我が郷は足日木の垂水のほとり

文化芸術から政治経済まで、貧しくなった日本人の紐帯を再構築したいものです

奴隷に、小判を渡す、馬鹿はいない。

2009年09月26日 | 別冊付録

☆m(._.)m☆ 左近尉の付録


奴隷に、小判を渡す、馬鹿はいない。

  『株式日記と経済展望』
 http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/cf450a0e56c9970f2a8fe4f60af296af
   上記(2009年01月27日 )に投稿したコメントの紹介。

現在の不況は、購買層に、お金が、行き渡らないから、起きている、富裕層や、事業所の資金が増えても、貯蓄や、投機に回ってしまうので、経済は、活性化しない。勤め人や、小事業者、そして、パートや派遣社員に、お金が回るようにするには、賃上げが、明快な解決策である。しかし、雇用者にしてみれば、経営を、過激に圧迫するので、反対する。ならば、賃上げの部分は、政府が、貨幣を新たに、作って、給与の増額分を負担すればよい。年金も同様で、政府紙幣で、行えばよい。

しかし、これは、余剰資金を有している、事業者や、金融業者にしてみれば、資金による、支配力が、それだけ弱まるので、いい顔はしないだろう。年間、百万円給与が増えれば、家電品など、キャッシュで買えるので、ローン会社は、倒産する。金融資本が、此処20年にわたって、推し進めてきた、『構造改革』は、勤労者や、小規模事業所の所得を減らして、大規模な事業者、特に、輸出関連の、会社などに、利益を集約させ、それを、奪い取ることが、最大の目的であった。その目論見は、最終局面を迎え、金融恐慌と相成った。次の、段階は、経営の行き詰まった、会社や、個人の、不動産や、会社そのものを、叩いて買う段階である。AIG に対する、政府の資金注入は、その行為を、複雑にして、あたかも、救済を装ってはいる。しかしこれは、ずっと前に、もうけたものを、関連企業なり、あるいは、知人、友人の会社に、儲けた資金を隠し、それで、赤字で、倒産しそうになったと、嘘泣きしているにすぎない。

民主党などの、勢力が、はたして、どの階層の利益を代弁しているのか、確認してみるのもおもしろい。最初に述べた、勤労者などの賃金を、政府補償で遣ったらどうかと、迫ってみればよい。

自由経済の社会では、勤め人は、粗野な言い方をすれば、『賃金奴隷』である。豊かな生活をするには、権力から、資金を、融通してもらうのが、一番手っ取り早い。世界中で、唯一の、隙間産業の、ビジネスモデルを立ち上げて、自分を、奴隷の立場から、解放することが、弊府紙幣を手にするという、課題の、正解である。補助金の獲得と、融資の実現が、政府紙幣獲得の現実的な、道程である。

自民党と、民主党は、僅かばかりの定額給付金という、こませを撒いて、国民の目をそらしている。本当は、金融の、規律、規範を厳しくする、具体策で、論戦すべきなのである。金融を厳しく律すれば、金融事業そのものに、うまみが無くなるので、詐欺師や、こそ泥は、この事業から撤収するだろう。特に、民主党は、金融の狗の臭いが強いので、このテーマからは、逃げるだろう。現実に、そのようにしている。定額給付に、嚙み付く、わんわん。キャンキャン。

 

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