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お気入俳人の俳句鑑賞します。
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■色彩俳句646「淡墨の花を螺鈿に畦塗れり」(『淡墨櫻』1996)(國島十雨)

2024-05-02 04:56:00 | 色彩俳句

●色彩俳句646・淡墨色3・國島十雨01・2024-05-02(木)
○「淡墨の花を螺鈿に畦塗れり」(『淡墨櫻』1996)(國島十雨01)
○季語(淡墨桜・晩春)(「名句鑑賞辞典(角川書店2000)」より引用)【→色彩俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたけこすせそちつてとぬねのはひふへほみむめも)】【→俳句結社索引

【鑑賞】:「螺鈿(らでん)」という貝類を嵌め込む漆工芸の技法。掲句では薄墨桜の落花を畔塗りの土に塗り込んでいる。


國島十雨(くにしまじゅうう)
○好きな一句「淡墨櫻虔しみて酒こぼしあふ」(『淡墨櫻』1996)02
○季語(淡墨櫻・晩春)(引用同上)

【Profile】:1915年岐阜県出身。→石田波郷に師事。美濃派獅子門第39世道統宗匠。連句作者でもあった。


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