重低音のBlue Canary

♪ 思いつくままを、つたない文と photo で …

夏を見送る。

2008-08-23 | つれずれ
今夜、
夜空に
夏を見送っていました。


今夜7時過ぎから秋田県大仙市(旧大曲市)で開かれた「第82回全国花火競技大会」の最初から最後までを
NHKハイビジョンTVが生中継していました。


全国の花火師が総理大臣賞を争って技を競う、日本で最も権威のある花火大会です。

今年も70万人を超す見物客が押し寄せた盛況ぶり。
会場・雄物川畔の桟敷席は5000円~1万9000円もするそうですが、
私は無料の特等席で、ビールならぬコーヒーを飲みながら堪能させてもらいました。

こんなふうに、です。



       



       



こうして夜空を鮮やかに彩った花火が消えると同時に、
今年ひと際暑かった「日本の夏」も
とうとう終わったのですね。



それにしても、です。
テレビを見ながら、思ったのです。

1000kmも離れた場所で開かれている花火大会を、
自宅でリアルタイムに、しかも極めて鮮明な映像を通して見物し、

かつ、

それをデジタルカメラで撮影し、
データをわずか数cm角ほどのメモリーに記録し、
再びパソコンで読み取ったうえ、ソフトウエアで編集し、

さらに、

光ファイバー回線であっという間にプロバイダーのサーバにアクセスしてアップデートし、
個人ブログに貼り付け終わったら、
もう、世界中の誰もがそれを自由に見ることができる――

――そんな、30年前には夢想だに出来なかったことがいとも簡単に出来てしまう時代・環境の中に、いま、私自身が生きているということ。

そのことに、驚くというより深い感慨さえ覚えるというのが、
いまこうしてキーボードに向かっている「オジサン世代」の
正直な気持ちです。


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