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情報衛星打ち上げ H2A10機連続成功 「完成度の高さ示せた」

2009年11月27日 | 記事紹介

ニュース 速報 YOMIURI ONLINE(読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20091129-OYT8T00105.htm

2009年11月28日配信

 

  記事の紹介です。

情報衛星打ち上げ H2A10機連続成功 「完成度の高さ示せた」

情報収集衛星を搭載して打ち上げられたH2Aロケット16号機(28日午前10時21分、南種子町の種子島宇宙センターで)=大原一郎撮影
種子島宇宙センター入り口で通行車両をチェックする警察官ら
成功の喜びを語る射場チーム長の並河達夫さん

 国の情報収集衛星「光学3号」を載せた国産主力ロケットH2A16号機が28日、南種子町の種子島宇宙センターから無事、飛び立った。国の安全保障にかかわる情報を集める衛星とあって、センターには政府関係者も訪れ、成功に拍手を送っていた。(小西慶幸)

 ロケットの機体は27日午後10時前、組み立て棟から発射地点へ移動、28日未明から燃料の注入が始められた。機体は同日午前10時21分、「3、2、1、ゼロ」のカウントダウンの放送と同時に、オレンジ色の閃光(せんこう)を放って地上を離れ、バリバリという爆音を放ちながら、雲の中へ消えていった。

 センター内の竹崎観望台では、背広姿の政府関係者らが、ロケットが飛び立つと手をたたいて喜んだ。打ち上げ後の会見で、滝野欣弥官房副長官は「本当にうれしい。関係機関、地元の方々にお礼を申し上げたい」と笑顔を見せた。

 一方、H2Aロケットの打ち上げは今回で2005年2月の7号機以来、10機連続の成功となった。三菱重工業の大宮英明社長は「日々の作業がスムーズで、不具合も少なくなっている。今回の打ち上げで完成度の高さを示せた」と胸を張った。

 

宇宙センター周辺県警など厳重警備

情報収集衛星打ち上げに際して、種子島宇宙センター周辺では厳重な警備態勢が敷かれ、物々しい空気に包まれた。

 打ち上げの数日前から同島・西之表市の高速船乗り場などでは、県警の警察官数人が立ち番を続け、乗降客の動きなどに目を光らせた。センター内の数か所に設けられた検問所では、警察官が通行車両を止め、運転手から行き先や目的を聞き、上空からは県警がヘリコプターを飛ばし、警戒をした。

 県警は9月中旬、鹿児島市の県警本部に警備本部、センター内に現地本部を設置。近隣の県警にも応援を依頼したが、「人数などについては、一切、明らかにできない」(警備課)と説明。第10管区海上保安本部(鹿児島)も「海上から必要な警備にあたっているが、態勢は明らかにできない」とする。

 三菱重工業側も、情報収集衛星が飛ぶ軌道や、ロケットからの分離時間など、ほかの衛星で明らかにするデータを事前に公表せず、宇宙航空研究開発機構は、打ち上げ時のインターネット中継を行わなかった。

射場チーム長 並河さん 重責果たし安堵の笑顔

 「良かった。また次が打ち上げられる」。種子島宇宙センター内の総合指令棟で、衛星の分離を確認した瞬間、三菱重工業の射場チーム長・並河達夫さん(51)=写真=は、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 射場チーム長はロケット打ち上げ全般の現場責任者。作業進行状況の確認を行い、トラブルが起きれば処置方針を決定する。今年4月に就任し、打ち上げは9月の新型ロケットH2B1号機に続いて2回目となる。

 神戸市出身。SF小説が好きで宇宙に興味を持ち始めた。小学5年生だった1969年、アポロ11号の月面着陸の中継に興奮し、宇宙開発の道に進むことを決意。京都大工学部で航空工学を学び、81年の入社以降、28年間にわたってロケット開発に携わってきた。

 「若い頃は、自分で宇宙に出ることが夢だった。『死ぬなら宇宙で』と本気で思っていたくらい」と話す。今はロケット製造を担う後継者の育成にも力を注ぐ。マニュアル化を進めるなど、専門技術を分かりやすく伝承することに余念がない。

 それだけに、自分が携わったロケットが失敗し、日本の宇宙開発の歩みを中断させてはならないとの思いは強い。「宇宙へロケットを飛ばすためには何が必要なのか、真剣に考えることができる人材を育てていきたい」と力を込めた。

2009年11月29日  読売新聞)

  記事の紹介終わりです。

 

 

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