DISNEY TREK

TDRを中心にSTARTREK関係も。
…といいつつ、最近、自分の仕事の事と
Perfumeの事しか書いてないなぁ…

事件は現場で起こっているんですけど・・・何か?

2008-02-17 03:51:53 | SCHOOL

給食で動物を作った子をうっかり褒めてしまったら、次の日から動物作りが流行ってしまい頭を抱えているリベです。
ちなみに、上の写真は一枚目が「わに」、二枚目が「うさぎ」だそうです。
まぁ、その後、きちんと残さず食べているので問題は無いのですが、食材を遊びに使っちゃイカン気もするんとですよ。
まぁ、あまり触れずに流行が去るのを待ちたいと思います。

さて、先日、平成23年度から完全実施となる新しい学習指導要領の改訂案が公表されました。
新しい学習指導要領改定案【小学校】(pdf)
内容については、台形の面積の復活だとか評価する面もあるのですが、自分が一番気になったのは、標準授業時間数。
小・中学校の標準授業時間数(pdf)
今現在、2年連続で2年生の担任をやった者の現場からの視点で言わせてもらえば、
週26時間はきつい!
ということ。
勿論、教師がじゃなくて、子どもたちが

2年生で言えば、現在は、月曜から金曜まで週に5日登校し、一日だけ4時間授業の日があるという状態(週24時間)。
それをこの新学指要は全て5時間授業にして、その上一日は6時間授業をしなさいと言っています。
このことからも、現場の事がなんにも分かっていない、単に数字合わせの改定なんだということがよくわかりました。

だいたいが低学年の子どもたちは、午後の授業ともなれば集中力はガタ落ちです。大人だって、お昼を食べた後は眠くなってしまい、集中力が落ちやすいのですから、6~8歳の子どもたちにしてみたら尚更です。実際、うちのクラスにも午後の授業になると寝てしまう子はいます。しょうがないですよね。
この世界に足を踏み入れた頃、4年生、しかも3学期を受け持ったのですが、その歳の子どもたちでさえ6時間目には集中力が落ちてしまい、効率が悪くなってしまっていました。それを2年生からやれって言うんですから…呆れます。

ちなみに、自分が小学生の頃はどうだったのかなと思い調べて見たら、偶然にも低学年に関しては今回の改訂で打ち出された時間数とまったく一緒でした。でも、そんなに辛くなかったのは土曜日があったから。
1年生が週25時間と言われようと、一週間のうち4時間3日、5時間2日、そして土曜に3時間ならば、辛くないんです。
2年生だって4時間2日、5時間3日、土曜に3時間ですからね。

だいたい土曜を休みにしたのが間違いの始まりだと自分は思っています。
おかげで子どもたちも一日当たりの授業数が増え、余裕がなくなり、教師だって授業が終わってからそのほかの業務をすれば必然的に残業ばかり。
いいことなんて一つもない気がするんですけどね。

この仕事してると、色々な人が色々な意見を言ってきて全てにいい顔するのは大変だと言うことはわかるんですが、どれか一つに絞らないと立ち行かなくなるんじゃないんですかね。

子どもを3時に帰しておいて、不審者多いから早く帰れと4時に帰宅を促し、責任問題を恐れて危険な場所には封鎖をし、公園でのボール遊びを禁じ、広場があればマンションを立て、
「今の子どもは遊びの体験が少ない。ゲームばっかりしてけしからん。だから体力が低下しているんだ」
って、そりゃ無いよね。

教師の中にもゲーム脳なんていまだに信じている人もいるし、やるもんじゃないなんて言ってる人も多いですけどね。

自分は「ゲームだろうとボール遊びだろうとやれ!やれ!」って言ってしまう方なので、お堅い保護者や先生からは嫌われるんですが、何事も節度を持ってすれば問題ないし、その節度ってもんを教えるのが教育だと思うんですけどね。