはいかんのだな、と出版業界人のひとりとしても新鮮な体験で勉強になった。
ついでに挙げると、『Fielder vol.21』や『野宿入門』のような<か>の関連本は、この3日後の6日(水・祝)に横浜市・黄金町の「たけうま書房」で<か>とトークイベントを実施予定だった“ミスター一箱古本市”に売りつけようかと思っていたが、その前に売れてしまったのは結果的には良かったことか。

当日はお日柄も良く、というか良すぎて、ほかの“大家”さんの出店では日向の暑さ対策に苦慮するくらいによく晴れて日中は暑くて参ったという話は小耳に挟んでいたが、「千駄木の郷」はどちらかと言うと日陰の多いところで風通しも良く、当日の気候的な条件は比較的良かったほうらしい。ありがたや。

それから冒頭でも触れたが、拙店の隣で(福岡市で毎秋に開催の「ブックオカ」の出店経験はあるものの)谷根千では今回が初出店だった「お茶の間 草の間」さんとのかかわりについて。
当日の出店場所決めから箱というよりは本の運搬にも利用していたトランクをそのまま出店でも広げて流用したい、その場合は長机には載りきらないから地面に置きたい、という希望を出していた。それで、たまたま隣になった僕がそれに賛同したため(ちなみに、場所決めではじゃんけんをよくやるが、僕は今回は6箱中2番目の勝ち抜けだった)、写真のように僕が箱を地面に置くことに「付き合った」カタチとなった。
また、隣にいたためによくわかったことだが、「お茶の間 草の間」さんの出店で特に面白いと評価されていた、読み終わった新聞の切り抜きを1枚20円で販売するというのは僕も乗り、2枚買った。実はその前に「お茶の間 草の間」さんに、僕が久々に併せて出品していた旅絵ハガキのうち1枚をお買い上げいただいていたので、「出店者同士で売り買いする」という行為、この出店界隈の俗語で言うところの「共喰い」をしたことになる。
でもホントはその出店で最も面白かったのは、“ミスター一箱古本市”も打ち上げやツイッターで絶賛していたが、小学生の頃に子ども向け雑誌を真似て切り貼りとかわいいシールを多用で自作した数ページの雑誌のような冊子で(展示のみ、非売品)、本文レイアウトや見出し決めとともに表紙や奥付もきちんと書かれていて、小学生にしてはある意味「ませた」つくりでとても凝っていた。その影響もあってか現在も実際に出版関連の仕事に就いているそうで、出版人生の継続ぶりも垣間見ることができて、そして箱の地面置きがその個性的な出店の一助になったことも良かったと思う。冊子の縮刷版のようなコピーでも販売すればよかったのに。

そういえば、毎回恒例の終了後の打ち上げという名の表彰式に出席し、いつものように全体的な売り上げの結果を聞くと、今回は1日の売り上げとしては過去最高? の冊数と金額で(非公表にしてほしいとのことで、具体的な数字はここでも控える)、そんなに売れたのかと驚愕であった。これはやはり出店時間が1時間延びた影響もあるはず。

まあとにかく、「助っ人」さんをはじめ関係者の方々に今回もお世話になりました。
「不忍ブックストリート」としては昨年の10周年を経て、今年は結局は1日のみの開催になったのは関係者がみんな(当たり前のことだが)その間に10も歳を重ねて単純に疲れたから、という話もあり、来年以降も開催するのかは今後も手探り状態になるだろう。僕個人的にも谷根千での一箱古本市の「本家」の出店は来年が節目っぽいので、今後の出店に関する身の振り方も年内いっぱい熟考したい。


※15日(金)の追記
今週、公式サイトで当日に出店した全63箱の写真が公開された。ここ数年の恒例。
そこで拙店のものもアップで案外きれいに写っているので(僕も自分で記録用に撮影しているが、ここまできれいには写らなかった……)、まあ当日の証拠として。
ちなみに、実行委員会の刺客? が「千駄木の郷」に撮影しに来たのは正午すぎだったと思うが、今回は序盤の売れ行きはよろしくなくてこの写真の出品物もほぼ開始時のまま。なぜかこれを撮影した直後あたりから来客が急に増えて売れだしたけど。なんでだろう。しかしまあ一箱古本市の出店の流れは毎回読めないので、そういうこともある。それは当日の天気によっても大きく変わるが、まあそんな不確定要素もあるのがまた面白かったりもする。

※25日(月)の追記
ツイッターで拾っていたもののすっかり忘れていたが、産経ニュースの18日付で当日の様子などが報じられている。この記事には出店は64箱と書かれているが、本文でも触れたとおりに正しくは63箱で。この「本家」も含めて、一箱古本市の開催地はもう100か所近くになるのね。北海道から沖縄県まで、全国的にこんなに拡がるとは、07年に僕が初めて出店した頃にはまったく想像できなかったわ。本絡みの催しではこれまた年々じわじわ拡がりつつある「ビブリオバトル」や「ブクブク交換」とともに、今後も開催地は増えてゆくのかしら。
ちなみに、僕は、というか拙店の出店は「本家」に限定とこだわりがあるわけではなく(ただ、「人力旅人の本箱」という出店意図には当然こだわっている)、タイミングが合えば他地域の古本市にも出店してみたいと常に思ってはいるが、日程と費用と出品物のタイミングがなかなか合わず……。年内も厳しそうなので、来年以降に向けてこの点も再考したい。

1時間延長

2015-05-03 09:00:00 | その他趣味
そういえば、今日の不忍ブックストリートの「第17回 一箱古本市」の出店について、ひとつ大事なことを強調し忘れていた。
出店時間は、開始が11時からなのは例年と同じだが終了が今年は17時なので、つまり昨年以前よりも1時間延びている。まあ今の時期であればまだ陽はあるからなあと前々から出店中にうっすら思っていたが、ついに延ばすのね。時間が延びるぶん、どの箱も例年以上に売れるのかなあ。

遅れていた拙店「人力旅人の本箱」の出品物の準備は昨日午前までになんとか整い、まあこれまでの経験が活きたようで結局は無事に間に合った。
多めにまとめて購入の方にはおまけも付けるつもりで、それも用意できた。

11時から17時まで、東京メトロ・千駄木駅が最寄り駅の「千駄木の郷」でゆるゆる出店しております。
ではよろしくー。


※5日(火・祝)の追記
出店、予想よりもいろいろ良いことが重なって、結果的には楽しかった。
その感想や出品物のことなどはまた後日。