4日(土)、実に約2年7か月ぶりに埼玉県さいたま市の埼玉スタジアム2002へサッカー観戦に行った。
やっと普段の生活でそういうことができる余裕も出てきたわ。
かねてから応援している浦和レッズの試合を今季はなんだかんだでまったく観に行けていなくて、7月と10月の大宮アルディージャとの「さいたまダービー」も金欠だったり仕事から逃れられなかったりといろいろあってタイミングが合わず、結局は行けなかった。でもダービーは逃がしてもなんとか今季じゅうに1試合くらいはと思って予定も考えて獲ったチケットが偶然、今季最終節の試合となった。
テレビ観戦はたまにするものの、生観戦で2年半以上遠ざかったのはJリーグ観戦歴約17年で初めてかなあ。ふがいない。
で、観た対神戸戦は0-4という浦和ホームの試合にしては散々な結果となったが、これは神戸が負けたらJ2落ちという危機感によって気迫に勝ったからで、この試合に限っては浦和の試合運びは閉口するブーイングものの内容で、今季最悪の試合だったかも。
これによって最終的にリーグの順位は10位となったことにも特に面白味はなく、今季途中で高原や都築や阿部ちゃんのような日本代表経験のある主力が移籍や期限付き移籍で抜けた影響もあるだろうけど原因はそれだけではないだろうから(ここ数年は若手も出場機会がなければどんどん外へ出ていっているわね)、来季はもっと攻撃的にいくべし、としか言いようがない。柏木をもっと得意の前の位置で起用するとかして、攻撃面の改善を期待する。今季のほぼエジミウソン頼みのままではダメ。田中達也のほかにももっと自力で縦に突破できるFWが欲しい。
そういえば一時はJ2落ちも視野に入っていた大宮も最終的にはなんとか12位に留まって、来季もさいたまダービーを観られる可能性は残ったから、来季に3年ぶりにそれを観に行くか。
で、試合内容はさっさと忘れて、最終節ではチームから天皇杯とは別に1年を締めくくる何かしら挨拶があるのが常だが、今季に関してはちょっと複雑で、浦和を2季率いて常勝軍団を作るべく改革を進めてきたフィンケ監督が去ることと、もうひとつ大きいのがこれまで5年強も10番のユニフォームを着て戦ってきたポンテも今季限りで退団することになって、ふたりの別れの挨拶があった。
フィンケの采配については昨季序盤から賛否両論あったが、特に原口や山田直輝ほか若手の発掘を進めて今後の浦和が勝ち続けるための新たな可能性を示したことは素直に評価できるかな、と。
挨拶でも一度は頂点に立ったチームの改革はまだ半ばの状況チームを去ることへの悔しさが滲み出ていたし、“レッズサポ”からも監督のクビ切りよりもやるべきことがあるだろう、という批判的な雰囲気も横断幕の文言などから溢れていて、徐々に意外にフィンケ流は受け入れられていたんだなあ、と最終節にスタジアムに足を運んで初めてわかった。
それからポンテだが、僕と同世代の彼が在籍していたあいだに天皇杯優勝、リーグ優勝、ACL出場と浦和の新たな歴史を刻んで立ち会ってきた、というか立役者のひとりで、過去の浦和の外国人選手でも屈指の貢献度の選手であるね。まだやれると思うのだが、球団的には戦力外という判断で……。
そのポンテの活躍への感謝を込めて、セレモニーで彼の挨拶に合わせて赤い血の色が特に濃い北側ゴール裏と1階の観客席を中心に赤色と白色と黒色のシートを配布して白地のハート型に赤字の「10番」の人文字を作って示していた(上の写真参照。僕が観戦していたのは上部のやや安い2階席みたいなところ)。また、試合開始前からスタジアムの観客の通路出入口やスタンドにもいつになく多めにブラジル国旗も貼ったり掲げられたりしていたし。
またポンテのほうも、メモを見ながらゆっくりだが挨拶全文を日本語で読み上げて、浦和愛によってお互いにがっちり通じ合っていたことがよくわかり、ちょっこし感動した。そんな場を最終節を観に来て偶然見届けることができたのは良かった。いや良くないか。どっちだろう。うーむ。
まあたしかに年齢的な衰えはさすがにブラジル人選手でもあるだろうし、球団的に若手をもっと伸ばしたいという意図もあるのだろうが、このタイミングでクビとはねえ……。最近、モーニング連載のサッカー(と言うよりもフットボール)マンガ『GIANT KILLING』にはまっている影響で(実は今秋から地上波放送も始まっているアニメ版も毎週欠かさず観ている)、チーム作りの裏側や応援するサポーターの機微にもより興味を持つようになったため、こういう人事的な面も気になるようになってきたから、より複雑。まだ勝ち進めばフィンケの指揮する機会はそのぶん延びる天皇杯も頑張れ。
来季の浦和、どうなるんだろうねえ。まあとりあえずはどんな監督・布陣になっても応援し続けることには変わりないけど、もっとサポーターの納得できる選手起用や試合運びが毎回できるチームになるといいね。
来季は経済的にどうとかいうのはなんとかして、浦和をはじめもっと試合を観に行かないとね。そろそろカズやゴンなどベテランの活躍を観られる機会も減ってきているし(というか、Jリーグ初期を支えた彼らと同世代か若い元選手たちが各チームを指導するくらいの歳になってきたしなあ)。
周りにサッカー好きを軽くは公言している身として、来季は再びもうちょい生観戦しに行かなければ。
※12日の追記
先週、来季の監督がペトロヴィッチに決まり(10年前の浦和時代が懐かしいなあ)、それに補強もアルビレックス新潟から日本代表DF永田やMFマルシオ・リシャルデスを獲ったりして徐々に決まり、なんとなく来季の構想が見えてきた(来季はかなりの戦力ダウンの新潟には悪いけど)。まあ楽しみにしますわ。
やっと普段の生活でそういうことができる余裕も出てきたわ。
かねてから応援している浦和レッズの試合を今季はなんだかんだでまったく観に行けていなくて、7月と10月の大宮アルディージャとの「さいたまダービー」も金欠だったり仕事から逃れられなかったりといろいろあってタイミングが合わず、結局は行けなかった。でもダービーは逃がしてもなんとか今季じゅうに1試合くらいはと思って予定も考えて獲ったチケットが偶然、今季最終節の試合となった。
テレビ観戦はたまにするものの、生観戦で2年半以上遠ざかったのはJリーグ観戦歴約17年で初めてかなあ。ふがいない。
で、観た対神戸戦は0-4という浦和ホームの試合にしては散々な結果となったが、これは神戸が負けたらJ2落ちという危機感によって気迫に勝ったからで、この試合に限っては浦和の試合運びは閉口するブーイングものの内容で、今季最悪の試合だったかも。
これによって最終的にリーグの順位は10位となったことにも特に面白味はなく、今季途中で高原や都築や阿部ちゃんのような日本代表経験のある主力が移籍や期限付き移籍で抜けた影響もあるだろうけど原因はそれだけではないだろうから(ここ数年は若手も出場機会がなければどんどん外へ出ていっているわね)、来季はもっと攻撃的にいくべし、としか言いようがない。柏木をもっと得意の前の位置で起用するとかして、攻撃面の改善を期待する。今季のほぼエジミウソン頼みのままではダメ。田中達也のほかにももっと自力で縦に突破できるFWが欲しい。
そういえば一時はJ2落ちも視野に入っていた大宮も最終的にはなんとか12位に留まって、来季もさいたまダービーを観られる可能性は残ったから、来季に3年ぶりにそれを観に行くか。
で、試合内容はさっさと忘れて、最終節ではチームから天皇杯とは別に1年を締めくくる何かしら挨拶があるのが常だが、今季に関してはちょっと複雑で、浦和を2季率いて常勝軍団を作るべく改革を進めてきたフィンケ監督が去ることと、もうひとつ大きいのがこれまで5年強も10番のユニフォームを着て戦ってきたポンテも今季限りで退団することになって、ふたりの別れの挨拶があった。
フィンケの采配については昨季序盤から賛否両論あったが、特に原口や山田直輝ほか若手の発掘を進めて今後の浦和が勝ち続けるための新たな可能性を示したことは素直に評価できるかな、と。
挨拶でも一度は頂点に立ったチームの改革はまだ半ばの状況チームを去ることへの悔しさが滲み出ていたし、“レッズサポ”からも監督のクビ切りよりもやるべきことがあるだろう、という批判的な雰囲気も横断幕の文言などから溢れていて、徐々に意外にフィンケ流は受け入れられていたんだなあ、と最終節にスタジアムに足を運んで初めてわかった。
それからポンテだが、僕と同世代の彼が在籍していたあいだに天皇杯優勝、リーグ優勝、ACL出場と浦和の新たな歴史を刻んで立ち会ってきた、というか立役者のひとりで、過去の浦和の外国人選手でも屈指の貢献度の選手であるね。まだやれると思うのだが、球団的には戦力外という判断で……。
そのポンテの活躍への感謝を込めて、セレモニーで彼の挨拶に合わせて赤い血の色が特に濃い北側ゴール裏と1階の観客席を中心に赤色と白色と黒色のシートを配布して白地のハート型に赤字の「10番」の人文字を作って示していた(上の写真参照。僕が観戦していたのは上部のやや安い2階席みたいなところ)。また、試合開始前からスタジアムの観客の通路出入口やスタンドにもいつになく多めにブラジル国旗も貼ったり掲げられたりしていたし。
またポンテのほうも、メモを見ながらゆっくりだが挨拶全文を日本語で読み上げて、浦和愛によってお互いにがっちり通じ合っていたことがよくわかり、ちょっこし感動した。そんな場を最終節を観に来て偶然見届けることができたのは良かった。いや良くないか。どっちだろう。うーむ。
まあたしかに年齢的な衰えはさすがにブラジル人選手でもあるだろうし、球団的に若手をもっと伸ばしたいという意図もあるのだろうが、このタイミングでクビとはねえ……。最近、モーニング連載のサッカー(と言うよりもフットボール)マンガ『GIANT KILLING』にはまっている影響で(実は今秋から地上波放送も始まっているアニメ版も毎週欠かさず観ている)、チーム作りの裏側や応援するサポーターの機微にもより興味を持つようになったため、こういう人事的な面も気になるようになってきたから、より複雑。まだ勝ち進めばフィンケの指揮する機会はそのぶん延びる天皇杯も頑張れ。
来季の浦和、どうなるんだろうねえ。まあとりあえずはどんな監督・布陣になっても応援し続けることには変わりないけど、もっとサポーターの納得できる選手起用や試合運びが毎回できるチームになるといいね。
来季は経済的にどうとかいうのはなんとかして、浦和をはじめもっと試合を観に行かないとね。そろそろカズやゴンなどベテランの活躍を観られる機会も減ってきているし(というか、Jリーグ初期を支えた彼らと同世代か若い元選手たちが各チームを指導するくらいの歳になってきたしなあ)。
周りにサッカー好きを軽くは公言している身として、来季は再びもうちょい生観戦しに行かなければ。
※12日の追記
先週、来季の監督がペトロヴィッチに決まり(10年前の浦和時代が懐かしいなあ)、それに補強もアルビレックス新潟から日本代表DF永田やMFマルシオ・リシャルデスを獲ったりして徐々に決まり、なんとなく来季の構想が見えてきた(来季はかなりの戦力ダウンの新潟には悪いけど)。まあ楽しみにしますわ。
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