俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○次元俳句055・死後(超次元)01・三谷昭・2011-08-21
○「暗がりに檸檬泛かぶは死後の景」(『獣身』1969)(三谷昭01)
○季語(檸檬・晩秋)
【鑑賞】:すっかり昏れてしまった部屋の暗がりのなかに檸檬の黄色が浮かんでいます。それはまるで死後の風景のようです。
○三谷昭(みたにあきら)(1911~1978)
○好きな一句「海峡を焦がしとうもろこしを焼く」02
○季語(とうもろこし・仲秋)
【Profile】:1930年、俳書出版の素人社に入社し句作を始め、「走馬燈」「扉」「京大俳句」「天香」等で新興俳句運動を推進、治安維持法違反を理由とする「京大俳句」事件に連座して中絶。戦後は実業之日本社の各誌編集長を歴任しつつ「天狼」「俳句評論」等で作家活動を継続。現代俳句協会の幹事長および会長となる。
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三谷昭掲載句
03窓は秋古りし燭台卓に置く(秋・三秋)〈特集637・家具俳句2卓〉2023/9/15