片麻痺との二人三脚

孤独に甘えず、後ろ振り向かず、希望失わず、唯前進あるのみ!

震災復興とこれからの地域づくり、2月「SV会」講演会

2017-02-18 14:15:18 | 「ボランテイア グループ」

冬の空気が粘り強さを見せています。広い範囲で寒くなり、北海道から東北までの日本海側は雪や吹雪の冬景色に戻ります。新潟から北陸では夜に雪か雨が降り、局地的にカミナリを伴うでしょう。山陰も次第に雨か雪が降る見込みです。北海道から本州までの太平洋側と四国、九州は晴れ間がありますが、夜は関東や近畿でにわか雨やにわか雪に注意が必要です。(tenki・jp)

2016年のエンゲル係数(家庭の消費支出全体に占める食費の比率)が25.8%と4年連続で上昇し、1987年以来29年ぶりの高水準となったことが17日、総務省の調査で分かった。所得が伸び悩む中、食料品が値上がりし、食費以外の生活費を切り詰める節約志向が強まっていることを反映した。(毎日新聞) 

8:20分今里町マンションにKさん迎え、8:30分待ち合わせ東の町「ぷらざこむ1」前で社協Y氏と落ち合って天満橋「ドンセンター」に向かう。

本日は「シルバーボランティア研究会”SV会”」2月度研究会日、テーマは「震災復興活動とこれからの地域づくり」、講師は同乗の社会福祉協議会地域課長Y氏。
Y氏は、阪神・淡路大震災の被災者として支援に携わり、東日本大震災は、直後から宮城県山本町社会福祉協議会の被災地支援に派遣され、延べ2年に及ぶ支援活動に従事。
熊本地震では益城町に入られ、多様な協力体制のシステム化に取り組まれたベテラン社協マン。

国道176号線から空港線に流入、阪神高速に乗り入れる。
週末で車は少ないが割り込み、高速運転の無謀車も見られ、慎重に右手でハンドルグリップ握って北浜IC降りて天神橋・天満橋を経てドーンセンター到着。

10:00開会迄の余裕時間はKさんと二人、2階喫茶ルームでコーヒーで憩う。2階廊下にはドーンセンター建築中に発掘された大阪城遺跡・遺品が展示され、此処は大阪城の中心地の雰囲気に浸る。

 

定刻開会、Y氏の報告は・災害と社協との関係・復興活動を通じて感じていること・熊本、東北、阪神での災害・災害を通して共通する事・復興活動から学び街づくりを進める上で必要なことについてプロジエクターを操作して、非常に分かりやすく話を展開される。

1)復興活動を通して感じていること
♦生活をしている方の危機感がない♦災害対策がマニアックし、それぞれが主張する♦外部からの支援は短く、明確に 
2)学ぶべき点
♦救援対応のスピードが速くなった♦職能団体、民間企業の協力体制♦義援金の開設も速い♦要援護者のサポートがその後の街づくりに影響している 3)東日本大震災の復興の現状
♦岩手県⇒程遠い 宮城県⇒復興 福島⇒保障問題で復興進まない。
4)災害を通して共通すること
①阪神淡路大震災は関西圏内のボランティア元年②東日本大震災は多様な協力体制元年③熊本地震は多様な協力体制の進化(システム化)①②③ ⇒大災害が起きた時に、わがことのように救援に向かう機運が生まれ、育った。
5)課題点
♦東北大震災・・・日常的な災害対策、防止策を講じていたかどうかで命運を分けていた
♦熊本地震・・・熊本では家屋の耐震基準は全く見直されていなかった⇒ひとごとだった 
6)復興活動から学びまちづくりを進める上で必要なこと
住民力が問われる⇒災害は誰の責任も問えない
♦日頃の備えが大事⇒物資でなく助け合える関係
♦リーダー制よりハブ機能制⇒各エリアにリーダー的役割を分布していることが大事♦住民が行政を攻撃している時に行政を守る住民を創る
♦災害時要援護者も必要だが、援助活動の出来る人を把握しておく♦有事に備えた決め事(ルール)を繰り返し学ぶ。



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