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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●方法俳句443・諧謔3・中坪達哉1・2019-08-04(日)

2019-08-04 04:56:00 | 方法俳句

●方法俳句443・諧謔3・中坪達哉1・2019-08-04(日)
○「百物語いくつかは風が消す」(中坪達哉1)
○季語(百物語・晩夏)【→方法俳句-索引1索引2索引3索引4 →俳人一覧(うえかきくけこしすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもや~)】

【鑑賞】:季語は「怪談」や「幽霊」「肝試し」の類いか。「いくつかは」風が消す蝋燭の火。「いくつかは」百物語の話し手が消す。そして「いくつかは」‥‥。少しぞくっとするような夏向きの諧謔であります。

 

●中坪達哉(なかつぼたつや)
○好きな一句「緑蔭の径深まりて子ら恐る」(『破魔矢』2000)2
○季語(緑蔭・三夏)(「俳句201706」より引用)

【Profile】:1952年富山県氷見市出身。1982年「辛夷」入会、福永鳴風に師事。2007年、福永鳴風の死去により「辛夷」主宰を引き継ぐ。2011年俳人協会評論賞受賞。


中坪達哉掲載句
03日盛りの穴に入るごと万屋へ(日盛り・晩夏)〈特集654・商店俳句2-8万屋〉2024/6/28

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