俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句445・聴覚109・阿部宗一郎1・2019-08-19(月)
○「耳病んで奈落に蚯蚓聴くばかり」(『魔性以後』2003)(阿部宗一郎1)
○季語(蚯蚓鳴く・三秋)(→「魔性以後」より引用)【→五感俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:あれは耳鳴りだろうか。耳が病んでいるのだろうか。地の底からジージーとまるで蚯蚓が鳴くような静かな響きを感じるのだ。
●阿部宗一郎(あべそういちろう)
○好きな一句「野に咲いて悔ゆることなしおとぎり草」(『出羽句信抄』2016)02
○季語(おとぎり草・初秋)(「俳句界201605」より引用)
【Profile】:1923年山形県朝日町出身。16歳で太平洋戦争に参加、捕虜として抑留通算8年9カ月。1983年より俳句を始め「馬酔木」「海程」「沖」を経て「小熊座」同人。