日々のつれづれ

日々うららかでありますようにと願ったけれど、平穏な日々は続かない。
穏やかな老後は訪れるか。

高齢者講習

2023-05-28 | 夫と子供と孫のこと
夫の免許更新は今年の夏だ。
それに先立って「高齢者講習」の案内ハガキが届いたので、夫は講習を受けに出かけた。

運転は得意な夫だが、運転が荒いと言われるのではないかと思っていた私。しかし、非の打ちどころはなかったようだ。
このままならまだ20年は大丈夫と言われたというが、まさか20年後もこのままという事は無いだろう。

運転はともかく、思ってもいない落とし穴があった。
夫は若いころから遠視。現在まで運転に眼鏡使用と言われたことは無い。
それでも眼鏡を使ったほうが見やすいと言って、運転用・事務用・そしてゴルフ用の眼鏡を作って使い分けている。

それが今回はひどく視力が落ちていたと言う。今回の免許更新では間違いなく眼鏡使用になるだろうと言われたらしい。
これまでも何となく見えにくいとは思っていたらしいが、ここまで視力が低下しているとは思わなかったと、かなりショックだったようだ。
仕方がない。眼鏡は作り変えるしかない。

眼だけは良かった夫に、こんなに眼鏡代がかかるとは思ってもみなかったことだった。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

紙の梟

2023-05-15 | 趣味の時間
図書館に予約した本が入ったのは、気忙しく過ごした連休が明けてからだった。
 7日に貸し出しを受けて貫井徳郎氏の「紙の梟」読み始めた。

人ひとりを殺したら死刑になる世界での5つの話しだ。
被害者のデザイナーは目と手と舌を失っていた。死んだほうがましな状態でも彼は生きてはいた。なので加害者は死刑になることは無い。――「見ざる、書かざる、言わざる」

友人たちと行った山間の別荘は土砂崩れで通行できなくなった。その中で起こった殺人。犯人は仲間の一人に違いないのだが。――「籠の中の鳥たち」

頻発するいじめ。だが、ある日いじめの首謀者の中学生が殺害される。人を殺せば死刑になる。死を願う人は、いじめの加害者を殺すことで社会に一石を投じて死刑になることを選ぶ――「レミングの群れ」

俺はあいつを許さない。姉を殺した犯人は死をもって裁かれるべきだからだ。彼は犯人を殺し逮捕されたが、驚愕の真実を知らされる。――「猫は忘れない」

ある日恋人が殺害されたことを知る。しかし、その恋人は存在しない人間だった――「紙の梟」

帯に書かれた「紙の梟」の惹句はある日恋人が殺害されたことを知る。しかし、その恋人は存在しない人間だった
存在しない人間と書かれていたので実在していなかったのかと思ったが、違った。
殺された恋人が名前をいくつも変えてきたと知らされる男の話で、彼女は名前を変えて男と付き合いお金を出させてきたらしい。では、無心された覚えはないけれど自分も騙されていたのか?
自分への思いは本物だったと確認したいと願う男が、最後にたどり着いたのは・・・

人ひとりを殺したら死刑になる世界という設定に興味を惹かれて予約したのだが、いまひとつ物足りない思いが残った。
けれども各サイトでの、この本の評価は決して低くはない。
私の期待値が高すぎたのかもしれない。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする