ちょうど、1年前に書いた記事「D-STAR」 中継局設置の予算(中継用電子機器類を除く)が
すさみ町の町議会で承認されました。
D-STARとはアマチュア無線デジタル中継装置のことですが我が町は山又山の地形ガラ、
車載やハンデー無線機に使われている144MHzとか430MHz帯は山に遮られて、ほんの数キロm程度
しか通信できません。そこで山の上に中継局を設置して高いところから再送受信させれば遠いところまで
通信できるのです。さらにデジタル中継局では電波に乗っている内容(通話など)をデーターに変換して
インターネット回線経由で日本~世界各地の中継局へ配信し、他の地域の人との会話や映像のやり取りが可能です。
つまりは、携帯電話とほぼ同じ事ができますが違うところは相手が必ずアマチュア無線局であることです。
アマチュア無線局は大きな災害で電話回線などが使えなくなった時でも単独で動作し、使えることが多く
実際に災害時に活躍もしています。この様な場合でも中継局があるのと無いのとでは大きな違いが出てきます。
広い範囲電波が届けば援助、救助要請も広い範囲届きます。D-STAR構築予定の電波伝搬範囲は
中継局を介しない場合の10~100倍程度のエリアが確保できます。
今後、「すさみ町アマチュア無線クラブ」では出来る限り早く「すさみ町D-STAR」が
稼働するよう頑張ります。
D-STAR設置にご理解、ご協力くださいました皆様に御礼申し上げます。
「すさみ町アマチュア無線クラブ」 一同 ペコリ