俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●特集俳句0293・美し俳句02・松野苑子01・2016-08-26(金)
○「美しき耳を踊の後ろから」(『真水』2009)(松野苑子01)
○季語(踊・秋) 「うつくしきみみをおどりのうしろから」(→「ディオゲネスの親鸞・文学・俳句空間」より引用)【→特集俳句-索引1・索引2 →俳人一覧(あ・い・うえお・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:編み笠から見える白い耳。風の盆や西馬音内盆踊などに見られる妖艶な光景です。「美しき耳」に踊の輪の後ろから就いて踊ります。
●松野苑子(まつのそのこ)
○好きな一句「砲丸のめり込み匂ふ冬の草」(『真水』2009)02
○季語(冬の草) 「ほうがんのめりこみにほふふゆのくさ」(引用同上)
【Profile】:1947年山口県出身、神奈川県藤沢市在住。「好日」「坂」「→鷹」の同人を経て、「街」同人会長。俳人協会会員。1983年度青雲賞、1989度坂俳句賞、第8回俳句朝日賞準賞受賞。「遠き船」50句により第62回角川俳句賞受賞。
※第三句集『遠き船』。2016年第62回角川俳句賞受賞後第一作句集。謝謹呈2022年8月17日m(._.)m。
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松野苑子掲載句
03拳もて均す陶土や野分晴(『遠き船』2022)(野分晴・仲秋)〈五体637・拳7〉2023/9/12