山好き ojisan の ひねもすだいありー 

あの山この山、山行の備忘録。♪憧れの山に旅して、登って、食べて、飲んで…♪ 心地よい生き方を探しましょ♪

鍋割山で鍋焼きうどん編(ベタですが…)その1

2014年09月30日 13時38分40秒 | 丹沢
🌠ブログに先立ち
今回の御嶽山の爆発では、沢山の方が被害に遭われました。
幸いにも生還された方からの情報が徐々に伝わってきていますが
今回のような事態は、いつ自分の身に降りかかってもおかしくない
予測のできない青天の霹靂のような状況だったようです。
運悪く、としか言いようの無い、亡くなられた方のご冥福を
心からお祈りする一方で
私たちは自然に対して常に謙虚であらねばと
改めて思います…




秋が駆け足でやって来ました。
その道の通に言わせると、10日は早いっていう感じ⁉︎
ブログ更新も忙しくなります。
来月早々( 10/1~3 )には、北アルプス山行を控えているし、ねっ。

ところで 何とかして、山の素晴らしさを
友人の輪にも広げたい 隊長、
昨年の瑞牆山に引き続き
うまく大学時代のポン友、WとTを引っ張り出すことに成功!!

どうでもいいけど とても同じ山に向かう3人には見えないねぇ…(笑)

問題は、行き先です。
余りにもハードだと引かれてしまうし、
かと言って、
易し過ぎてもインパクトがないし、
ましてや大切な達成感も味わえないし、で
天気予報も踏まえ、考え抜いて決めた行き先が
『鍋割山』というわけ…
日帰りという、何かと制約が多い中では、
まあ、妥当なところではないでしょうか…
その代わり、幾つか㊙️テクニックを仕込みましたよ、はいっ‼️




㊙️テクニック その1
『遠くへ出かけた感を醸し出す』

スタートが大事なんです。
新宿発の ロマンスカー❗
あぁっ! なんて素敵な響きなんでしょ!
ロマンス ですよ、ロマンス‼︎
ロマンスカーに 一歩足を踏み入れた瞬間、
世界は『非日常』の世界へと変貌するんです。
例え 秦野で途中下車するとしても…



㊙️テクニック その2
『自分たちだけ特別、感を演出』

電車を降りて、さぁ、山に向かうぞ、って時に
むさ苦しい おっさんだらけのバスに揺られて、ってのも
いただけません。
っていうか、興ざめです。

サッと、当たり前のように タクシー乗り場へ直行。

バス乗り場へ行って、バスの時間と値段を確認して
どっちが割安か、などという けち臭い比較を
決して しては いけません!
片目でバス乗り場をにらみつつ、
ここはぐっとこらえて タクシー乗り場へ向かいましょう。
あ、でもタクシー代は、割り勘で…

どピーカンの、山登り日和でした、ほんと


おっと、山行報告を進めなきゃ、ね。
再び、WとTに登場いただき、本日はおサル隊長( 昇格 )のもと、出発です。
まだ表情には余裕が感じられます。


おサル隊長に離されまいと、くっついて進む二人。
大丈夫、おサル隊長も、その辺の事は心得てますよ!!


さすがに人気の山、けっこうな人が同じ山を目指します。
そう、㊙️テクニック その3
『皆が知ってる山を目指す』

せっかく汗水流し登り、
下手したら休み明け 筋肉痛でパンパンになった足を引きずりながら会社へ行ったのに、
「あれぇ~? 部長どうされたんですかぁ? え~っ!! すごーい、山登ってらしたんですか!!
と、可愛い部下の女の子に ちょっと尊敬の眼差しで見つめられ、
どちらの山へいらしたんですか?」との問いに
「デコボコ山」…では、盛り下がる 盛り下がる…

 いったいあの苦労はなんだったんだっ!!
とならないためには、やはり多くの人に認識されている 人気のお山でなくては!!
高い山として知られているなら 尚良し!!
しばらくは飲み会の席で 語れるネタになること請け合いです!!

え~っ、Tよ、苦行の旅ではないんだから、そう肩を落として歩かんでくれよ( 笑 )






「二股」に到着です。
Tが笑顔を見せていますが、ここからが本格的な登りなのを 奴は知らない…






よっ!
はっ!
ととっ!?

ここの名物が、これっ!!
水場のない鍋割山まで、お水の歩荷( ぼっか )のボランティアです。
ボランティアなので、水を山小屋まで持ち上げたからといって
「鍋焼きうどん」が 100円引き になるって訳ではありません。

大したことじゃないので書かなくてもいいんですが
一応、わたくし、4リットル 山荘まで歩荷させていただきました…


ごめんなさい、一気にブログアップしちゃおうと頑張ったのですが
眠気には勝てません…
明後日には、燕岳に向かってしまうので、しばらくアップ滞ってしまいますが
お許しを…



次回も この続きから
そして『北アルプス、錦秋の稜線へ!編  』へ続きます。
お楽しみに…

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北温泉、夏も終わりだねぇ… 編

2014年09月28日 16時42分25秒 | 旅行

8月終わりの週末
世間が テング やら デング熱 で大騒ぎしている頃
我が隊は『天狗の湯』に浸かりながら
過ぎ行く夏の欠片を
拾い集めていました…



急ぐ必要もない旅なので、
那須塩原駅まで、鈍行の旅。
駅からは 那須ロープウェイ駅まで 地元のバス( 東野交通 )で移動…

おかしかったのは、ローカル路線ならではのサービス、
眺めのいい場所に来たら、
「お急ぎの方 、いらっしゃいますぅ?
いなければ、ここ、眺めが良いので、
どうぞ外へ出て、眺めて来てください 」って、
バス停めて、おまけにカメラのシャッターまで押していただき、
はぁ、まんず恐縮っす…



ロープウェイ手前の大丸で下車、
ぼつぼつ歩いて行きますか…

去り行く夏空に、
去り行く夏雲かな? 浮かんでいました…


わき道を曲がり、下ること30分、
ぶらぶら歩いた先に、
見えてきました、
山懐に抱かれた どこか懐かしげな建物が…




そう、ここは、那須の奥座敷 『北温泉』



何年か前、那須茶臼岳に登り、
三本槍岳をまわって 煙草屋旅館大黒屋旅館に宿泊
錦秋の那須を満喫して下りてきた所が、ここ「北温泉」でした。



達筆すぎて読めないよ、「生」温泉?
いえ、ですから、北温泉ですて…






初めてここを訪れる人は皆びっくりの、温泉プール!!
すべり台まであるでないかい…
ん!?  これって、どこかでって…

何はともあれ、受付をして部屋へ…
予約していたのは、昭和( レトロっす!! )情緒の部屋
♪窓の下には 神田川 もとい 温泉プール



迷路みたいな館内を抜け、下駄をつっかけ、急げ~!!



脱衣所 兼 露天小屋に浴衣を脱いで…



The Boom ~ ざぶ~ん!!



このアングルで、気づいた人、いるんでないかい?
そう、あの『テルマエ・ロマエ』
阿部ちゃん扮するローマ人 ルシウス が、現代と行き来した温泉でやんす…



ここでちょっと、サービスカット!!
ムフフッ、実はここっ、混浴なんだわ~
( 慌てて目を凝らしたあなた!! 残念でげしたな~っ、水着着用でげす、 )



“隠れ巨乳”と何かと話題の上戸彩ちゃんも、ここの湯に浸かったんでやんすねぇ…
ムフフッ
妄想満開でげす


邪念、煩悩 退散っ!! 渇ーっ!!
ちょっと温めの温泉に頭まで浸かって、
ほげーっ、って空を見上げると、夏の名残の青空が鮮やかでした…


温泉探検は、まだまだ続きます


温泉プール前の半露天、ここは男女別でげす







そして、名物 天狗の湯!!
大っきな天狗の面が、妙に怪しい雰囲気。
ここは、時間で混浴になったり、ならなかったり、
だけど ほぼ廊下の延長線上に位置しているんで、
まぁ、女性がここに入るには かなりの勇気がいるね…





湯船の建物のすぐ裏の斜面が源泉です



その一つ隣に 打たせ湯が、



そのまた隣が家族湯になってました…



一番奥の源泉の隣に観音堂でしょうか?
地の恵みに感謝っす!!



ふと見ると、木々の間から、霧が立ち上っていきました。
森も息をしているんだねぇ…



川の瀬音、というよりも
旅館の脇の、小さく段差を流れ落ちる水音がにぎやかです



館内は、明治・大正・昭和と増築が繰り返されたため、
まるで迷路!!
そこだけ時が止まったかのような、
時代を感じさせる不思議なコーナー。



いかにもな、“The 帳場”









時の止まったかのような、ゆったりとした時間が流れていました…


「座敷わらし」のいそうな、大座敷で、夕食をとると
後は部屋で、ごろごろと、な~んにもしない贅沢
夜風は、もう肌寒いくらいの北温泉の夜でげした…

~ ・ ~ ・ ~ ・ ~ ・ ~

夜半に降っていた雨も、明け方には ほぼ止み
なんとなく、青空も見え出しました。
やっぱり俺、晴れ男ちゃう?


も一度、朝湯して、
気分は“小原庄助さん”やね、ほんま



お世話になりました~!!
でも、ここっ、
是非“日本秘湯を守る会”に推薦したい温泉でげしたねぇ…







♪夏のお~わ~りー、夏のお~わ~りー… 
森山直太朗の歌声が どこからか 聞こえてきそう…



バス停のところまで戻ってくると、
那須ロープウェーが昇っていくのがみえました。
あと一月も経てば、このあたりも紅葉に染まるんだろうねぇ…




時間があったので、
おサル隊員 たっての希望で、南が丘牧場へ…
のんきなもんですて…



ところで、木曽御嶽山、大変なことになっちゃいましたねぇ…
そんなことになっているのは露知らず、
我が隊は 今週末、友人二人を再び巻き込み
鍋焼山、もとい、鍋割山へ行ってまいりました。

そして来月 早々には、錦秋の北アルプスへも
行こうかと思案中。
どちらが先に アップになるかなぁ…

鍋割山へ、GO!編  』
北アルプス、錦秋の稜線へ!編  』
お楽しみに…



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八ヶ岳縦走! 硫黄岳編

2014年09月20日 16時01分17秒 | 八ヶ岳
硫黄岳山荘で トイレ休息をとり、
さぁ、これでもう、緊張を強いられる稜線歩きはないはず…



さっき、僕らとすれ違いに横岳へ向かった二人連れが
もう あんなに小さく…

地形的に、霧がたちこめ易い 硫黄岳への登り、
なだらかだけに いざ濃霧となると ルートをロストし易いのでしょう…
等間隔で ケルンが並びます



まあ、いろいろありましたが
到着した、 二度目となる 硫黄岳山頂です



相変わらず、ピークらしいピークの無い だだっ広い山頂には
意外にも 先ほどまでの寂しげな稜線からは想像できない程の
沢山の人が 羽を休めていました。

ところで…
それとなく、一人一人の顔を確認しますが
やはり、いません。
気にはなりますが、とりあえず 今はもう
このモヤモヤを頭から追い払うしかないよね…

硫黄岳山頂は、片側が爆発で吹き飛んだ『爆裂火口』
特異的な地形になっています。
そのすぐ縁の所まで行けるので、覗き込みに…



ちょ、ちょっと、そこまでっ!!
危ないよっ!!



今 ここにいる人たちは、
恐らく美濃戸口から 朝一で登って来た人達でしょう…
この後、どっちに廻るんだろう、
我が隊の逆ルート?
それともピストン?
或いは夏沢峠経由で 天狗岳方面?

硫黄岳は、南八ヶ岳の山塊と北八ヶ岳の山塊との
ジョイント部分みたいな位置に在る山、
ルート取りは けっこう自由が効きます。

いつか、八ヶ岳を南北に歩き通す縦走をしてみたいなぁ…

どこか他の惑星みたいな、爆裂火口は
いかにも南八ヶ岳らしい眺めだねぇ










さっ、じゃあ、赤岳鉱泉へ下りるとしますか…









「赤岩の頭」で、道を分けます。
前に来たときは、オーレン小屋に泊まって
夏沢峠経由で来たんだっけな…

余裕かまして、ポーズを取る おサル隊員。
お互い、少しは山慣れしたもんだねぇ…



振り仰ぐと、結構下った、下った




横岳方面のガスが ちょこっとだけ晴れたけど…
稜線は残念ながら隠れたまま



森林限界の標高を戻って、木立もルート上に枝を広げてきました



主脈の稜線を一望できるのも、恐らくこの標高あたりまででしょう…
もう一度目を遣ります。
次来るのは、いつの季節になるかねぇ…







赤岳鉱泉へ無事戻ってまいりました。
途中から 隊長の頭の中を支配していたのは
ご想像通り、この映像です、はい(笑)



その前に、楽しみにしていたお風呂は、今日は、ほぼ一番風呂!!
隊長が いそいそとお風呂に向かうと
一人だけいた 大学生の先客君
余りにも熱い一番風呂のお湯を前に、
水を足して湯を冷ましていいものやら悪いやら、
足先にお湯をかけつつ もじもじとしていました…

今時、珍しい初な学生君に、
「どした? 熱くて入れない? 水 足した? 
こりゃ(熱すぎて)ダメだよ、じゃんじゃん(水)足しちゃおう!!」


その後 打ち解けてくれた学生君と二人、
肩まで湯に浸かり、しばし 山談義。
楽しいひと時でした。
学生君は、
先輩と同級生の女の子二人との三人組という
“逆ドリカム”パーティー
テン泊でやって来ているのだとか…
まわった山、コース共に、我が隊とほぼ一緒。
その若さを羨ましく思う、隊長なのでした…



赤岳鉱泉さん、
連泊の我が隊には、別メニューの 鳥鍋の夕食を用意してくれました。
( ほんとは、同じ鉄板ステーキで、全然構わなかったんだけどね…)
お気遣い、ありがとうございますです、はいっ。

          


翌朝です。
夜半から降りだした雨は止む気配がありません。
まぁ、今日は下へ下りるだけだし…
雨対策だけはしっかりとして、スタートです。
じゃあ、またねっ!!   赤岳鉱泉さんっ!! 




沢の水も、上ってきた時より、確実に増えてるね





美濃戸口に着く頃には、ほとんど小降りになっていた雨も
美濃戸山荘のお風呂から出てきた時には
すっかり止んでいました。



茅野駅前のお蕎麦屋さんで打上げし、帰路についた我が隊です。
ちょっとだけ、初秋の気配を感じた
八ヶ岳の休日でした…


次は、『北温泉 天狗の湯編  』に続きます。
お楽しみに!!



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八ヶ岳縦走! 横岳~硫黄岳 謎の親子編

2014年09月15日 14時42分08秒 | 八ヶ岳
地蔵尾根を越して、
横岳に向かいだすと
なんとなく、雲やガスが切れだしてきて いい感じじゃあない?!
ムフフ…
あ、青空も見えてる…





しっかし、ガスが晴れてきた分、
見えなくてもいい(← そんなことは ないんだけど…)険しい稜線上
自分たちがいることが
よっく わかります…









まったく、嬉しいやら 嬉しくないやら…
(どっちやねん!?)





とにかく、登ったり下ったり、
登ったり 登ったり… (大将っ、基本 登りですがな…)





ウヒャ~
あの頂あたりが、横岳の山頂でしょうか



声高で高山植物好きな壮年カップルを
抜いたり 抜かれたりを繰り返し、進みます。

その度に、道をちょっと譲ったり譲られたりで 
我が隊もペースを乱されがちで、すこしイラつきます。

いかん、いかん、
せっかく山に来ているのに これでは…
喝ーっ!!


とりあえずは到着!!




ところで、我隊、いままであちこちの山に登ってきました。
が、幸いなことに、あまり怖いことには
遭遇せずに これました…

え!? 怖いこと!?
それって、「オカルト系」って意味の!?

うん、まぁ、ねぇ…

山って、普通の人には 非日常の世界なのと、
そのくせ“生死”の境が、
道ひとつ隔てて普通にあったりする場所なので
やはり その手の話は多いんです…

今回 体験したことも、例えば以前、瑞牆山で体験したことも
案外、後から理由や答えがわかれば なあんだ、って
ことかもしれません…

でも どうしても納得できない不思議な出来事だったので
ちょっと書き留めておきます…



僕達が横岳の山頂に着いた時、
先に山頂には 小学生ぐらいの男の子とお父さんらしき男の人の2人だけがいました。
男の子と岩に腰掛け、おにぎりを食べていたのを覚えています。
僕たちも そこでちょっと腰かけてパワーゼリーを口にしましたが
入れ替わるように その親子は立ち上がって
僕たちの進んでいく先の 同じ方向(硫黄岳方面)へ下って行きました。
お父さんが子供の頭を2回、ぽんぽんとたたいて…
その時は不思議と気にならなかったのですが その間、二人は一言も話しませんでした…
ずいぶん大人しい子供だなぁ、お父さんも優しそうだなぁ… というのと、
同じ道を進んでいったので、また後で見掛けるんだろうなぁ と
漠然と思ったことを覚えています。

そのすぐ後、二人連れの別々の組が、
ル-トに沿って、前から 後ろから山頂にやって来ました。
後ろは件の壮年カップル。
写真に写っているのが前から来た 高校生の二人連れ。
横岳山頂での記念写真を 頼まれて撮ってあげました。

それをきっかけに、そのまま僕らも歩き出したので、
その親子との差は、時間にして5分も経っていないと思うんだけど…
横岳の山頂から北側は、いきなりの鎖場ありの 急下降でした





ところで ちょっと脱線しますが、
八ヶ岳にもあったんだね“カニのヨコバイ”!!
団体さんとすれ違うのに、けっこう気を遣いましたよ!!



話は戻ります。
さっきの親子、いきなりこんな難所で、子供さん 怖がらなかったかな ?
なんて、漠然と心配していたのも覚えています。



いずれにせよ、赤岳~硫黄岳間の 唯一の難所がここで
ルートも一本だけ、バリエーションルートや
他の尾根への分岐は この間にはありません…
あ、「小同心」や「大同心」といった クライマールートは 探せばありますが、
それは熟練クライマーが通るルートで、あの普通装備の親子が通れるルートではないし
まして迷い込むルートでもありません。
岩場の隅で、ちょっと小用を足す、っていう場所でもありません

それでも、岩場慣れしている僕たちは、
結構楽しみつつ順調に通過は出来ました。


(振り返って見れば、なるほど結構急な下りな訳だ…)

なので、もう親子に追いつくに違いない、
と思って 下る先を見るのですが
それらしい人影がいっこうに見えないのです…




まぁ、意外と山慣れた親子だったんだなぁ… などと考えつつ進みます
でも どこかで違和感を感じてもいました。

やがて、「硫黄岳山荘」と
硫黄岳のなだらかな稜線が 晴れていれば一望できる
通称『大ダルミ』に差し掛かります。
野辺山側から吹き付ける風の加減で
ちょうど霧が一気に晴れた瞬間があって
硫黄岳の山頂方面までが、全部見通せたのです…

違和感は、確信に変わりました。
絶対おかしいって…

いないんです…

くどいようですが、この間のルートは外れる要素のないところ…
その時の 下の写真を見てみてください。
人っ子一人、見えません… 






仮に、二人とも かなり健脚で、すでに硫黄岳山荘に達していた
と、考えられなくもない?!

そうであって欲しいんだが…  と思いつつ
この後、おサル隊員が硫黄岳山荘に トイレを借りに入りますが
やはり その親子の姿は ありませんでした…

まさか、滑落遭難した!?
ちょうど 一番の難所だった“カニのヨコバイ”を通過した時!?
でも、団体さんとすれ違っていた最中だから
なにかあったら 絶対誰か気づいているでしょう…

忽然と消えた親子…

因みに…
おサル隊員は 山頂での親子、あまり記憶に残っていないそうです。
隊長が一生懸命説明して やっと
ああ、そう言われてみるといたような気がするって…

やはり 食べ物が絡んでないと
あまり記憶に残らないようです…
ププッ



山から帰ってきて、何か遭難の記事でも出はしないかと
しばらく気にしていましたが
今のところ 何もありません…

僕が見た親子は 一体どうしたんだろう…
それとも すべて幻!?



その後は 歩きながらも絶えず
あの親子の姿を 知らず知らずに探している隊長なのでした…



ちょっと ビビりつつ
次も、『八ヶ岳縦走! 硫黄岳編  』 続きます。
お楽しみに!!



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八ヶ岳縦走! 赤岳登頂編

2014年09月13日 03時07分11秒 | 八ヶ岳
さて、赤岳周回縦走の朝です。
夜中、一時だけ、星が出ていたのは間違いないのですが
今朝は 雲が低く垂れ込めていて
望んでいた空の色一つ まだ見えません…



が、隊長の“晴れ男”パワーに ここは託して
用意を進めます



しっかり朝食も取り、
( これだけは外しません )
あーゆーれぃでぃ?



まずは、行者小屋を目指します。

当初 考えていたのは、
赤岳鉱泉→硫黄岳→横岳→赤岳→行者小屋→赤岳鉱泉 の時計回りの周回。
でも 今朝、トイレに入っていてひらめきました。

考えてみたら、同じ周回、
時計 逆回り の方が 楽じゃね?

元気のある前半の内に、
一番のピークの赤岳を 済ませちまおう…って魂胆です。

あら、見てたのね!?


小屋裏からスタートする、硫黄岳への登り口。
従ってここは素通りし、行者小屋方面へ






毎度のことながら、朝の歩きだしが一番きついなぁ~
隊長 息を切らします



ぜえぜえと 息を切らしながらも
とりあえずここまでくれば、落ち着くでしょ

ここら辺の登山道整備に
かなりスポンサードしているんでしょう
至る所に「マムート」の象のマークが…






30分ほどで 行者小屋です
どこか、西部開拓時代の街のような佇まいが
特徴的です。

いつもなら、すぐ後ろに聳える
屏風を立てたみたいな 赤岳を中心とした稜線が
今朝は雲に覆われ まだ見えません





おサル隊員は、アタックザック一つに荷物を軽減して臨みます。
そりゃぁ、やっぱり全然楽だよね…



ここから、 以前 下りに歩いた「文三郎尾根」
登りに辿るのが赤岳への最短ルートだというのは知っていますが
ひたすら階段の続く あの道を歩くのは
なんだか気が進みません

一旦、阿弥陀岳方向の、
「中岳のコル」と呼ばれる地点を目指すか…









一時間ほどで、稜線まで上がれました。
右(西)へ向かえば阿弥陀岳ですが、
このガスじゃあ眺望も無いでしょうし、
左(東)へ向かい、中岳のピークを越して真っ直ぐ赤岳へ取り付くか…



南側の谷からどんどんガスが沸き上がってきます。
10メートルも離れると、もう視界が悪くなり、ちょっと嫌な感じ…
山では、こんな時に、よく「異界」からの“もの”に出会ったりするんだよなぁ…



そんな事を考えてた矢先に、
自分の視線よりかなり上の位置に 人の姿がいきなり現れて、
ドキッ としてしまいます…



なんだ、道が急に上っていたんだ…
脅かすないっ…



後で振り返ると、
結局 ここへの稜線を目指した時間が一番
雨が降り出しそうな気配濃厚でした。

なんとか、時折 パラパラと雨粒が降りかかる程度で
やり過ごし、
さあ、いよいよ、赤岳への登りに取り掛かります。

文三郎尾根を登ってきてヘタっている 山ガール4人組を横目に
( なんだか危なっかしい恰好に装備だなぁ… なんて偉そうに思いつつ… )
いよいよ岩場突入です。







前回、赤岳に登った時には、
岩場の通過に かなり緊張して臨んだ記憶があるのですが
今回 自分でも不思議なくらい楽しんで登ることが出来ていました…

こういうのが、経験値があがったっていうのかな?
余裕が出来たって云うの?
いやいや、そういう時ほど慢心や慣れがでるから危ないんだぞ、って…
え~い、ごちゃごちゃ 頭の中が騒がしいわいっ!!


ひげダンスに興じる おサル隊員、ではなくて、
瞬間 へっぴり腰になったところを
カメラは捕らえていたのでした… ぷぷっ



前回の時も、
緊張の中 これを見つけて癒されたものですが
なんだか とっても “いいね”っ、 これっ!!









登りきるのに、あっという間の感覚でしたっ!!



イエ~イ!! 余裕ッすよ!!


テヘヘヘッ…  まあまあ、っすかね…


ガスガスっす!!
バスガス爆発っす!!


うっすらと、「赤岳頂上山荘」のシルエットが…



じゃあ、ここを下れば、「赤岳天望荘」っすね


晴れてりゃ、最高の眺望だったでしょうに…
ん!?
天望荘の裏側の ガスというか、雲が切れ始めてる…!?


うおぉりゃゃぁ~
思いっきり、息を吹きかけてやったわいっ!!
野辺山側が、遠慮がちに見えるぜっ!!


地蔵尾根の分岐に鎮座まします お地蔵様
どうぞ天気を回復に向かわして くんなませ…


すると…

なんということでしょう…
茅野側の雲も、切れ始めたではないですか…
行者小屋の屋根が見下ろせます。


すぐ右を見ると、赤岳鉱泉の屋根までも…





さて、ここから先は 我隊にも初めて の稜線です。
のこぎり状のギザギザの稜線を越え、横岳に向かいます。

って、ガスが切れて行く先の稜線が見えた途端、
ちっとも“横”岳 なんかじゃ ないじゃん!!
めちゃくちゃ “縦”の険しい岩場が目の前には続いているのでした…





一抹の不安を感じつつ
次も、『八ヶ岳縦走! 横岳~硫黄岳編  』 続きます。
お楽しみに!!



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八ヶ岳縦走! 赤岳~横岳~硫黄岳だっ!

2014年09月07日 18時32分18秒 | 八ヶ岳
         
近年、今年ほど天候に恵まれなかった夏山はないでしょ⁉︎
そう思わずにいられない程に、
見事に 週末ごとの山の天気は崩れました…


山や の皆さん、ご愁傷様でした…
痛み入りますです、ハイッ…

チ ~ ン

仕事柄 あまり週末にこだわらないでよい 隊長も 、
北アルプスあたりの夏山へ向かう時は
基本、交通アクセスが ほぼ週末向けに設定されている為
やはり土日を絡めた方が
行程プランを組み易かったりします

しっかし、かえすがえす天気の奴め❗

そんな中でやっと確保した
せっかくの三連休、なんですから
ギリギリ迄 天気予報を睨みつつ
下した行き先は…

八ヶ岳 っす‼︎
困った時の、八ヶ岳…


そうだ、いつも通過するばかりで気になっていた
「赤岳鉱泉」へ…
そして
時間は余裕があるんだもん、
赤岳鉱泉をベース基地に
赤岳~横岳~硫黄岳って、ついでに 周回で回っちまおう‼︎



我ながらgood idea ‼︎

おサル隊員に声をかけると
「うきっ、赤岳鉱泉⁉︎ きゃーっ‼︎ 行くーっ‼︎」


何やらハイテンション …
ん⁈   食いもんだな、きっと…


予報では なんとか天気が保つって なってはいましたが
東京を出た時も、途中の車窓でも
雲が多く、厚く、とても期待など出来そうもない感じです…

ところがどっこい、
こちらには “晴れ男”の  隊長が居るわいっ‼︎






登山口の美濃戸に向かうにつれ、
ムフフッ、良い感じに空が明るく…


※写真撮り損ねにつきイメージ

バスの車窓からは 明日、周回する稜線が
丸ごと 見えてます、ムフフッ…
テンション、上がります



いつもより、かなり遅いスタートも、余裕 余裕…
ん?  
ユー は 何しに ヤツガタケ へ?

※残念ながら山行中、その後 ユー に出くわすことはありませんでした…


おサル隊員、今日もコーディネート、決まってますね!? (笑)














赤岳鉱泉へは、北沢を辿ります。
ルートの半分くらいが 林道歩きなので
少々 単調なのが 玉に瑕

それでも緑濃い森の中を進む内に
心の中が ほぐれていくのが判ります…

今日は 赤岳鉱泉に到着しておけばいいだけのスケジュール
焦ることはありません

















沢沿いに歩くようになってから
雲が厚く立ち込めだしました
このところ、雨が多かったので、
以前歩いた時より 水量も多いみたいです。

多分、南八ヶ岳の山稜は、
火山だった影響で 鉄を多く含んだ土なんでしょう
沢の川床が、まるで赤い絵の具を流したみたいに
ところどころ深紅色です。
さすがに砂金なんかは無いんだろうけど…





歩きだしから三時間弱で、赤岳鉱泉 見えてきました
冬には、ここに名物の“アイスキャンディ”が立つ所
なんでだろう、
実際に見たわけでも無いのに、真冬の賑わいが、目に浮かびます…




※冬の赤岳鉱泉 イメージ

…ああっ、そうか、
さんざん山雑誌で その風景を目にしているからだ…
デジャブかと思った‼︎

交互に、余裕の記念撮影っす!!






受付を済ませます。
スタンダードの大部屋 9000円也

連泊なので、ちょっとビッグプライスになりました…







ところで、ここ 赤岳鉱泉、色々有るんですね
山小屋には元々 あること自体が少ないお風呂もここにはあるし
個室だけじゃあなくて
洋室ベッドが並んだ部屋とかまであるし
つい最近はなんと 女性用パウダールームまで できたらしい…


ちょっと、館内探検ですっ!!





パウダールームの事は
まだ おサル隊員には内緒にしておこうっと
見つけたらびっくりするぞ…


大部屋に荷物を置き、とりあえずは、お風呂に…
受付の後の、 「ゆ」の暖簾の奥に
男女別々の お風呂があります。



もちろん、シャンプーや石鹸使用は禁止。
でも、嫌でも汗をかく夏には、ほんと、ありがたい…



そして、風呂上がりの楽しみと言えば…
これでしょ❗  



外のテラスで夕涼みしながらのビールタイム、
最高っす❗ 

テラスから、振り仰ぐと、ガスがとれ、赤岳の頂きが!!
横岳の ギザギザの 稜線が!!

明日も、大丈夫そうだねっ?







そして…
まったりと飲んでいる内に、いよいよ楽しみにしている夕食タイムです…

おサル隊員をして、誘った時点から
ハイテンションにさせていたのが…
この 赤岳鉱泉名物の ス、ステーキ❗っす




なんという厚さ なんでしょう❗


ここっ、ほんとに山小屋なの?


今まで、 『燕山荘』に代表される“赤沼グループ”の独壇場だった
自分の中の ベスト山小屋ランキング 
大変動が起きた瞬間でしたっ!!

とにかく
満足のいく、夜ご飯でございましたです、はいっ…





夕陽に染まる入道雲
どこかしら 秋の気配を感じさせる、そんな黄昏時です…



まだ眠くはないけど、
することないし、明日もあるし…
寝転がって、談話室から持ってきた山雑誌読んでいたら
ころっと寝ちゃっていました…  

次に目が覚めた時、
ずいぶん寝た気がして 時計を見ると…
げげっ、まだ11時前❗
(だから 云わんこっちゃないっ…)
それからはほぼ1時間単位で、朝まで うつらうつら…


夜中、大部屋の窓から見上げた先に
こんな、星空も、
確かにありました…、否、在ったはず…



熟睡していた おサル隊員、
夜中 一時だけ、星が輝いていたのを知っている?…
夜中、暗い森の奥で 狼が眼を光らせたのを知っている?…

夜が 深く 静かに
僕らの寝息に 呼吸をあわせようと
時を刻むテンポを、一拍分ずらしたのを 僕は知っている…

それとも、あれは夢…?





↑↑↑ 何、なに、なにーっ!?
どうしたーっ!? おセンチで、気持ち悪ーっ!!




次も、『八ヶ岳だっ! 赤岳~横岳~硫黄岳だっ!2014 夏編  』 続きます。
お楽しみに!!



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夏本番!!前穂~奥穂 岳沢ルート 4(涸沢下山編)

2014年09月01日 01時48分41秒 | 北アルプス
さて、無事 前穂~奥穂高縦走を終え、
心地良い充足感で
今夜のねぐら、 穂高岳山荘に入った我隊です。


ところで、山行毎に、毎回 濃いキャラの人物を
“捕獲”してきた実績のある我々ですが
今回も 沢山 キャッチしましたよ‼︎
ムフフッ


岳沢~奥穂の間を縦走する人は、
ほとんどがワンウェイで進むので、
日程が同じならば
否応無く 行程中 何度も顔を合わすことになります。

そんな中からご紹介するのが、
先ず『ラーメンおじさん』。

恐らく70歳オーバーの、小柄な単独行のおじいちゃんと
最初に顔を合わせたのは、岳沢小屋の夕食の席。
平気な顔で ご飯とお味噌汁のお代わりを重ねる我々に恐れをなしたのか、
テーブルの端に座るおじいちゃんに
お代わりをどうぞと声をかけても
いや、大丈夫と固辞されます。
遠慮深い おじいちゃんだね…

でも、見てしまいました…
夕食後、談話室で「お兄ちゃん」と寛いで話をしていると
部屋の隅っこで、おじいちゃん、カップヌードルを啜っていました。
ごめんなさい、やっぱり食べ足りなかったんだねぇ…
『ラーメンおじさん』誕生には、
実は こんなエピソードが あったんです…

翌日、我々よりも小屋を早く出た『ラーメンおじさん』を、
重太郎新道の登りで見つけました。
あっさりと先を譲ってくれた『ラーメンおじさん』、
別段バテたふうはなく、淡々と登っていました。

前穂の登り下りではすれ違わなかったので、
前穂はパスして 先へ進んだようです。
間もなく、 吊尾根に向かう先で再び追い付きますが
その時も あっさりと道を譲ってくれました。


縦走を終え、穂高岳山荘の土間で、
「お兄ちゃん」と我々が 夕食前の宴会をしていたら
いつの間に到着していたのか、
おじいちゃん
やはり隅っこで、岳沢小屋で朝 用意してもらっていた
昼食用のお弁当に箸をつけていました…

そんな行動の一つ一つが、
慎ましやかで可愛らしい『ラーメンおじさん』、
案外 すごいキャリアの「ベテラン山や」さんだったかも…




この宴会の時に、もう一人、強烈なキャラが登場‼︎
名付けて、 『尼崎 豆ダンプねーちゃん』‼︎
夕食前の我々の宴会に、いきなり乱入、
以前からの友達のように 違和感なく会話に加わると
ひとしきり自分の言いたいことをまくし立て、
我々の持ち込んだツマミを食い荒らし
(そりゃ勿論 社交辞令で勧めはしましたよ、ええっ…)
あっと言う間に 仲間のテーブルへ戻って行きましたー
あ、でも、嫌な感じは一切無く、
愛嬌と度胸の浪速娘ぶりに、
感服した次第。
欲を言えば、わらしべ長者並みに、
代わりに美味しいツマミを残して行ってくれれば、
No ploblem、否、Welcome だったのになぁ…





一畳のスペースになんとか一人、布団も一枚、と言う
結構な混雑ぶりの夜が明けました…
隊長は寝不足がち…
実は割の悪い事に、隊長だけ、 隣り合ったおっさんと、
半畳スペースに布団も半分共有という過酷な夜だったのでした…

『日本三大テラス』の一つ、
(おサル隊員の友人が名付けました⁈ )
穂高岳山荘前のテラスから、ご来光を待ちます。



昨日 寝坊した「お兄ちゃん」も、
流石に今朝は早くに起き出してきました。
山小屋に朝食を頼んでいない「お兄ちゃん」
涸沢岳の上から、ご来光を見るのだとか。
気をつけてね~



雲海と地平の僅かな隙間に
きれいに顔を覗かせたご来光でした。
涸沢岳の上からは、360度の Goodな眺望だったそうです。





朝日に照らされた穂高岳山荘は、
やはり皆の高揚感に包まれた まぶしいほどの朝です




では、天候もまだなんとかもっている内に、
「お兄ちゃん」を先頭に、出発‼︎






下り出してすぐ、『ザイデングラード』突入です。

あれっ? やっぱりそうだ、
「ラーメンおじさん」です。
今回もすぐに道を譲ってくれます。
最後まで、お互い気をつけて行きましょうね‼︎

ヘルメットに阪神タイガースマーク、 (←絶対にいい人だ)
手描きの、グリベルのトカゲ…
やっぱし只者じゃあないはず…










さて、『ザイデングラード』の岩場で、
涸沢から登ってくる人、涸沢へ下りる人で
ちょっとした渋滞に…






「えーっとぉ、リーダーは 誰っ?」
「ダメだよぉ、下りる人がこんだけ並んでるんだから
そこの角で停まってなきゃぁ…」

我々の数人後ろから 声が上がります。
ん? この声は⁈

はい、
『仕切り屋稼業 尾形さん』初登場です‼︎

と 言っても、我々には もうお馴染みですっ‼︎
岳沢から やはりずっと一緒のおじさんで、
声がやたらデカイ‼︎ って云うか、よく通る‼︎

そのよく通る声が
いいタイミングで自然に頭の中に入ってくるもんだから
洗脳されているかのように
まるで自分の考えてる事みたいに思えてきてしまう…

危ない 危ない、今の俺(の思っている事)じゃないし…
山行中、至る所で
思い起こすとそんな事があった気がします…

そうか、このおっさん だったのか⁉︎

件の 注意された登りの人、
たまたま二人連れのグループが続いただけで
勿論 リーダーなんていません
「リーダー? 僕らツアーじゃないんで…」


仕切ろうと思ったものの、仕切れず
尾形さんも不完全燃焼 (ププッ)
ここの場面は 結局 当事者同士で譲り合いながらすれ違います


少し広い場所で改めて振り返って
おっさんを 確認すると
今時珍しい ニッカボッカスタイル、
顔は… と云うと、まんま イッセー尾形‼︎ という訳で、
新キャラ、『尾形さん』誕生です‼︎









「ジャンダルム」「ロバの耳」「天狗の…」

容易には人を近づけまいとするかのように、
今日も ガスに包まれ、あります…





毎シーズン、必ず死傷者がでてしまう
難所の『ザイデングラート』
もう、あと僅かですが、最後まで気を抜いてはいけません…















ここまで来れば、もう大丈夫でしょう。
涸沢小屋も もう直ぐです。















涸沢小屋に到着!!
よく 歩き通しました。





先ずは、無事通過を祝って
おサル隊員が楽しみにしていた 涸沢小屋名物のソフトクリーム
イェ~イ!!

ん?
後のテーブルに今到着したのは、尾形さん じゃないっ!?
良く通る声で、語る語る…





うるさくてかなわないので、そそくさと退散退散。
先を急ぐことにしましょう…
( しかし、尾形さん、結局 上高地近くまで 我々の前後を付かず離れず…)





「屏風岩」を回り込めば、横尾はもう直ぐそこ…





横尾到着!!
ここから、下界って感じ



そして おサル隊員、次のお楽しみが…





そう、徳澤園の…



…って、結局、またソフトクリームかいっ!!



ププッ、
おサルの腰掛けた痕みたいでしょ!!
じつは、隊長のお尻の痕ですっ!!

え?
汗まみれの 隊長のお尻って、キュートっ!?





「河童橋」到着っ!!
やりましたっ!!
「お兄ちゃん」もありがとう ございましたっ!!



バスの時間まで、
今日はホテルの立寄り湯で さっぱりっ!!
もちろん、
これっ!!


松本で、「お兄ちゃん」とは別れ、
「あずさ」の時間まで 駅前の『萬来』
おサル隊員と 打ちあげっす!!



充実した三日間、山行でしたっ!!




次回から、『八ヶ岳!! 赤岳 横岳 硫黄岳縦走編』に続きます。
お楽しみに!!





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