晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

2019年の星納め

2019年12月30日 21時26分06秒 | 天文ネタ

前回の記事が今年の締めと思っていたが、思いもかけずにいた晴天が昨夜(29日)に訪れた。午後から晴れだし夕方には快晴の空となり、これは今年の星納めということで18時半よりエイコー9cmニュートン鏡筒+ビクセンGP赤道儀で星見開始。先ずはアンドロメダ座のγ星(アルマク)TSオルソ(5・7・9・12.5・18・25㎜)6本で倍率での観え方を楽しむ。シンチレーションは普通以下といったところで有ったが、時間の経過と共に観え方は徐々にではあるが良くなってきた。南東の空に昇って来たオリオン座β星(リゲル)高度が低いなか何とか伴星を確認出来た。おうし座α星(アルデバラン)は広隔の伴星を連れているが確認出来なかった。19時30分で一時中断し、2回戦目を20時20分より開始したが、鏡筒は旭精光13㎝ニュートン鏡に載せ替えた。一寸GP赤道儀には荷が重い感じの使い心地であったが、ふたご座α星(カストル)、先に観たオリオン座β星(リゲル)ぎょしゃ座θ星を観る。その時の模様を記念撮影(^^;

その後、軽快な使い心地のエイコー9cmニュートンに戻して観望するが、鍍金状態も良い所為か星像がクリアで口径が増した感じすらする。難物といえるぎょしゃ座θ星の伴星も確認出来、気流状態も可成り良くなっていたが、この鏡筒も良い状態といえる。この時間になると雲が張り出したり、又、晴れるといった落ち着かない空となり21時40分に星見を終了する。

この日は観望対象は非常に少なく、これ以外はオリオン座M42ぎょしゃ座散開星団くらいで一つの対象に時間を掛けて観た(倍率を変えての見比べ)それにしても、エイコー9cmが本当に良く見えた。一方、旭精光13㎝は一寸翳んだ感じである。(軽快さ等や接眼部の合焦機構の使い辛さもあって)再鍍金までして金を掛けるのは如何だろう・・・再考が必要。

アイピースはこの秋から星見では全てツァイスサイズを使っているが、低倍率では視野の狭さが気になるが、私のように略、重星しか見なく高倍率がメインの者には何ら支障は無い。只、広視界アイピースとの併用はしない方が幸せな星見は出来ると思う。

では、今年の締めと云うことで、今年購入したビクセンのAP赤道儀だが、絶賛した割に意外と出番が少ない。厭きたからでも何でもないが、色々な器材を使うと云うのが私のモットーなので、死蔵させず年に一回は使うと決めているので如何に快適な使い心地のAP赤道儀であっても、出番は均等なものとなる。 只、今回使ったGP赤道儀だが、手に入れてからそれ程時間が経ておらず不慣れな面もあると思うが、AP赤道儀と較べて使い勝手では可也劣る。(発売年や金額も違って当たり前だが) つくづく思うが、お気軽観望派にはあれ程使い勝手の良い架台は無いと、今回の観望で痛感した。 本当のところ、AP赤道儀であればもう3~4倍の対象を観たと思うが、GP赤道儀では導入時の操作に手間取り、対象を変えるのがが億劫になってしまったと云うのが正直なところである。 しかし、対象をジックリと観ると云うことも大切なので、此れは此れで良いのかも知れない。 それにしても、AP赤道儀は使い易い。この赤道儀を購入したことが、今年一番の収穫であったように思う。 それと、エイコー9cmが意外と良く観える望遠鏡だと気付いたことも大きく、コンパクトなニュートン鏡なので、来年からの使い道が楽しみである。 

それでは、今年一年間有難うございました。又、来年も宜しくお願い致します。

 

 


やばい! 気が付けば年末(^^;

2019年12月27日 20時52分09秒 | 天文ネタ

前回の更新(10月)から放置したままで気が付けば年の瀬(^^; 星見の方は10月28日、29日に安売りセールに出ていたビクセンA62ss(当然、衝動買い)と自作5㎝屈折鏡+ミザールテックK型経緯台にて2~30分という短時間観望を行ったのと、11月10日タカハシTS-130+旭精光フォーク経緯台にてこれも30分程の短時間観望と同月23日に金星、木星のを入れた夕景撮影をしたのみで、今月に入ってからは今宵望遠鏡セットをした時点で雪が猛烈に降り出し(薄雲は張っているが星は見えているのだが、風に乗って降って来たのだろう)万事休す。これで、今年令和元年の星仕舞いと思う。 少々情けない気分で望遠鏡を小屋に入れ、そこでの記念撮影。

 

望遠鏡は今年になって再びお気に入りとなったエイコー9cm反射と、最近手に入れたビクセンGP赤道儀の組み合わせ。観望屋には必須?の物載せ台三角板も鉄板で誂えた。 殆どチョイ見程度と云ったスタイルにはコンパクトなアイピースケースを載せて置く台は絶対に便利である。

ところで、衝動買いで手にしたビクセンA62ssだが、実に良く観える望遠鏡で、重星観察にも適している鏡筒と感じた。ただ、自作5㎝屈折鏡筒(スコープタウン口径5センチ 焦点距離42cm)と較べると、像質は上だが、楽しい観え方では自作5㎝が上であった。 単にレンズ枚数が違うので像のヌケ具合の差だろう。まぁ何れにせよ、チョイ見のお伴には造りも良くコンパクトなので重宝するように思う。

さて、来年の予定だが、旭精光の13㎝ニュートンは再鍍金等を施して本来のフォーク架台に載せて使い、タカハシTS-130鏡筒は赤道儀での使用スタイルに戻そうと思っている。ニュートン鏡が好きだが、これ以上の大きさのものはモチベーション含めて今の私には絶対に無理なので、この辺りでの機材を上限に細々と長~く続けていけるスタイルを確立?しようと思っている(^^;

それでは、皆様良いお年を  そして来年もよろしく