俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○五感俳句0307・聴覚075=静寂2・川口利夫01・2016-11-28(月)
○「静かなり枯菊焚いてゐる日向」(川口利夫01)
○季語(枯菊・冬) 「しづかなりかれぎくたいてゐるひなた」(→「今日の歳時記」より引用)【→五感俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえお・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:枯菊を焚けば五感のなかでも、真っ先に「嗅覚」が反応するでしょう。しかしこの句では聴覚としての静寂を詠んでいます。さらには冬日向の中のうっすら菊色を帯びた炎も。
○川口利夫(かわぐちとしお)
○好きな一句「秋霖の古城街道川に沿ひ」(「ホトトギス」200302)02
○季語(秋霖) 「しゅうりんのこじょうかいどうかわにそひ」(→「俳誌のサロン」より引用)
【Profile】:1941年、愛媛県出身。1965年より「冬扇」入会、→深川正一郎に師事。1977年より「ホトトギス」に投句、→稲畑汀子に師事。「ホトトギス」同人。「冬扇」主宰。