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LT3080低損失、高効率レギュレータ

2011年01月26日 | 電子工作

3WのハイパワーLEDを点灯させるために定電圧レギュレータLT3080ETを定電流源として使用して好結果を得たので報告します。

LT3080ETの詳細はこちらからDL して下さい。「LT3080.pdf」をダウンロード 

この電圧レギュレータの特徴は低損失でもありますが、エラーアンプの入力電圧(リファレンス電圧)が10μA×Rsと非常に小さく他のレギュレータと比較したら約10万倍程度高感度ということになります。したがって定電流回路の電流検出抵抗が非常に小さな抵抗値(別回路の電圧アンプ不要で0.1~1Ωなど)が使えるので、より低い電圧で多い電流をLEDに流せます。

PawarLEDを点灯させる場合、電池駆動などでLEDのVF電圧ぎりぎり、4~6Vで使いたいなどの場合普通の定電圧、定電流回路ではどうしても電圧マージンが2~3V必要ですから無理です・あきらめて抵抗電流制限回路になってしまいますが例えばアルカリ電池4本=6.0Vこれをニッケル水素の充電池に交換した場合は4.8Vになってしまいます。5Vあたりで設計すると6Vでは危険レベル、4.8Vでは暗い!また抵抗による発熱や損失も大きくなつてしまいます。

今回は3WのLEDを直列に3個接続してLT3080を約700mAの定電流駆動として使います。以前作成のDCDCと比べると5分の1ほどに小型化されました。電圧落差も0.3Vと小さいので損失も少なく低電圧駆動には大変重宝します。もちろん定電流駆動ですから3個のLEDを故意にショートさせても設定電流は維持されます。電源電圧も12V程度から30V位にまで変動してもレギュレータは損失が増えるので発熱が多くなりますが短時間なら問題ありません。

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電流検出抵抗は1.0ΩとしてSET抵抗は68KΩの場合理論的には680mAの定電流出力になります。

合計9Wの点灯では電球の100W並?  直視は危険です!間近で手に光が当たっているとヒリヒリします!