淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

TBS新ドラマ「MOZU  Season1 〜百舌の叫ぶ夜〜」は面白い。まるで映画みたい。

2014年04月15日 | Weblog
 木曜日夜9時台のドラマは、同じ傾向のドラマが重なってしまったようだ。
 一本がTBS新ドラマ「MOZU  Season1 〜百舌の叫ぶ夜〜」。そしてもう一本が小栗旬主演のテレ朝「BORDER」である。

 そのどちらも刑事ものだ。
 第1回目の視聴率は、「BORDER」が9.7%、そして「MOZU  Season1 〜百舌の叫ぶ夜〜」が13.3%を記録した。

 前評判の高いTBS新ドラマ「MOZU  Season1 〜百舌の叫ぶ夜〜」、確かに中々面白い。出足好調である。

 このドラマが特徴的なのは、「Season1」がまずはTBSで、そして次はWOWOWで6月から放送される「MOZU  Season2 ~幻の翼~」という2部構成になっている点だろう。
 つまり、今回の「MOZU」はWOWOW×TBSによる共同制作ドラマなのである。

 東京の繁華街で突然起こった爆発事件。
 その爆破時、ちょうどその場に居合わせた妻(石田ゆり子)を失ってしまった公安警察官がこのドラマの主人公、倉木(西島秀俊)だ。

 一方、同じ公安警察官である明星美希(真木よう子)もまた何故かその現場にいたことを突き止めた倉木(西島秀俊)は、彼女から強引に別の公安情報を聞き出す事に成功する。
 そしてそこに、爆破事件を追いながらも倉木ら公安に対して反目する刑事の大杉(香川照之)と、謎の組織に崖から突き落とされて記憶喪失に陥った、謎の若き殺し屋(池松壮亮)が絡み、物語はハイスピードで展開する。

 妻を失った警察官。記憶を失った殺し屋。事件を追い続ける中年刑事。敏腕な女性公安警察官。秘密を持っているらしい亡くなった妻。謎めいた行動をし続ける公安と警察上層部。オタクな交番警察官。記憶喪失者の介護に努める若い女性・・・。
 まるで群像劇のように、彼らは互いにすれ違い、交錯し、大きな陰謀の火中へと飛び込んでゆく。

 とにかく豪華なキャストである。
 主役の西島秀俊に、香川照之、真木よう子、生瀬勝久、伊藤淳史、有村架純 池松壮亮、長谷川博己、石田ゆり子、それから小日向文世。

 原作は、逢坂剛の「百舌の叫ぶ夜」。
 そして監督が羽住英一郎。
 羽住英一郎は「海猿」や「ダブルフェイス」を手がけた監督で、今回、すべての演出をたったひとりで行っている。

 そして、「Season1」が終了した直後、前段でも述べたように、今度はWOWOWで「MOZU Season2 ~幻の翼~」がオンエアされる。
 その「Season2」では、西島秀俊、香川照之、真木よう子に加えて、新たに蒼井優と佐野史郎が加わるらしい。

 「MOZU  Season1 〜百舌の叫ぶ夜〜」の第1話は、なんと約2時間に及ぶロング・ヴァージョンだった。
 まるで映画を観ているような展開である。
 予算の掛け方が観ているだけで段違いだということが分かるし、映像も映画並みの高画質。

 物語自体に様々な伏線が随所に用意されていて、大きな2つの流れ―警察側と逃亡している殺し屋側―がちょうどいい塩梅で重なり合うので、次の展開が楽しみになって、画面に惹き付けられてしまう。

 第1話があまりに面白かったので、月曜日のお昼休み、自転車を飛ばして中心市街地にある本屋さんに飛び込んで、逢坂剛の原作「百舌の叫ぶ夜」と、続く「幻の翼」の2冊をまとめて買ってしまった。

 実は、原作者である逢坂剛のミステリー小説って、まだ一冊も読んだことがなかったのだ。
 ネットで評判を確かめてみたら、やはり「百舌の叫ぶ夜」に対する評価がすこぶる高かった。
 傑作だと書き込む読者たちで溢れている。

 もちろん、ドラマのほうはまだ1話だけしか放映されていないので、ドラマ自体の評価はまだ出来ないけれど、まずは早目に小説を読んでしまいたいと思っている。
 せっかちだということもあるのだけれど、どうしてもこのドラマの最後が知りたくて知りたくて、居ても立っても居られないのだ。

 今日から完全に睡眠不足だな、これは・・・。








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