ガパオ地雷回避リンク集やりますよ
こんばんは。
最近タイ料理熱が知り合いの間で高まっています。
その中でもバジル炒めご飯の、ホーリーバジルの有無についての論争がとりわけ高まっております。
まずは被害者の会の皆様の声をお聞きください。
ガパオが入ってないって、言語道断!!
それはうな丼と言って、実は穴子だったというようなモンだぞ。
ちょっと違うかも知れないが、この際どうでもいい。
オレは、怒ってるんだ!!(ガパ男さん)
つまり、僕の頼んだものはこのような公式で説明出来ます。
”僕の頼んだガパオ - ガパオ = 鶏肉の野菜炒め”。
誤解しないでいただきたいのですが、コレはコレでおいしいですよ。
ただ、コレはガパオじゃねぇ。
あのな、確認しとくけど、これガパオなんだよな?
だったら、ガパオ入れろボケ。
いいか、これは要望じゃねえ、命令だ!!
(ドエスさん)
「豚肉のバジル炒めかけご飯」です。
メニューの写真にはバジルがたっぷり入っていましたが出てきた料理にはバジルが皆無です。
でも帰り際に店員さんに聞いてみると「ガパオ入ってたよ。ガパオ入ってないとガパオじゃない!」と言われました。
見えないくらいにみじん切りしてあったのでしょうか?
(ドエロさん)
このような、被害者の会の声が多数あがっています。
そもそも「ガパオって何なのさ?」と思ってググってみました。
すると、エスニカンさんの記事がヒットしました。
非常~に詳しく紹介されていますので、ぜひご一読を。
その上で、なぜ「バジル炒めご飯」なのにバジルを入れないお店が多いのだろうか?と思いました。
とりあえず考えられる理由は以下の6点です。
1.ホーリーバジルは価格が高いから
2.ホーリーバジルは日本での入手が難しいから
3.ホーリーバジルは日持ちせず、管理が大変だから
4.日本でホーリーバジルを入れてバジル炒めご飯を作ったら、葉っぱを残されてしまったので、それ以来使わなくなった
5.日本のお客さんをナメてる(ぉぃ)
6.ホーリーバジル自体の存在を知らない
まず1つめの疑問ですが、ホーリーバジルは価格は高いのでしょうか。
確認する為に、早速ゲウチャイ新宿店に訪問してきました。
店頭の冷蔵ショーケースにはパクチーやスイートバジルのフレッシュリーフが並んでいます。
タイ料理店でタイの食材を販売してくれるのは嬉しいです。
さすが自社が輸入会社(ピーケーサイアム)なだけの事はありますね。
ホーリーバジルですが、この日は切らしていましたがパクチーなどのリーフと同価格(1束300円)でした。
これならたっぷり使っても1皿あたり30~50円程度でしょう。
次に入手困難なのでしょうか。
これもゲウチャイの店員さんに聞いてみましたが、それほど難しくないようです。
ピーケーサイアムは他店に卸すのもあるそうなので、ゲウチャイだけ入手が容易という事ではなさそうです。
次は、日持ちせず、管理が大変でしょうか?
同じリーフなのでパクチーと同程度だと思うのですが…。
ハーブは生命力が強めですし、この線はあまりなさそうですね。
日本人の口に合わず残されたから、という線はどうでしょうか。
確認する為に、今度はタイ料理店の知り合いに聞いてみました。
お店でバジル炒めご飯を注文するお客さんの中で、バジルを残す方は1割未満だそうで、口に合わないという線もなさそうです。
さすがに最後のホーリーバジル自体の存在を知らない、という線はタイ料理店ではあってはならないと思います。
※一部アジアン屋台村アリババなどのアレな店舗は例外です。
基本的に私はお店を悪く言う事は避けています。
ですが、上記のように「なんちゃってガパオ」でがっかりするお客さんもいる訳です。
さらに輪をかけて問題なのは、タイ政府商務省認定レストラン(2008年5月現在、国内に61店舗)に入ってる一部のお店ですら、このような「なんちゃってガパオ」を出しているという事実です。
※認定レストランについて、再度紹介させてもらいますがエスニカンさんの記事を参照ください。
以下に引用させてもらいます。
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「タイからの食材を最低60%使っている~」「タイ人コックが従事している」などさまざまな項目をクリアし、さらに実際にタイ政府関係者がお忍びで店に出かけ、全体の雰囲気や「なんちゃってタイ料理でないか~」などをチェックし、初めて認証を受ける。
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認証を受けているお店へ、お客さんがその権威を信用して訪問する事もあるでしょう。
それで「なんちゃってガパオ」など出された日には、タイ政府商務省認定レストランの権威すら失墜してしまいます。
本来なら国内61店舗の認定レストランというプライドを持って、お客さんにタイの食文化を伝える義務があるはずですが、これでは何を信じてどのお店に行けば良いのかが分かりません。
という訳で、お店の事を悪く言う事は避けたいですが、誤った認識をお客さんに与えるのも良くないと思います。
バジル炒めで地雷を踏む事は結構多く、それをお客さんには避けていただきたいので、知り合いのブログの皆様の記事などからもリンクしてガパオ地雷回避リンク集を設けたいと思います。
誤解しないでいただきたいのですが、これはあくまでバジル炒めご飯に限っての話であって、お店そのものを中傷している訳ではありません。
リンク先のお店では「別のお料理を注文するに留めておいた方が良いですよ」というメッセージだと思っていただければ、自腹で地雷を踏んだ知り合いも多少は報われるかと思います。
ちなみに、一番上の画像は新宿・歌舞伎町のタイ国料理バンタイ(認定レストランです)のガパオムウサッブラーカウ(豚挽肉のバジル炒めご飯:850円)です。
現時点で私の中ではNo.1のバジル炒めご飯だと思います。
認定レストランの中でもきちんとしたお店は当然ありますし、逆に認定レストランでなくても素晴らしいお店もあります。
今後、こういった事を少しでも伝えて行く事ができればと思いますので、趣旨に賛同してくださる方を広く募集します!
どうぞお力添えをm(_ _)m
※中には「バジルの有無くらいで口うるさく言わなくてもねぇ」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん日本でレストランを運営する以上、現地の食材・気候などの条件が100%同じになる訳がありません。
国が違えばその国の食文化に影響されつつ、変わっていくのも自然の流れだとは思います。
例えば肉は挽き肉でも良いし、叩いてたって良いです。
野菜類を一緒に炒めてたって良いでしょう。
それはお店独自の個性にもなる訳ですし。
タイ米よりも日本米の方が美味しい組み合わせだとお店の方が思うのなら、100歩譲って良い事にしましょう。
ですが、今回の場合は一番基本の大事な根っこの部分だと思います。
南インド料理店で、サンバルなどにカレーリーフが入っていないようなものです。
カレーリーフは冷凍だって、乾燥だって良い訳です。
それを使わないのはきちんとお店の料理を提供する事をしていなく、怠慢だと思います。
厳しいかもしれませんが、そんな気持ちでまとめてみました。
それでは、失礼します。
コメント ( 21 ) | Trackback ( )
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ガパオを入れない理由は、複雑であることが分かりました。
銀座と丸の内はOL客が8割のためか、ガパオ無しの店は皆無でした。
八重洲~日本橋になると、男リーマン客中心になり、ガパオ入りが珍しくなるという逆傾向を感じます。
上記理由以外には、オヤジが多い地帯ではガパオを入れても猫に小判なので、段々入れなくなってしまうという事情もあるのかもですねえ(苦笑)。
また、近隣のライバル店同士、コストダウンを意識し合ってガパオ無しで統一することも考えられると思います。
僕も今日はガパオの最終記事を上げようと思っていたのですが、
違う記事を上げてしまいました・・・
来週にでも最終結論の記事を上げたいと思います。
流れに任せて十数年経った時、「あの料理、何でガパオって言うんだ??」なんて事態にだってなりかねないですからね(苦笑)。
楽しみにしています♪
僕も野菜などを入れているというのは
お店のオリジナリティだからいいとは思いますが、
単にガパオの含有量を下げるためだとしたら
許せんものがありますね。
楽しみにしておりますよ!
去年の夏以来、けっこうガパオ食べてるので、
リンク候補を挙げておくっすw。
ガパオ地雷回避リンク集
とても良い企画。期待してます。
>>ガバ男さん
>ガパオが入ってないって、言語道断!!
>それはうな丼と言って、実は穴子だったというようなモンだぞ。
自販機で「少女の淫夢」というセーラー服を着た可愛い
少女のビニ本を買いwktk気分でこっそり部屋で開けページ
をめくったら表紙の娘と違うおばはんがセーラー服を着て
いた。
そんな感じが正解かと。
まだガパオ自体を多く食べ歩いてないのでまだ非犠牲者ですが、
おっしゃる通りですよね。
ガパオをはずすならメニュー表記からもはずせばいいのにって思います。
飲食店は食材調達のルートがあります。
チェーンならチェーンなりの、個人商店ならそれなりの。
問屋それぞれがいろいろな場所から食材を集めてまとめて飲食店に卸すわけですが(直で生産者から引っぱることもあります。スケールメリットで変わります)そこでは例えば豚肉は非常に安いけれど、別の食材(あまり使わないもの)は非常に高価だったりします。自店のメニューでのフードコストバランスを見て問屋や仕入れ先を決めたりします。
必要な食材がメインの問屋で高いので、これだけはあそこからとろう、ということになっても300円のものを毎日配達してください、は無理なわけで、、、ましてや自店の店員さんが出かけて買ってくる、というのはパート例バーに大きく関わってくるのでますます難しい。ましてやこのコスト高騰のあおり,、、ネ。
選択肢は二つで、それでもやるとなれば価格に反映されて、ひと皿3000円、もしくはメニューから落としちゃう。
難しいです。
エセでやられるのは腹立たしい、それも事実ですが、この値段でこれが食べられるのはどうしてなんだろう、という視点も持つと、面白いと思うんです。
なかなかお店の人にはそこらへんのことは聞きづらい、聞いちゃいけないところなんでこれまた難しいんですが。
>銀座と丸の内はOL客が8割のためか、ガパオ無しの
>店は皆無でした。
>八重洲~日本橋になると、男リーマン客中心になり、
>ガパオ入りが珍しくなるという逆傾向を感じます。
貴重な情報、ありがとうございます!
地図上にそういうお店をチェックしていくと、驚くべき
データがあがってきそうですねf(^^;)
つまり、オサーンにはバジルはいらねぇと(ノ∀`)アチャー
コストダウンするくらいならホンマモンを出して欲しいと
思うのは、私だけでしょうか。
それでは、失礼します。
地雷被害者筆頭のピエ~ルさんキタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!
今後少しでも被害に遭われませんよう、お祈り
申し上げますm(_ _;)m
それでは、失礼します。
>何でガパオって言うんだ?
うーん、ありえるだけに怖いですねm(_ _;)m
生春巻を出してるのとかはまだ良いんですよ。
説明書きがあるお店とないお店があったり、
日本人は生春巻きの方が好きだし、アジアンだから
良いんでね?という考えもまぁ良いでしょう。
でもカレーリーフが入っていない南インド料理を
出されたら、mixiの南インドコミュとかは大・炎・上!
になるでしょう。
それに匹敵する事だと思うのですが、なぜか全然
そういう騒動は聞いた事がありませんでした。
どんな小さな波紋でも良いですが、今回の周りの騒動が
きっかけで、少しでも良い方向に向かってくれれば
幸いですハイ。
それでは、失礼します。
彩りなどの関係で、野菜を入れるのは良いでしょう。
でも仰るようにガパオの含有率を下げるためというのは
いただけないですよね。
特に問題はタイ認定レストランの中の一部のお店で
そういう事が起こっている点なんですよね。
いやリンク集をやると言いましたが、個人店や
小さいお店まで全て取り上げる気はないんですよ。
それでお店に実害が出ては申し訳ないですし、
ある程度の大きくて有名なお店で、かつそういう
地雷店だと思われるところにしようかと。
それでは、失礼します。
エスニックのカテゴリ、読破しました!( ゜∀゜)ノィィョ
いやー、見るからにホーリーバジルがないお店とか
ありますね…。
といっても自分で体験していないので、そこについては
ガパ男さんからの情報提供を待ちたいと思います。
それでは、失礼します。
えーと、非常に(男性には)分かりやすい表現だと
思います(ノ∀`)タハー
これから頑張って作りますー。
それでは、失礼します。
まだかりんさんは地雷踏んでないですからね。
早く私達のところにおいでよぅ~(ノ∀`)アチャー
看板に偽りあり、はいかんですよね。
アリババやドンコーイのような、明らかにアレな
お店は良いですけど…。
それでは、失礼します。
はぴいさんのコメントが最近のこの手の騒動の記事に
全然付かないなぁと思っておりました。
飲食に携わっていただけに、思うところがあるんだろうな、と
思っておりましたが。
卸のルート、それもあるでしょうね。
やっぱりそういうのが強いお店は、お店の規模に関係なく
新鮮で良いものを使っていて美味しいですし人気がありますよね。
ルン・ルアンでは「今日はこのメニューはあまり美味しく
ないからこっちのメニューの方が良いネー!」とママンに
言われる事もありました。
提供する料理にプライドを持っていなければ言えない言葉だと
思います。
人件費も分かりますが、やっぱり本当にちゃんとしている
お店はそれでも買いに行くんじゃないかなぁと思ったりします。
例えば、南印度ダイニングはミールスの予約を入れると
バナナの葉を買いに上野まで行かれると仰ってました。
本当の物をお客さまに提供したいと思うなら、そういう事も
アリでしょう。
メニューから降ろさなくても良いですけど、予約制の分も
設けるとか、食材が揃わなければ今日は出来ませんとか、
そうしても良いと思うんですよね。
一度どこかのタイ料理屋さんで予約を入れて、価格に上乗せして
良いからホーリーバジルを大量に使ってくださいと言うのも
面白いかもと思ってしまいました。
お店側の事情は私達にはなかなか伺いしれませんし、
デリケートな問題ですけどね。
それでは、失礼します。
ガパオが入っていないのにガパオと言ったら、
詐欺と言われても文句は言えないでしょう。
チキンの入っていないチキンカレーと同じくらい、
客をなめていますよね!(怒)
私にもどうしても許せない店が一店あります。
2、3日中に我がブログで斬ってやりますよ。
あっ!もしかして注文の際に
「マイ サイ ガパオ」(マイ=NOT サイ=入れる ガパオ=バジル)って言いませんでしたか?
そんな訳ないっすよねぇ~!
でもこれからは注文の際に
「サイ ガパオ マークマーク」(サイ=入れる ガパオ=バジル マークマーク(たくさん)って付け足した方がいいのかもしれませんね!
来週からバンコクに行ってきます!本場のガパオを食べまくってきます!
インド原理主義者でも許せませんでしたかf(^^;)
ぶった斬りトラックバックいただきました。
あとでリンクに追記しておきます。
それでは、失礼します。
いや、さすがGABYさんですね。
タイ語でそんな注文しませんてf(^^;)
でも「サイ ガパオ マークマーク」は魔法の言葉として
深く胸に刻みましたf(^^;)
それでは、失礼します。