俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●次元俳句445・超次元36・富田潮児1・2019-08-18(日)
○「物怪といふ名をもらひ生身魂」(富田潮児1)
○季語(生身魂・初秋)(「俳人名鑑」より引用)【→次元俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)
【鑑賞】:超次元の代表選手である「もののけ」。「怨霊」「妖怪」「変化(へんげ)」などとおどろおどろしい。しかし「諧謔」季語の代表選手である「生身魂」。もはやこの年齢になれば、「物怪」という名前も称号に値するほどである。
●富田潮児(とみたちょうじ)(1910~2011)
○好きな一句「空蟬の生きているかに木を抱けり」(「若竹」201008)2
○季語(空蟬・晩夏)(→「俳句についての独り言」より引用)
【Profile】:愛知県名古屋市出身。「山鳩」の→村上鬼城に師事。1928年俳人の父・富田うしほらが愛知県西尾市にて「若竹」創刊。1977年主宰継承。1990年「若竹」名誉主宰。