俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○特集俳句0306・一人俳句05・山口速01・2016-11-25(金)
○「また独りなり雪虫を見失ひ」(『筍掘り』1987)(山口速01)
○季語(雪虫・冬) 「またひとりなりゆきむしをみうしなひ」(「名句鑑賞辞典(角川書店2000)」より引用)【→特集俳句-索引1・索引2 →俳人一覧(あ・い・うえお・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:雪虫や綿虫とも。雪国の雪まみれで育った私は実はこの虫の記憶がありません。返す返すも残念です。なんでも弱弱しく風に流されるように浮遊したり、寿命が一週間ほどであったり。おとな好みの虫ですね。この作者も雪国のかたです。
○山口速(やまぐちそく)(1929~2016)
○好きな一句「なほ遠く往けと枯野の道しるべ」(『筍掘り』1987)02
○季語(枯野・冬) 「なほとおくゆけとかれののみちしるべ」(→「胡桃割る胡桃の中に使はぬ部屋」より引用)
【Profile】:秋田県出身。1959年「天狼」「氷海」入会。→鷹羽狩行に師事。「狩」同人会長。