私が小学1年の時、学校から帰ると
両親は一里ばかり離れた 煙草畑で仕事に勤しんでいた。
つまり二人とも居なかった。
私は二人が恋しくて堪らず
泣きながら
その畑まで駆けていった。
二人は 私を見つけると
少し悲しさと 嬉しさをない交ぜにした表情をして
よく迷わず来たなと誉めてくれた。
「父ちゃん腹減った」というと
山ユリの根を掘って食べさせてくれた。
今でも、のしたタバコの葉の色が脳裏に浮かぶ。
両親は一里ばかり離れた 煙草畑で仕事に勤しんでいた。
つまり二人とも居なかった。
私は二人が恋しくて堪らず
泣きながら
その畑まで駆けていった。
二人は 私を見つけると
少し悲しさと 嬉しさをない交ぜにした表情をして
よく迷わず来たなと誉めてくれた。
「父ちゃん腹減った」というと
山ユリの根を掘って食べさせてくれた。
今でも、のしたタバコの葉の色が脳裏に浮かぶ。
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