淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

天海祐希+沢村一樹、日テレ新ドラマ「偽装の夫婦」の脚本はあの遊川和彦。挽回なるか?

2015年10月10日 | Weblog
 木曜日と金曜日は東京出張。
 東京では久しぶり快晴に恵まれた・・・と思っていたら、青森に着いた途端、今度はここで雨に祟られる。
 そういう意味では、まだまだ「雨男」健在というところなんだろうか。悲しいことに。

 帰って、早速10月から始まる各テレビ局の新ドラマをチェックする。
 すべての新ドラマを観ることは物理的に不可能なので、あとは自分の嗅覚とカンとこれまで培ったドラマ知識をフル活用して、面白そうなテレビドラマを見つけ出すしかない。
 って、そこまで大袈裟なもんでもありませんが・・・。

 10月期の新ドラマの中で最も注目されるのが、日本テレビ系水曜日夜10時からスタートした(10月7日)、「偽装の夫婦」だろう、やっぱり。

 ドラマ「偽装の夫婦」の主演は天海祐希と沢村一樹。そして脚本が遊川和彦。
 問題は脚本を担当する遊川和彦である。
 天海祐希と遊川和彦は同じ日テレでドラマ「演歌の女王」、「女王の教室」で既にタッグを組んでいて、特に「女王の教室」はかなりの反響を呼んだ名作ドラマでもあった。

 そして、脚本家遊川和彦といったら、なんといってもあの「家政婦のミタ」である。
 凄まじい視聴率を獲得し、社会現象にまでなったあの怪物ドラマである。

 ところが、この脚本家、最近の作品が特に顕著なのだが、ドラマの出だしは色んな仕掛けをばら撒いて視聴者の気を大いに引くのだけれど、ドラマの後半になると急激に失速をしてしまい、最後は食い散らかしのまま終わってしまうという大きな欠点がある。

 特に、最近の「純と愛」や「○○妻」は本当に酷かった。
 ドラマが始まった数回までは、伏線がたくさんあって意味深なセリフで観る側を釘付けにしておきながら、最後になるとそれらを上手にまとめ切れず、結局中途半端に消化不良を起こしてしまうのだ。

 今回の、天海祐希と沢村一樹が共演する新ドラマ「偽装の夫婦」だけは、そうならないよう願いたい。
 主人公の天海祐希は、大学時代、心から愛してその身を捧げた男性・沢村一樹に突然裏切られ去られたことが切っ掛けとなり、それ以来、完全に心を閉ざし、孤独な独身の図書館司書として生きている。

 ところがある日、彼女は25年ぶりに沢村一樹と偶然再会する。
 そして沢村一樹から母親が癌で余命幾許もないことを告白され、しかも自分がゲイであり女性には一切興味がないことまでカミングアウトされる・・・。

 ほかに共演者が、内田有紀、坂井真紀、佐藤二朗、キムラ緑子、そして富司純子。主題歌は「JUJU」の「What You Want」(いい曲です)。

 まだ第1回目だけれど、ドタバタ劇も含めて中々面白い。
 何度か笑ってしまったし、演技者としての天海祐希も脚本家としての遊川和彦も、両者の長所がここでは出ている気がする。

 ただなあ・・・。
 遊川和彦の作るドラマ、最初はいいけど、いつも最後にはグダグダになっちゃうからなあ。

 なので、まだまだ気が抜けません、日テレ水曜ドラマ「偽装の夫婦」。
 期待はしてますが・・・。











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