俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●次元俳句443・月(八月)2・山内利男1・2019-08-08(木)
○「八月や薪割る斧の見当たらず」(山内利男1)
○季語(八月・初秋)(「俳句201610」より引用)【→次元俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)
【鑑賞】:この句の組み立てを見てみると。「八月」という時間と、「薪」「斧」というの題材と、「喪失」という主題であります。それらが「や」の切字によって配合された句。「八月」は単なる時間的季語を超越しています。
●山内利男(やまうちとしお)
○好きな一句「かなかなの声引くときの川の音」2
○季語(かなかな・初秋)(引用同上)
【Profile】:書家。土田祈久男に師事。「燦」所属。2011年、国民文化祭「与謝野蕪村顕彰俳句大会」にて京都府知事賞受賞。