てんとう虫の歳時記 2

主に狭山丘陵の野鳥、昆虫、植物などを写真を中心に綴ります。

 タラヨウ (葉書の木)

2014年04月15日 19時21分02秒 | 日記

 どうして「はがき」というのか疑問に思っていたがやっとその訳がわかった。

都立薬用植物園にて。

落ちていた葉に実際に棒で書いてみた。


葉の裏面に傷をつけるとその部分のみが黒く変色し、長期にわたって残るため、字を書いておくことができる。

ここから、ジカキシバ、又はエカキシバともいわれる。

戦国時代にこの葉の裏に文字を書いて情報のやりとりをしたという話もあり、これがはがき(「葉書」)の語源になったといわれ、葉書の木郵便局の木と呼ばれることもある

とある。






 クリメコブズイフシ

2014年04月15日 08時36分09秒 | 日記

   

花の終ったサクラかなと思ったらクリの木だった。

これは、クリタマバチのつくった虫えいだという。

去年、クリタマバチが脱出した抜け殻も見える。


sizenさまには次のようにある。

http://nyakki.sub.jp/index.html

前年夏に寄生された芽は伸長せず、肥大して虫こぶができるもの。
虫こぶは冬芽の展開と同時に成長を開始
クリの新芽全体が虫こぶ化する場合と,葉の主脈や葉柄に虫こぶが形成される場合がある。
また、複数個の虫こぶが癒着し,さらに大きな虫こぶが形成される場合もある。
虫こぶの頂部には数枚の葉をつけているが新梢は伸びず、成虫が脱出したあとで枯れる。


 クリタマバチの成虫の画像はこちらに。http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/special/hachi/bee/species/jp/kuritamabachi.html