淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

NHK「花燃ゆ」「あさが来た」、Fサガン原作「悲しみよこんにちは」、Aクリストフ原作「悪童日記」。

2015年10月04日 | Weblog
 青森、土曜日はあいにくの雨。
 朝からしとしと降っている。
 行くところ、行くところ、そこはいつも雨が降る。東京も雨。帰って来たらここもまた雨・・・。

 土曜日も朝早く起きて、オープン式典が始まる合浦公園での「秋まつり」会場へと向かう。
 雨が激しいので、子どもたちによる開会イベントも中止に。子どもたちのステージを楽しみに、一緒に来ていたお父さんとお母さんたちもさぞかしがっかりしたことだろう。

 雨が降って、合浦公園会場前は至る所に泥濘(ぬかるみ)が出来ていた。
 靴に水が入ってくる。
 まばらな数人の前で挨拶をし、セレモニーが終わって帰ろうとしたその瞬間、空が突然明るくなってきた。
 雨が上がったのだ。

 なんじゃ、こりゃ?!
 俺はここまで徹底的に雨男なのかよ・・・。

 仕事を終え、家に帰って携帯を見ると、幾つもの着信履歴。
 すべてが仕事がらみだ。
 対応しているうちに午後になる。

 時間が出来たので、スポーツジムに行って久しぶりにランニングマシンで走る。
 ランニングのあと腹筋をやって、お風呂に入って帰る。時間は有効に使わないと・・・。

 帰って、すぐさまテレビに向かう。
 NHK大河ドラマ「花燃ゆ」、NHK朝の連続ドラマ「あさが来た」、同じくNHK「ドキュメント72時間」を続けて観る。

 「花燃ゆ」は最近の大河ドラマの中でも面白い部類に入ると思う。ただ明治維新になっちゃったら、少しダレてきたようだけど。
 NHK朝の連続ドラマ「あさが来た」も一週目にしては上出来ではないだろうか。来週から、いよいよ子ども時代から青春期へと移るみたいだし。
 それから、「ドキュメント72時間」。101回目を迎えて、こちらも絶好調を保っている。「ドキュメント72時間」、このままの勢いで突っ走ってほしい。

 日曜日になる。
 やっと、街には淡い秋の太陽が覗いている。

 フランスの作家フランソワーズ・サガンが18歳の時に書き上げた小説、「悲しみよこんにちは」を映画化したオットー・プレミンジャー監督の同名作品を観る。
 主演は、デビット・ニーブン、デボラ・カー、そしてセシル・カットで一躍有名になったジーン・セバーグ。
 若かった頃のジーン・セバーグがとにかく可憐で可愛い。

 でもそのジーン・セバーグ、その後の女優人生は波乱に満ちていた。
 晩年、彼女は失踪し、その後パリ郊外に停めてあった車の中で遺体が見つかる。
 遺書が残されていて、そこには「許してください。もう私の神経は耐えられません」と書かれてあったという・・・。

 そのジーン・セバーグの映画「悲しみよこんにちは」を観終え、続けざま、オーランド・ブルームとフォレスト・ウィテカー共演、南アフリカで子どもたちの失踪事件を追う刑事映画「ケープタウン」と、アゴタ・クリストフの小説を映画化した「悪童日記」の2本をまとめて観る。

 「ケープタウン」、「悪童日記」、そのどちらも見応え十分の力作だった。
 そしてどちらも観終わってからも、暫くの間、胸が少し痛んだ。
 公開時、映画館で2本とも見逃したのが、今となっては悔やまれる。
 
 特に「悪童日記」は、原作となった「悪童日記」を含め、続く「ふたりの証拠」「第三の嘘」と、アゴタ・クリストフ小説3部作を全部読んでいるので、どうしても観たかった映画の中の一本だった。
 それが小説とはまた違った意味で、こちらも素晴らしい出来映えになっていた。

 いい映画を観ていると時間というものを忘れてしまう。
 あっという間に、街にも夕暮れが迫ってくる。

 ああ、日曜日も終わっちゃうよ・・・。











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