山好き ojisan の ひねもすだいありー 

あの山この山、山行の備忘録。♪憧れの山に旅して、登って、食べて、飲んで…♪ 心地よい生き方を探しましょ♪

♫平湯温泉から乗鞍行って上高地に着いたぁ~♫(前編)

2015年10月30日 10時52分17秒 | 北アルプス
↑↑↑↑↑
今回のお題、ちょっと苦しい節回しであります、
しかも 古っ‼
“内山田洋とクールファイブ”なんて、聞いたことないっしょ⁈ 



思い立った時に、サッと山に行けるってのが
理想でございます、ええ、
でも 悲しきかな宮仕え、
なかなか 理想通りには参りません。
しかも人気の上高地とあれば 尚更、
マイカー規制の「別天地」は、足が遠いのでございます。

そんな時の 魔法の絨毯みたいな存在が
高速バスの、新宿-飛騨高山線




平湯温泉で乗り継げば、小一時間で上高地バスターミナル到着でげす。




ただ、朝一出発でも、 平湯温泉に11時30分到着ってのが 精一杯、
この時期、2日の休みだけでは、そこから先の稜線に出るには無理があります…

ん⁉
有った、ここなら行けるじゃん‼


そう、一応は 北アルプスに属する『乗鞍岳』‼
ピークは 3000m越えだし、百名山だし、行かない手はないっしょ‼

平湯で10分の 待ち時間で、乗鞍岳の登山口の畳平行きに接続するし
そこからは 剣ヶ峰周回で約3時間半。
今までは、何時でも行けるし、と、たかをくくって後まわしに して来た山、
こんな時こそ やっつけちゃいましょう‼









で、畳平。
向かう途中の車窓から見える紅葉に、ついウトウトってしてしまい、
気づいた時には、窓の外には 荒涼とした風景が広がっていました。
そりゃそうだ、標高が標高だもんね



寒っ‼ 風 強っ‼
いったい、どこが目指す 乗鞍岳なの?

既に標高2,700m以上のここ、
幾つもボコボコッとあるピーク 全部を称して 「乗鞍岳」っていうみたい…

そんでもって、目指す一番のピークが 「剣ヶ峰」

まだ視界には見えないけど、とりあえずは、そっちへ…




足元には、雪かと思ったら、風で吹き寄せられた霜が





夏には、❝お花畑❞になって きれいなところ、らしい…


標柱には、ただいま ❝エビのしっぽ❞成長中で げす。





池の水面も、すごい風に 波立ちっぱなし…






左手の「富士見岳」。行きは取り敢えずパスさせていただきます。
何しろ 初めての場所、コースタイムは承知していても
この先、どうなってるか、まだわからないしね…



おっと、
一勾配越したら、見えてきました








どうやら、一番向こうのピークが、『剣ヶ峰』みたいだね


隊長ーっ、ほんとにあそこまで行って 3時間で戻ってこれるのーっ?」

そうなんです、それが山の不思議なところ、
視界の中の距離感が、圧倒的に下界と違うんです。
隊長の感覚だと、稜線上のものを だいたい目で捉えられる場所には
30分~1時間以内で到達することができます。
あくまでも感覚的なものですが…


ん!? 小屋が見えてきたぜっ!!



「肩の小屋」。ここからがホントの登山でげす。











白い岩がごろごろしてるなぁ~ と思ったら
みんな 霜の張り付いた岩だったんだ



『エビのしっぽ』 カラッと揚がってるか確認するおサル君

どう?


あと もう一息





こっちにも また、池が…







ラストスパート!!




到着ーっ!!


ん?!


やっぱり そうだ。木曽御嶽山です。
御嶽山に向かって、合掌…


記念に、というか、証拠に パチリ。
風の冷たく強い中、たいへんよくがんばりました


鳥居があったのは、ここ、乗鞍本宮なもんで


と、この直後です。
隊長の帽子が、しっかり顎紐をかけていたにも関わらず
強風にあおられて 飛ばされてしまう事件が…

飛ばされた先が 山頂の崖下の踏込み禁止の場所だったもんで
わぁーわぁー騒いでいたら
若い宮司さんが
安心してください、採ってきますよ」とばかり
ささっと崖下へ下りて 拾ってきてくださいました。
ありがとうございます。

その後、お賽銭をはずんだことは 言うまでもありません。



↑↑↑ 帽子を救出に行ってくれている宮司さん

この事で、隊長の帽子は ❝失くさずの帽子❞という
レジェンド名を頂戴することとなりました。
過去に既に2回、山行中に紛失したのですが、
その都度 運良く 手元に戻ってまいりまして
今回はさすがに 飛ばされた瞬間、半ば諦めたんだけど…
イヒヒ



ん!?


綺麗な、揚がりっぷりでげす


歩いて来た先と、向こうに霞んで見えるのは穂高の稜線?!


さて、下りはこうなると、早い早い
何しろ風が強いもんで、寒い 寒い。
最終バスの時間も気になるしで、どっとど どっとど



途中、小屋閉めの為の建材を歩荷してる 強力さんと遭遇
そもそも重いだろうし、この風じゃあ煽られて大変だろうし
気を付けて下さーい、ね。












ここまで戻ってきて、やっと時間的な目途がついたもんで
ちょっと余裕を見せる おサル君。

「富士見岳」にも、寄ってく?

ここは、乗鞍の中でも ご来光ポイントらしく、
夏場に運行の「ご来光バス」でやって来る人たちの多くは
ここへ来るのだとか…

しかし、甘かった。
これほど風が強いとは…

危うく 吹きっさらしにずっと露出していた鼻が
凍傷になりかねないとこでした。
垂れていた鼻水が凍っていましたから…


這う這うの体で 駆け下ります










富士見岳に寄り道したけど、何とか最終バスの1本前に間に合った~




一万尺?! 確かに!!


怪物くん」の帽子越しの、 『烏帽子岳』
すっごい、とんがりだねぇ


平湯の里が みえてきたでげす


へへへっ、これから あったかーい 温泉でげす!!




次 ♫ 平湯温泉から乗鞍行って上高地に着いたぁ~♫(後編)に続きまーす。



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木曽駒ヶ岳&宝剣岳 錦繍の旅 完結編

2015年10月27日 04時08分00秒 | 中央アルプス
昨夜の星空は、皆さまにお見せできないのが残念なほど
そりゃまあ きれいでございました。


※こんなイメージっす。ごめんなさい、またネットから拝借

( って言うか、星空撮影に必要な道具、毎回 ザックに忍ばせているんだったら
いいかげん チャレンジしてみたら、っていう話ですよ、ねっ⁈ )

その後 寝静まった夜半からの 猛烈な風
布団の中で、明日、こんな風じゃあ どうしようかと
不安になるくらいに 吹き荒れました…





明け方
少しだけ、風の吹き荒ぶ間隔が開いたような気がして
外を覗いて見ます。
窓ガラスについた露で、朝の冷え込みもかなりだった事がわかります。


ご来光は、山頂の向こう側に出たようで、
小屋の窓からは 朝焼けの端っこの方の、
薄くピンクに色づいた 雲だけが見えます。



おっと、見逃すとこだった、
カメラを持ち、慌ててサンダルをつっかけて 外にでます。
寒っ‼









ご飯だよ~っ‼」
おサル君が 隊長を 呼びに、外へ出てきてくれました。






さてさて、
ピーカンではありますが、時折吹き抜ける風はまだ強く
今日の行程をどうしようか、
ここは思案のしどころであります。



どうしようか、と言うのは、
つまり 宝剣岳に 回るか、回らないか、の択一
( 隊長的には 行く気満々、おサル君がちょっとナーバス気味 )

とにかく、下りる方向は一緒だから
天気の良いうちに、行くだけ行ってしまいましょう…









ところが、駒ケ岳の山頂に登り返す寸前で
あっという間に ガスに取り囲まれてしまいます。
あらら…
これだから 山の天気ってのは、
油断なりません



昨日のうちに、眺望を楽しんでおいて大正解‼

山で学んだ 隊長の教訓 です。
明日また、とか 後でもう一度、とかは 山ではダメ!

出会える風景・眺望は いつだって一期一会なんだね~
目の前の絶景に、風景に、アングルに、
いつだって 感度センサーオンスイッチでいないとね‼

ガスはますます濃くなって、
5メートル先が かろうじてうかがえる程度。
しょうがないから どんどこ進みます。










隊長、吹き付ける寒風に 知らずに鼻水垂らしてました
↑↑ おサル君は、生意気に鼻 かんでます


あっという間乗越浄土
このまま 千畳敷を下りるのは、
やっぱし、いかにも物足りないね!

というわけで、宝剣岳を経由してのルートを選択です。
岩稜帯に入るので、ストックは畳んで収納、
滑らない手袋に変え、
用意を整えます。
いざっ‼

え?!
ヘルメット?!
ホントは ここの為に持ってきたけど、
寒いしな~ ま、いいかっ
  ← こらこらっ



のっけから 岩場



「ほんとに ここ行くの?」と、おサル君、珍しく弱気
隊長も内心はちょっと不安でげすが
ここで自分まで弱気を出してしまってはまずいでしょ
「慎重に行けば大丈夫!! (な はず)


深い霧で 最初はよく見えなかったけど
結構な数の人が こっちにも回って来ています。
( 内心、ホッ… )


へっぴりですが…  進みます!!


クサリ場の 登りと下りの交差です
声を掛けて、譲り合いながら… じゃないとね
何しろ、右、深く切れ落ちてるし…





慌てないで、「3点支持」 「3点支持」と 自分に言い聞かせながら
慎重に 足と手を動かします。




切れ落ちてる先が、ガスであまり見えないのが幸い




オ~イ、おサル君、わかってるだろうけど、
その先、切れ落ちてるからね



ぷぷっ お調子者のおサルめ!!
さっきまで 弱気の虫だったくせに…





一瞬ガスが切れて、千畳敷カール側が 足元に見えてます
ヒューッ


♪ もしかしてだけど、 ♪
♪ もしてしてだけど、 ♪
崖から突き出すように張り出すこの岩が~
天狗岩って言われてる 名物岩なんじゃないの~♪




最近 ここの上で逆立ちした命知らず がいるそうです!!
アンビリーバボー!!




ひと岩越えても、また 次の岩が…









だ、か、らー、調子にのるなっちゅうの!!

途中、右に左にスパッて切れ落ちてる
細い岩場のやせ尾根を行ったり
鎖だけ渡らせた岩場を越えたりと
とても楽しく岩岩を満喫 嘘
ビビリまくりながらも 無我夢中でございます





後から考えると
ホント 霧に包まれていて 助かったなー
見通しクリアーだったら
切れ落ちてる先まで見えすぎてしまって
やばかったかもねぇー


とりあえず、岩場を終え、
ちょっと放心状態でございます




あんな岩場を越えてきたんだねぇ~
よしよし、って自分を褒めてあげたいっす‼


ウキキッ!!   ← って、小癪なおサルめっ!!




ガスが少しづつ晴れてきたみたいっす


ロープウェイ駅も見えてきました


麓の街も見えてきたし


ここの分岐( 極楽平 )を カール側へ下れば
今回の山行も終わりっす。
ところで、 “極楽平”って、
確かに乗越浄土からやって来た人達には 納得いくネーミングだね‼












おっ!?
宝剣岳の、トップのガスもとれてきた




あらあら、青空じゃない…


宝剣岳のピークにいる人が 見えてます!!
ヒャーッ
今頃 お尻ヒューヒューしてるんだろうなぁ

まぁ、そんなんで無事 帰還でやんす
まだまだロープウェーは、天国へ、餓鬼満載でやんす…




すっかり、穏やかな天気に…






名残惜しいけど、もたもたしてると
下りのロープウェーも 乗車待ちの整理券がでるらしいし、


バイバイ、宝剣くん、
スリル満点で楽しかったよ~


紅葉も 駆け足で山を下っていました



さて、温泉、温泉


そして…

ゴキュッ、ゴク、ゴク、
プハーッ!!


紅葉真っ盛りの、木曽駒ケ岳・宝剣岳の旅でした、ヘヘッ


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木曽駒ヶ岳&宝剣岳 錦繍の旅 中編

2015年10月16日 03時36分07秒 | 中央アルプス
お初でございます、木曽駒ケ岳、
天気はいいものの
風、強っ!!

お腹が空いたねぇ~
そう言えば ロープウェイ待ちに食べたお蕎麦以来
何も食べてなかったっけ…

そういゃあ、さっきなめた はちみつ飴
効いたなぁ~

フード 被って、
耳まで隠せば、なんとかしのげるけど、
見栄え、悪っ!!




ぷぷっ、おサル君ったら、最近 ちょっとベテランを気取って
主要な場所を通過する度に その時間をメモったりしています…
( 多分、あとどれくらいで食事にありつけるか、逆算してるに違いありません )

空は完全に 秋空の色…







宝剣岳の 尖がりと ぶっささり具合が、
これくらい離れたほうが よくわかるネッ

南アルプス オールスターズ!!


隊長、ちょっと気取って、はいっ!!


木曽駒ケ岳は、地元の人にとっての信仰の山
山頂奥には ちゃんと祠があるのです。

おかげさまで なんとか吹き飛ばされずに ここまで来れたでごぜえます… ぶつぶつ…


森林限界を超えたのが一目でわかる山肌。
ここが、3,000mを越した高所であることを思い出させてくれます。




木曽側の はるか下に 木曽川が光ってます。



富士山も、その頭だけのぞかせて…

そして 木曽御嶽山


あそこで 何十人もの方が…
ご冥福をお祈りいたします…



こちらは、北アルプスの大スター、槍さまに 穂高さま


さてさて,
木曽駒ヶ岳の山頂からの眺望も楽しんだし
今夜のお宿に向かうとしますか。





秋の日差しは もうとっくに傾きかけていて
山頂から外れた途端、
さっきまでの賑わいも 幻のように消えてしまいました



山頂を越して しばらく進むと
見えてきました、頂上木曽小屋
最初は こちらにご厄介になる予定でした…





あらーっ!?
って いうと、我隊の泊まる 玉乃窪山荘が 見えてこないとおかしいんだけどなぁ…




あった、あった、
ちょうどお隣の木曽前岳との間の コルの部分に建っています。


振り返ると、頂上木曽小屋が かろうじて見える距離ではあります…

ホテル千畳敷」はともかく、
木曽駒ヶ岳の山頂を含め、
乗越浄土からの稜線上には、幾つかの山小屋があります。
宝剣山荘駒ヶ岳頂上山荘頂上木曽小屋、などなど…

そんな中から 今回 我が隊が選んだのが…
『玉乃窪山荘』



なにぶん初めての山、
いつもならネットも含め十分リサーチしていくのですが
( あ、食事の事もあるので、これは 本来 おサル君担当の仕事 )
急遽 決行した今回の山行、
少ない時間で決めざるを得ず、
しかも紅葉シーズンど真ん中の土日、
予約が取れれば ラッキー、ってなもんでがす。


運良く、頂上木曽小屋が、 混んではいるものの
なんとか入れるという事で、
まぁ、又 何人かで布団一枚パターンかなぁ、と
宿泊環境については半ば諦めていたのでした…

ところが直前で、おサル君が
そこに玉乃窪山荘っていうのがあるの⁈
誰かのブログで、シャワーもあって、ご飯も美味しいって書いてたよ」
と のたまうのです…

隊長も 何かの記事で、( 同じブログなのかなぁ?)
その事は知っていました。
しかし、予約できるか聞きたくて 何度も電話したのですが
結局 繋がらず、諦めていたのです…

多分、もう今シーズンは営業を終えてしまったんだろう、
と 話していた直後でした。
携帯に一本の電話が…
「 こちら玉乃窪山荘と申しますが、お電話 頂戴してましたか?」

電波状況が悪いらしく、
時々 繋がった時に 着信履歴を見て電話をしているとの事…
これは、何かのご縁かも
木曽小屋さんには お詫びして、
こうして 玉乃窪山荘さんに お世話になる事となりました。


今回、我が隊が取るコースでは、
山頂を木曽小屋さんの更に向こう側に下りる為、
片道 25分ほど余計にかかります。





到着です‼
先に小屋にいたのは、三人だけ
お布団の心配は 取り敢えずしなくてよさそうです。





例の “カ~ル” パンパンっす



ここの山小屋には、
おサル君は シャワーがあるんだよ、と
強調していましたが、隊長、本音を言えば
その事にはあまり期待しないようにしていました。

無きゃ諦めもつくのに、
期待して、逆に使えなくてガッカリするのも嫌だったし、
そもそも
山小屋って、本来 命が脅やかされるような場面で
登山者を それから守ってくれる事こそが 最大の存在意義だと思うし、
だから 極端な話、雨露をしのげて、
なにがしかの食べ物が供されれば、
必要にして十分なんじゃないかな、と…

自分も含めて、今、登山ブームの中で
案外と抵抗なく山に向かう人が増えていますよね、
その事自体は すごくいい事だけど、
中には
下界の感覚をそのまま山に持ち込んでしまっている人がいるのも事実。

山小屋で出される食べ物が 美味しいに越した事はないけど
サービスがなってないだとか、
部屋がきれいでないだとか、トイレが臭いだとか、
山小屋を維持している人達の苦労を
少しでも考えた事がある人だったら、
仮に何か思っても、ごくごく身内の人以外には
そうした不満を漏らしては
ルール違反なんじゃないかなぁ…

玉乃窪山荘さんは、
その意味では、まさに天国かもしれません。
一人500円を、宿代にプラスして払いさえすれば
あったかいシャワーが使え、
ドライヤーまで使え、
ビックリしたのは、部屋でテレビまで見ることができたこと。
部屋も トイレだって清潔だし、
その日の夕ご飯は、なんとキノコの炊き込み御飯‼

あぁ、ここが天国でない わけがないじゃあないですかぁ…

なんだか 言ってる事が 支離滅裂ですが、
そんな山小屋なのに、
結局、その日の宿泊は 我が隊を含めた五人のみでした。

この快適さを もっと前面に打ち出せば、
下界と同じに
不便なく過ごせることを優先する人は増えるかもしれないけど、
結局 誰も、
そんな人で山や 山小屋が溢れることを願ってないんじゃないかなぁ…

珍しく考え込む、隊長なのでした。



強風が おさまった 日没前、
外に出てみました。
雲もそれほどなく、今夜は 満天の星空が
期待できそうです。
明日も、はれるといいねっ…















も一回、 木曽駒ケ岳~宝剣岳 後編に続きまーす。



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木曽駒ヶ岳&宝剣岳 錦繍の旅 前編

2015年10月11日 14時35分45秒 | 中央アルプス
何を隠そう、
そう、お初でございます、中央アルプス



アルプス と名のつく山や、
アルプスに位置する山には、
ある意味とっても敏感な隊長ですが、
今まで何故か 中央アルプスだけは
縁が遠かったのでございます…

何故⁈. って
東京に住む者にとって、
新宿を起点に 行きやすい山域と言うのがあって、
北アルプスも南アルプスも、場所によっちゃあ そりゃ確かに遠いけど
まだ 中央アルプスに比べれば
交通手段では格段にアクセスし易いのが事実(印象?)です。


それでも
木曽御嶽山や、恵那山空木岳と言った
人気の百名山なら、
隊長ぐらいのキャリアでさえも
とっくに足を踏み入れていておかしくないのですが、ね。


その代表格と言うのが、木曽駒ヶ岳

ところで、全国に「駒ヶ岳」と名のつく山、数多く有りますが
イケメン代表は そりゃ何と言っても、 甲斐駒ヶ岳でしょ‼

へへっ、俺、俺




じゃあ 木曽駒ヶ岳は、と言うと…
そうだなぁ、ちょっと歳の離れた
身体の大きい長兄、っていう感じ⁉

え⁈ 全然 イメージ 合ってない⁉
そうかなぁ~


結局、普段から山に登っていて
そのシルエットだけでも
実際にしょっ中 目にしている山か、そうでないか、ってところが
お馴染みの山に なれるかなれないかの 差、って事だね


でも、木曽御嶽山、
もしも馴染みになっていたなら
ちょうど1年前の今頃に 登っていてもおかしくない位の人気の山で、
そしたら自分も もしかしたら巻き込まれていたかも…

そう考えると、
運 不運 って事だけで、一言で くくってしまえない
複雑な心境です…


まっ、でも、
せっかくお初に訪ねるのなら、
敬意を表して 長兄から訪ねるのが マナーでしょう
ここは…



って訳で、山の日の翌日( まだ来年からだけど )、
台風崩れの 爆弾低気圧が遠ざかるのを見届けて
出かけて参りましたです。

アクセスが悪いのは この際 諦めて、
新宿発の高速バスで 中央高速 駒ヶ根I.C まで。
なんでも、ここで降りてすぐの所で
ロープウェイ駅行きの 路線バスにつながるらしい…

高速の渋滞で 15分ほど 予定より遅れて着いたのが…



女体入口 ‼ ⁉

何ともリアクションに 困る名前の、バス停です…

ここから、
さぁ いらっしゃい、という事なら
据え膳食わぬは男の恥 はい、お世話になります。
なにぶん、初めてなので、
優しく 宜しく リードしてくださいね


って、だから、違うっ つーの‼
その頭ん中の 妄想、一回 消してくれます⁈

ちょうどその時、隊長の前を、一台の空車タクシーが
通り過ぎようとしていました。
窓から こっちを見る運ちゃんから
テレパシー ⁈ …
「お兄さん達、乗ってけば良いのに…」

次の刹那、ごく当たり前に
手を挙げ、タクシーを止める隊長でした。

運ちゃんから 道々 聞いたところだと、
あのまま 連絡バスを待っていたら、最低でも一時間は
更に ロープウェイに乗るのが遅れてただろうと…

それを裏付けるかの様に、
そのままタクシーで ロープウェイ駅に乗り付けた我々に告げられたのは…

「はい、今、整理券発行しているから これ受け取ってね
今の時点で 約1時間半待ち ね、よろしく」

マジ っすか? 係員のおじさん…





見渡すと、
天国か地獄行きか、閻魔様のお裁きを待つ
まるで亡者の如き 観光客の群れ、群れ、群れ…
( 結局 ロープウェイチケット買えば、みんな、
天国へ行けるんだけどね、ハハッ… )

※注 決してここに写っていらっしゃる方々を亡者と言っている訳ではございません


混むとは聞いていたけど、
まさか これほどとは…
慣れない場所、少ない情報の中で、
余裕を見て ロープウェイ「千畳敷駅」を
午後1時出発として コースタイムを計算していたんだけど
果たして それ迄に 上に行けるのか?

今日のお宿、玉乃窪山荘へ 4時到着を想定しています
日の短い今の季節では
結構 ギリギリの時間設定 なんだけどなぁ~

ま、慌ててもしょうがない
早めのお昼を済ませ、待ってよう。

1時間は待った頃、
インターのバス停で見た人達が
ようやく ロープウェーの出発駅に到着していました。





どうやら、黄葉は中腹まで 下りて来てしまっているようです…







で、どうにか上の千畳敷駅に到着。
千畳敷駅をスタート出来たのは、
なんと、想定した通りの 午後1時‼
隊長の、面目躍如でございます、ヘヘヘッ。










写真では、今までに何度も見てきた、
千畳敷カール
今、まぎれもない 本物の 千畳敷カール
目の前に広がっています‼

すっげぇ~っ‼

目の前に広がるカール地形の、
いったい大きいんだか そうでもないんだか
なんだかスケール感が変なのですが、
おサル君は、
ロープウェイ駅で見つけた「カール」
千畳敷「カール」で 山「ガール」が食べるんだとか 何だか言って
妙にはしゃいでいます。




気を取り直し
登山届をちゃんとだして、っと





ここ、ほんとに3,000m近い標高の 山の上なの⁈
老若男女で賑わう周りを見渡してみると
腰の曲がったお婆ちゃんはいるし、
踵の高いサンダルのお姉ちゃんもいるしで、
ある意味 すごいっす。
ここまで 気軽に上がってこれてしまう事の
良い面、悪い面 きっと あるんだろうねぇ…




そんな事 思いながら
天国の駅から、
更に 天国への階段みたいな 急登を登りだします。



振り返ると、
日本の誇る高峰、ワン(富士山)、ツー(北岳)、スリー(間ノ岳)が見えています。
( 来る途中、タクシーの運ちゃんに教えてもらいました )
安心してください、見えてませんよ 見えてますよ!!






時々、間違って勢いで登っちまったんだろうなぁ、
と おぼしき人とすれ違います。
まぁ、事故がなきゃ 何より…



やっぱり、ここ 千畳敷カール
同じカールでも、涸沢カールなんかに比べると
ザイデングラートみたいな、
来る者を容易に寄せ付けない 難所がない分
隊長の肌感覚でいうと1/4くらいはスケールが違う感じかなぁ

てな感じで…


「乗越浄土」まで、
サクッと登ってきちゃいました。


風、強っ!!
山懐に囲まれていたカールとは異なり
稜線に立った途端、西側からの容赦ない風が…


千畳敷カールの真上に
突き刺さったかのようにみえる『宝剣岳』


よく見ると、います、います、
命知らずが…

※先程の運ちゃんによると、なんでも ここの天狗岩という
名物岩の上で 最近、逆立ちした奴がいるんだとか…
阿保です…








するってえと、
木曽駒ケ岳はこっちの方角だねっ!!


千畳敷カール方面をバックに も一度パチリっ



しかし、
風が強いと
体感温度で、2~3度は違うっていうから
恐らく この時点で 気温5度は上回ってなかったはず

しばらくは我慢して進みましたが
堪らずフードをかぶり、手袋を2枚重ねにして
やっと安心。
山では、早め早めの対応を考えないと
いざ 対応しようとした時には手遅れっていう事が
よくあるからねっ



木曽駒ケ岳方面の視界を遮っていた中岳までやって来ると…
やっと 本峰 木曽駒ケ岳が見えてきました。
ん!?
その左隣に見えるあれは、 中央アルプスでは 隣の山塊となる『御嶽山』!!

今日は 噴煙は上がっていませんでした。
改めて、合掌。


おサル隊員発案、
フードの 風による飛ばされ除けの洗濯バサミ
今日みたいな強風の日は 大活躍


振り返ると、先程の「乗越浄土」が すぐそこに


「強風」だけを除けば、 最高の天気に視界の この日
たくさんの人が ここまで来ていました。





おサル君の 
最近の、登りたい山ベストに入っていた山域に、
やっと来れたね!!
ウキ、ウキーッ!!



さて、では 中岳を越え、いよいよ本峰、木曽駒ケ岳へ行きますか
目の前には、山頂と、山頂小屋と、幕営地が見えます。




次 木曽駒ケ岳~宝剣岳 後編に続きまーす。



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初秋百名山、四阿山から猫だけ、ん!? 編

2015年10月02日 21時53分22秒 | 信州
突然ですが
「百名山」って、山に登る人にとっては、
良くも悪くも、一つの指標になっちゃってまして、
で、
今回の山、
「四阿山」でがす。

え?! 読めない?!

そうだよね、隊長も読めませんでがした、へへっ

「あずまやさん」
れっきとした、 『日本百名山』でございますです。
へーっ、そうなの…



地味なんです、ええ、わたし…
どこにいるの ? って、そうよねぇ
逢いに来たいなら、そう、
信州は上田から、バスで菅平高原までいらして。
バス停まで、迎えに行くわ
( 行かない、行かない、迎えに行けませんから )




下界でも 初秋の気配が感じられだした頃、
以前 このブログにもご登場いただいた 『お兄ちゃん』こと、Y 氏
四阿山へ行って参りました。







ここんところ盛り上がってる、日本のラグビーの聖地
「菅平高原」
そのスタート地でございます。



Y 氏 お兄ちゃん と、ここへ来ようという事になったのは
昨日の事。
一昨日まで、その名前ぐらいは目にした事はあっても
場所も、アプローチも、アクセスさえ知りませんでした。

例えれば
同じクラスにいるのは知っていても
あまり目立たず、いつも教室の片隅で
クラスメートの後ろの方に 隠れるようにして立っている
メガネ女子って
そんな感じです。

しかし 改めて地味なメガネを外した彼女を見てみると
これが実に可憐で可愛かったりするんだなぁ…



と、妄想全開で進むこと 小一時間
やっと、
登山口 到着です。











マイカー派の方は、この分の時間短縮が可能でがすネッ!!
予定ルートでは、周回でここへ戻ることになっていて、
時間にして5時間半

最初に 隣にある「根子岳」へ登り、
登り直して「四阿山」へ。
日帰りには手頃な感じでしょ







たいして きつい登りでもないのですが、
だらだら だらだらと
際限なく続く登り
隊長は、正直 苦手な登りです。
Y 氏 お兄ちゃん は、さすが 元 高校登山部員
サクサクと快調です。
気にせんで、先 行っててエエデ~
















はぁはぁ、どうにか、
到着でげすなぁ…









小休止でげす。
お昼ご飯は、時間的に ちょっと中途半端だから
隣の 四阿山まで行ってからにしようね、
お兄ちゃん。

ぷぷっ、いつもの おサル隊員が一緒では
こうはいかないからね…



風が やはり もう秋風。
汗冷えしないように、薄手のシェルを羽織って
それじゃあ、四阿山へ
レッツゴー!!







あれっ!?
根子岳に並んだ、隣の 四阿山に向けて
根子岳の頂上を 右に回り込んだ途端
景色が一変!!









根子岳までの、穏やかな登り一辺倒だった風景から
一転して 険しい下り
そして、熊笹の谷越しに登り返した先に、
四阿山らしき頂が見えます。

まさに、地味なメガネ女子
一変 
そのきれいな素顔をさらした瞬間です!!



お兄ちゃんも、この山は初めて
華麗なイメチェンに、ちょっと戸惑ってます



お兄ちゃん「まいったなぁ~、ハート鷲掴みにされちゃったよぉ~」

その笑顔は…
さては メガネ女子の変身に、
惚れてもうたようでがすね…













実に気持ちの良い 熊笹の原、
こんな気持ちの良い場所に出会えるなんて
いい意味で 裏切られました。













そう言えば、大菩薩嶺の奥にも
似たような場所があったっけ…
ナイス サプライズプレイス、( ぷぷっ 何だその英語っ )



はい、でも下っちまったら、
また登り返さなきゃならないんでがすね、はい…






まじで、
結構きつい 登り返しでしたので
写真の方
割愛させていただきます。
っていうか、撮る 気持ちの余裕がありませんでした、はい…





あそこっ、あと少し頑張ればっ…





何とか無事、到着でがす、へぇ
狭い山頂の岩場に腰かけて
朝 買い込んできた おにぎりを頬張って
お昼ご飯 終了。
あら、おサル隊員がいないと、ずいぶん味気ない事
まったくでやんす…







ガスってきてしまって、
残念ながら眺望は今一。
では、ぼちぼち 戻ろっか…



お兄ちゃん、
ひざ痛の持病があって、下りはあまり得意でありません。
サーポーター巻いてるところで、
先行交代。







先程の 根子岳です。
こっちと、ほぼ同じ勾配、位置で
深い谷を挟んで並んでいるんだね。

















山には駆け足で 秋がやってきていました。



牧場に着けば、ゴールも目前。
入口の売店で、牧場のソフトクリームを堪能して
帰路についたのであります。

あ、菅平高原のホテルで、お風呂にも入って帰れました。
満足 満足。


あした、錦秋の木曽駒ケ岳に行って来まーす。



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