黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

一ヶ月分を振り返ってみる

2005年08月31日 21時04分28秒 | Weblog
8月31日分の日記という事で。

 さてはて、今日で八月もお終いということになる訳ですが、それにしても今月は連休があったせいもあって、経過するのがえ~らく早かったような気がします。しかも仕事にしても棚卸しで連休明けから延々と突っ走ったままだったので、そっちも経過が早かった……。ただ、その反動が今更に来たような気がしたりで、今日の退社間際くらいになってから、徐々に身体の調子が落ちてきているような悪寒も。帰り道、ど~にもいつもより頭がぼけ~っとするわ、どこか身体が浮いているような感覚があったりして。これはイカンな~と微妙に思いつつ、せめて金曜日一杯保ってくれれば良いのですけれど。ま、今日は大事をとって、珍しく薬を使っておこうかとは思っていますが。
 棚卸し、やっぱり端々というかかなりの箇所でミスが出まくり。今日もかる~くお叱りの電話を食らってしまいましたが、まあ仕方ないよな~これはということで。ミスってなんぼ、怒られてなんぼという気もします、こういうのは。そっちはさておくにしても、実は今日、上司が風邪ひいて会社をお休みしていたり。その一方で、今日の帰りがけごろから今度は私が身体の調子を少し崩し気味で、何ともまあ風邪がはやってきてしまったのかしら、うちの職場。取り敢えず私がひっくり返るくらいは問題ないのですが、他の人はそれぞれにそれなりの分量の仕事を受け持っているので、一人抜けると忙しい時期は結構まず~い気がするのですよねぇ……。大丈夫だろか。
 明日からは九月って~ことで、考えてみたらもう来月で上期が終わっちゃうのですねぇ。つまりは、四月から会社に入ってきた私も来月が終わると半年会社にいたという事になる訳でして。な~んか、まだ半年近くも経ったなんてまるっきり思えません。ブン回されている内に、いつのまにやら日数が経過しているという感覚。ただまあ、いちいち職場へ行くたびに緊張するというようなことは無くなっていますから、その辺りの慣れが出来るくらいには、時間が経過しているということなのでしょう。元々どこかしらに馴染むというのには時間がかかるクチなので、それがまあ一定多少なりとも慣れていているということは、本人は忘れてるようですが、時間はそれだけ経っている訳で。ああ、こうして年月の感覚が飛んでいくのね……。

 考察ネタにしようかと思いましたが、せっかく今月は一ヶ月分の読書遍歴をず~っと書き残していた訳ですから、そこらを振り返ってみようじゃありませんかってことで一つ。他にネタが無いからって~ことではなくて、どちらかというと頭がぼけら~っとしている感覚が続いているので、あまり小難しい考察なんぞをやる余力が足りないというだけなのですが。そんな訳で、ひとまずは今月の読書遍歴を、文庫とコミックスとに分けて、だ~っと一気に並べてみようかと思います。アホなくらい数が並ぶかも知れませんが、んなこた~知ったこっちゃありません♪ いざ行きます。
 文庫『老人と海』、『フラクタルの女神』、『暗黒童話』、『ボッコちゃん』、『蟲猫』一巻・二巻、『白鯨』上下、『GOSICK』3巻、『不道徳教育講座』、『沈黙の春』、『完璧な涙』、『平井骸惚此中ニ有リ』。
 コミックス『苺ましまろ』一巻~四巻、『ピルグリム・イェーガー』一巻~四巻、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』一巻~三巻、『カムナガラ』一巻~四巻、『岸和田博士の科学的愛情』十巻~十二巻、『銃夢』二巻・三巻、『天才ファミリー・カンパニー』一巻、『らき☆すた』一巻・二巻、『神戸在住』五巻、『ツバサ』11巻、『妹は思春期』六巻、『パンプキン・シザーズ』四巻、『空想科学エジソン』1巻、『サイコ』1巻~10巻、『サイチョコ』、『ネギま』9巻、『死にぞこないの青』、『夢幻紳士・幻想編』、『ロウマンs』、『ガンメタルハウンドプラス』、『カミヤドリ』三巻。
 どかどかどか~っと並べてみましたが、この並びには今日読んだ文庫一冊、コミックス一冊が入っていません。それと、東方文花帖は別に載せなくて良いだろうということで割愛してあります。今日の分まで含めたら、文庫14冊、コミックス41冊、その他1冊というまあ、何ともコミックスに傾斜した数にはなりますが、文庫にしても最後に一日一冊で一気に潰していったのが効いたのでしょう、月の日数を二で割ったらちょうどよくあともう少しで完全に二日で一冊ペースを保っていた計算になります。手間取ったものが何冊か混じっていた分、それでこのペースを保っているならまあ十分かな~と思ってみたり。まあ、読書ペースなんて、それこそ自己満足の最たる所なのですけれど。
 コミックスの並びは取り敢えず、ジャンプコミックスとかのメジャーものがほとんど無いやんという自分突っ込み以外は特に思いつく所もなく、その取り合わせよりも、これだけの数を一ヶ月で潰したということの方が何だかな~という感想を抱かせるという程度のものでしょう。特筆事項無し。文庫の方へ目を転じてみると、軽めのものが大体である一方で、気まぐれに『白鯨』とか『沈黙の春』とかが入っているのが多少の苦笑いを誘われる所。ひとまずどの辺へ行こうかな~と迷ってる内に、結局はいつものパターンに戻ってきているというのが、大まかに眺めていて思う所。まあ多分、九月もこんな感じになるのでしょうけれど、きっと。

 最後も本の話。昨日に『平井骸惚』は読み終わってはいたのですが、睡眠時間の確保のためにレビューをアップしておりませんでした。と言う訳で今日になってようやっとレビューをアップしつつ、これで今月のレビューアップ数が22……って何だそりゃ。つまり新しいシリーズなり何なりに手を出した数が、最大に見積もって22個あったということ。まあ、こんだけやってりゃ、外れも引くわな~と。後半は特にコミックスで外れを連発してみたり、文庫にしても『完璧な涙』はちょっと微妙だったな~と思ったりしてみたりで、どうにもこうにも。まあ、外れを引いたというのも、それはそれでネタになるから良いのですけれど。
 本日読み切ったのは、これまで読まずに止めておいた筒井康隆の『富豪刑事』と、それから試しに買ってみた『エレメンタルジェレイド』の一巻。エレメンタル~の方は、まあこういうコミックスならこんなもんかな~という、要はふつ~の評価。惰性でこのまま買い続けそうではありますが、単純に、意外にも私の手持ちにこういう王道的なものがあんまり無いから。他にこの手合いで思い当たる手持ちと言ったら、電撃文庫の一部か、カミヤドリ、ピルグリム・イェーガーとか。一番近いのはネギまですが、案外多い類の作品傾向の割に、あまり持っていない。あんまり王道的過ぎるので、そっち方向を外していたからかも知れませんけれど、と。
 一方で富豪刑事。ドラマの方は全然見る気が起こらなかったと言う、個人的には曰く付きの作品であったりはします。その理由が、実は深田が出てたからというもの凄い端的な所だったのですが、原作だと富豪刑事、男なのね……。ドラマはわざとらしいのがどうにも嫌いなのであまり見ないのですが、原作の方は随分とのめり込んで読めました。例によって感想その他は、後々にレビューへ回すので割愛としますが。あれ、でもこれでレビューを後回しにすると、また来月のストックに回すことになるのか。今月に読んでおいてレビューが間に合っていないものが、今日の二つも含めると五つあるような悪寒。まあ、良いか。
 なお、来月は今月よりはレビュー数が減りそうですと書こうとしたのですが、今月のレビュー余りが五つそのまま来月にスライドすることになるので、結局は今月と同じくらいの水準でレビューが上がってくることになるかと思います。何せ、今の手持ち、つまりは今月だか先月だかに買って九月まで持ち越すことになったものだけで七つ。それから今月のレビューの余り五つが加算されますから、それだけで12になります。もう、余りの五つは、次の土日でさっさと片付けてしまうべきか。あんまりレビューを先延ばしにすると、中身をさっさと忘れてしまうので、レビューも書けなくなりますし。あ、銃夢のレビューもまだしてないやん。まあ良いか、あっちは全部読み切ってからレビューしよう。多分、九月中には終わるだろうから……。

〈今日も本を数えてみよう〉
読み:文庫『富豪刑事』、コミックス『エレメンタルジェレイド』1巻
買い:なし
途中:なし
累積読破:文庫14冊、コミックス41冊、その他1冊
累積購入:62冊

それでは。

月末駆け込み本を買う

2005年08月30日 23時08分47秒 | Weblog
8月30日分の日記という事で。

 ようやっと昨日で棚卸しの一段階目が終わったかな~と思っていたら、一箇所思いっきり抜けていた箇所があって、早速終わった翌日にまたちまっと作業が追加されるというオチがついてみたりとか。我ながら何じゃそら~と思わないこともないのですが、まあこういうのがあってこそ仕事なんだろうな~と思ってみたり。心臓に良くないのは確かですけれど。私みたいなノミの心臓な輩には、いやはやなかなか厳しいものが。ノミの心臓に鬱蒼ともさもさ毛が生えてるんだろ~とかいう突っ込みがどこからともなく出てきそうな気がしますが、基本的には小心者なのですよ、私ゃ。小心者であることを、今の所は利点だと思っていますけれど。
 ともあれ、棚卸しのリスト作成が終わったということで、今度は自分の部署の棚卸しを自分でやることに。と言ってもまだ入ったばかりな上に、つい最近にオフィスの引越があったものだから、ますます訳の分からん状態になってます。どれを捨ててどれを捨てていないんだか、引越のどさくさで実は半分くらいが分かってないんじゃなかろ~かと思うくらいで。上司の曰く、見つかったやつだけ現品ありにして、あとは処分したってことにするしかないじゃん、だそうな。つまりは、やっぱりもう誰もまともに何があって何が残ってないのかを把握してないということ……。うわ~、まぢで恐ろしい事態になってるような気がします。でもまあ、各部署も大体こんな感じなんだろうな~とは思うのですけれど。
 自分の部屋にどういう物があるのか、というのをどれだけ自分で把握できているでしょうか。自分の部屋だけならまだしも、自分の家全体になった場合に、どれだけ把握できているものか。これをそのまま会社に適用すると、そりゃ~確かに毎年半期に一回は総ざらえして棚卸ししないと、本当に何があって何がないんだかまるっきり分からなくなりそうです。ついでに、そっちの仕事をする一方で、いつもの通りの日常業務も一緒になって入ってきていますし。ついでに日常業務はそれこそこれから一週間くらいが一番忙しいタイミングになるので、ぶっちゃけキツイです♪ ど~にかしてくれこの状態と思うのですが、自力本願するしかないのですよねぇ、基本的には。ああ、メドイメドイ。

 何となく、書き物の話。日曜日にちまちまやっていたものは、どうやらこのまま放置でお蔵行きになりそうな気配が濃厚になってきています。人物連中だけはほぼそのままスライドさせて別の所へ落ち着くことになるでしょうが、つまりは、想定していた人物連中に対して、それ以外の部分が不整合であった、もしくは不釣り合いであったということ。まあ今回の場合は、世界観云々とかそういうことではなくて、そもそも人物連中に相性の悪そうな話にしてしまったとか、もしくは書いている側本人の傾向にまるっきり合わない、もしくはそもそも経験のない方向でやってしくじったというオチが付いてくる訳ですが。
 何をもって不整合の原因とするのかは、その時その時に目的としていた所次第によって、結構簡単にずれてしまうものです。人物を主眼に据えていた場合、人物達を配置すべき場所の側に原因があったということになります。反対に、場所を重視していた場合には、そこに据えるべき人物達の方に問題があったということになるでしょう。もちろん、一番良いのは人物、場所とも双方を綿密に練り込んだ上でその両者の整合性をきっちりと計画的に取ってあることなのですが、毎回ノリと気まぐれで行っているような場合には、ただ一つの部分、むしろ欠片、断片のレベルから強引に妄想を広げていくことになります。そういう際には、何かしら重視する点を見付けて、そこを起点に広げていくのがやりやすい。もしくは、拾った欠片がそもそも場所の一部分であったり、逆に人物の一部分であったりすることも多いのですけれど。
 パズルのピースのどこかしらを、何の気無しにふっと拾い上げてみるような具合なので、それが果たしてどういう絵が完成図となっているのか分からないものです。むしろ、拾ったピースにたまたま描いてあった部分的な絵から、無理矢理に自分で全体の絵を描いてしまおうというのがこういった組み立てになるので、全体の絵を描いてみたら出来がいまいちだった、なんてことは良くあります。最初のピースだけ見たら、それなりに良さそうな絵であるのに。自分で全体を描いてみたら、ぜ~んぜん変な絵になってしまったとか、最初のピースと絵が合ってないじゃんとか、最初のピースに別の色塗っちゃったよとか、そういうのが割とあるのが、また面倒な所です。
 今回の私の場合は、最初のピースが人物を描いたものであったようで、他にまるっきりピースが無いような状態でした。まあ、幾つかピースを持ってはいたのですが、そっちも人物の周辺を描いたものであって、その他のもう少し別の部分を表すようなピースが無かった。だもんで、全体像をいざ描いてみようと思ったら、最初のピースに合わないようなものになってきたので、途中で筆を止めたという次第。まあ、ピースにはあまり色を塗っていない状態なので、ピースだけ取り出してまた新しく描き直せば良いのですけれど。何はともあれ、失敗・放棄のオチにはやはりなりましたが、取り敢えず一番大元の人物だけはきっちり生き残ったようなので、まあ良いかと。とても地味ですが、今回失敗したものの中で一番有用だったのは、人物の「名前」が決まったことだったかも知れません。

 本の話。昨日に予想した通り、今日に月末駆け込みの帳尻合わせ的大量買いをやらかしました。残業で三十分帰るのが遅くなっていて、なお更に本屋に寄って帰る時間を遅らせてどうするんだろうな~とか思わないこともないのですが、まあどうせいつかは買うんだろうから今の内に買っておいても代わりはないといういつもの強引に過ぎる論理を持ち出して、その話は切り上げ。ともかくも、まずブックオフへ寄って『エレメンタルジェレイド』と、それから気まぐれに『虹北恭介の冒険』とやらを購入。50円引きレシートがあったのでそれを使って買ったら、また一枚50円引きレシートが出てくるという不可思議な状況になったりもしつつ。
 引き続いて一般大型書店へ移動して、更に本を購入。もういちいちリストアップするのも面倒ですし、どうせ日記の末尾に毎回書き込んであるので割愛しますが、神林作品の内『ライトジーン』を買い損ねたのがちょっとな~とか思ったり。単に置いていなかった、ということなのですけれどね。その他、『神戸在住』の続きを買おうかと思っていたら、何巻目まで買っていたんだか確証が持てないという状況に陥って結局買わなかったとかいう小話も。まさか自分までそういうレベルまで行ってしまうとは思ってもみなかったのですが、なってみたら案外アッサリ、あらしまった覚えてないわあははのは~で済んでしまうのが何ともはや……。
 買った本の話ばかりでもしょうがないので、読んだ本の話も。『平井骸惚此中ニ有リ』を読んだのですが、内容云々以前の問題として、朝の通勤時間+朝の余り時間とでその九割を読み切ってしまい、昼休みと帰りの電車とで読むものが無くなるという困った状況になったり。まあ、最終的には、本屋で買ったコミックスの中から一冊適当に選んで、帰りの電車でちょうど一冊読み潰すという即席編成状態になりました。コミックスの方は既読シリーズのものだったのでレビューも何もありませんが、『骸惚』の方は明日にでもレビューを叩き込んでおくとします。今日はもう、ぶっちゃけ眠たいです……。

〈今日も本を数えてみよう〉
読み:文庫『平井骸惚此中ニ有リ』、コミックス『カミヤドリ』三巻
買い:文庫『虹北恭介の冒険』、『今宵銀河を杯にして』、『ダメな人のための名言集』、『平井骸惚此中ニ有リ』二巻、コミックス『よつばと!』四巻、『エレメンタルジェレイド』一巻、『カミヤドリ』三巻、『空想科学エジソン』二巻
途中:なし
累積読破:文庫13冊、コミックス40冊、その他1冊
累積購入:62冊

それでは。

やっと終わったぞゴルァ

2005年08月29日 21時39分59秒 | Weblog
8月29日分の日記という事で。

 よ~うやっと、抱え込んでいた仕事が一段落付きました。つ~ても、一段落付いたのは良いのですが、この仕事、次の波がもう一回待っているのですよねぇ……。恐らくは、そっちの波の方が面倒が大きそうな気がしないこともないのですが、まあ何はともあれ一息付けたというのはありがたい話です。んが、それで完全に手空きになるという訳でもないのが面倒な所で、抱え込んでいた方の仕事に全力を回していたので、他の仕事が完全におろそかになっていましたし。明日にはだぶついていた仕事を片付けてしまわないと、月初めの忙しさに対応しにくくなってしまいます。いや~、メドイメドイ。
 まあ、だぶついている仕事と言っても、こちらは日常業務の類なので、そんなに時間はかからない……筈なのですけれど。たま~に、そういう仕事の中に厄介なイレギュラーが混じっていたりするので、実際に明日手を付けてみないと分からんというのが辛い所です。そっちが片付いたら、今度は今日までえらく時間のかかった仕事の後始末というか、今の内に次の時のための準備を多少なりともしておく必要がある訳で。と言うか、何に今まで手間取っていたかと言えば、固定資産の棚卸しリストを全部門分作るのにえらい難儀していた訳だったり。ただ、これは逆に言えば固定資産の現状を把握するのに好都合な状況な訳でもあって、一通りやらせることで固定資産の管理の下積み部分をど~にかしようという意図で回ってきたのでしょう。
 しかしまあ、今回は予想以上にかなりの手間を費やすはめになりました……。いや~、まさかこんなに手こずるとは、想定外。お陰で金曜日には終わってないとイカンかったのに、月曜の業務終了間際になってようやっと終わったという状況にまでなりましたし。大がかりな固定資産関係の仕事は今回が初めてで、ついでにどうやら引き継ぎに一部盲点があったらしく、実は今回の棚卸しリストはほぼ失敗作に近いものになりそうな悪寒があったり無かったり……。いっそもう、今回のは各部門に迷惑して貰って、上がってきた成果を横取りするというせこい手に出るしかなさそうな。つーかもう、そうでもせんと何ともなりません、正直。お手上げ~。
 さておき。仕事というのは、こうやって増えていくんだな~とか思ったり思わなかったりしてみたり。その場その場の仕事をこなしていくのも当然ありますが、後々に別の仕事で役立てるための準備をしておく、と。そういうのをやっていると、それなりに仕事が増えてきそうな気がします。手持ちぶさたにならないのは結構なことですが、こりゃ~何やらキリがなくなりそうな気もしたりしなかったり。

 上記の仕事中、何故か唐突に、自分の感情の一つをはたと閃いて理解してみたりして。仕事にはまるっきり関係のない事柄でしたし、どういう脳内経路を辿って仕事中という妙なタイミングにそれを閃いて理解したんだかは、今もって謎ではあります。ただまあ、恐らくは目の前のどうにかせねばならん仕事に差し向かいしていて、いつもとは多少違う精神状態と思考状態におかれていたためであろう、とかそんな推測をしてみたりもしますが、実際にはたまたまだろ~ってな結論には至っております。まあそれはさておき、私ゃもう二十二よ……? 今更になって、まだまともに自分の感情を理解していなかったとは……何か、ちょっとばかり虚しい気分になれます。
 さておき。昔からあまり感情を表に出さない、もしくは発生してきた感情の多くを封殺するという対応ばかりしていたために、今になって今ひとつ感情というものがよぅ分からんという、実年齢に精神年齢が追いついていないといったような間抜けな状況が発生していたりします。抑止と封殺という面では実年齢を随分上回って、上回りすぎて心理テストとかをやると「貴方はもうおじいちゃんですね♪」な判定を毎回食らうくらい。その一方でまるで未発達な部分も半々くらいに取り残されているので、私という輩は精神面に置いて実年齢相応という部分があまり存在しないような気がします。極端に上回りすぎているか、下回りすぎているか、その両者が配分ほぼとんとんで、ようやっと最近、両極端が真ん中辺にほんの少しずつ寄ってきたような感じです。
 この辺りを自分に照らし合わせて思うのは、時間だけが経過してもメンタルって~もんはあんまり成長せんのだな~ということ。それから、抑圧しすぎるのも、やはり成長には妨げになってしまうのだなということ。身体の方は割と時間さえ経てばほいほい伸びるなり太るなりしてくるものなのですが、メンタルの方はそうもいかないようで。時間を掛けることで整う部分も確かにありますが、時間をかけることでむしろ停滞して萎縮してしまう部分もある、と。私の場合は抑え込み続けていたことと、それからあまり刺激のない状況で何年かの時間を無駄に流してしまったために、余計にメンタル発達が遅れているようです。今更一つ、割と必要そうな感情を理解したというくらいですからねぇ……う~む。
 取り敢えず、自分にとって特に不足している方面の感情がある、というのが追加的に理解されたり。その真逆方向の感情に関しては、もう飽きるくらいに常に触れているのですけれど。不足方面の感情にはほとんど縁が無かったので、そちら側への理解の及びようが無かったかな~というのが客観的に見ての判断。我ながら見事に歪なメンタル構造をしているもんだと改めて思う訳ですが、今更にそれを直そうという気にもなりませんし、今更直るとも思いません。まあ、このまま一病息災的に長々付き合っていくしかなかろうな~と。

 本の話。ハヤカワ文庫、神林長平の『完璧な涙』を今日一日で読み切りました。ちょいとばかし通勤時間と会社の休み時間だけでは潰しきれなかったので、自室にて二十分ほどの追加にはなりましたが。今月は『白鯨』の上下巻で相当数の時間を取られたことと、長期休業を挟んだために文庫の数が今ひとつ伸びませんでしたが、ここにきて一日一冊で潰せる軽め、もしくは短めのものが残っているのに気が付いてみたり。明日は『平井骸惚』に入る予定なので、こちらも一日で読み切るでしょう。これで今日で既読12の、明日で恐らく既読13。二日で一冊のペースで計算してみれば、平日の日数だけで考えるならまあ相応の数として帳尻が合いそうです。ヤレヤレ。
 そう言えば、今日は仕事がようやっと一つ終わった~ってんで気が抜けて、本屋に寄ってくるのを忘れておりました。いやぁ、うっかりうっかり。そんな訳で明日か明後日に、月末調整で最後の買い足しに入りそうではあります。んなもんせんでも良いという気もしないことはないのですが、まあどうせ遅かれ早かれその内に読むんだろうから、それなら今買っても大して違いはあるまいというちょっと強引な論理を持ち出してみたり。割と気分で本を買うので、その時に気が向いたものを買っておかないと、後でさっさと忘れ去ってしまっていることが多々あります。忘れるようなもん、買う必要があるのかという突っ込みも無いではないですが、まあ置いておいて。
 ひとまず、月末調整では、順当に『神戸在住』の七巻目、『カミヤドリ』の三巻目、後は『カムナガラ』の五巻目辺りを買い足すことになりそうです。後はそれに興味を引かれた何冊かを追加して、四千円ほども使えば充分の筈。また九月になったら使用金額の計算がリセットされるので、またしても同じようにどかどか買い込むのでしょう。そしてまた、本棚が埋まる~とか言ってるのでしょうけれど。ああ、そういえばホントに本棚どうしようかな。この前に買ったサイコ、実はまだ本棚に入れもせんと床に放置しているまんまなので、こいつを棚に入れるといきなり十冊ほど増えることに。うわ~、おっそろし~♪

〈今日も本を数えてみよう〉
読み:文庫『完璧な涙』
買い:なし
途中:なし
累積読破:文庫12冊、コミックス39冊、その他1冊
累積購入:54冊

それでは。

忘れてた

2005年08月28日 00時07分52秒 | Weblog
8月28日分の日記という事で。

 そう言えば、日記を書くのをすっかりと忘れておりました。イカンイカン。と言っても今日に関しては、というか今日も例によってぐったりとごろごろ転がって休んでいたので、ネタがありません。だもんで、今日は手短にすーだらに……ってすーだらなのはいつものことか、まあともかくも手短めに行きたいと思います。何せ明日にはどうにかこうにか金曜までに終わらなかった仕事を片付けねばなりませんし、今度こそ終わりませんでしたでは済まないことになりそうなので、それに備える意味合いでもどうにか睡眠時間は一定を確保しておかないと死ねます、ホント。
 そういう状況だってのに、夜になってから東方をやってしまうってのが私の廃人度合いを何かしら非常に明確に示しているような気がしたりしなかったり。まあそれはともかく、永夜抄をやる回数が、ここの所は増えているような気がします。まだ花映塚は製品版を入手していませんし、あんまり花映塚は好きじゃなさそうな雰囲気なので、買いはしてもやる回数はあまり増えないかも知れませんが……さておき。永夜抄、難易度ハードをなかなかクリアが出来ない罠。輝夜でミスをしすぎるのが元凶なのですが、そもそも妖夢単体で行こうってのがなかなか難しかったか。それでも16億まではスコアが伸びるって~のはどうなんだろう。今の所のハイスコアは、冥界組の21億。で、今日にようやっとハード抜けたな~と思ったら結界組で20億に達しました。割とギリギリの所を毎回抜けているようなので、スコアが伸びてクリアできるか、途中でがりがり減って死亡かの両極端になりつつあるような悪寒が。
 ちなみに、どうやらステージ四で霊夢に当たると今ひとつ調子が伸びないようで、かと言って魔理沙に当たってもどっちにせよ厄介なのには変わり無し。ただ、弾幕していて楽しいのは、どちらかというと魔理沙と当たっている時のようです。ランダムばらまき星の弾が結構キツイですが、そこはそれ、人間状態のボムを叩き込んで無理矢理に弾幕を減らすとか、もしくは妖夢で撃ち抜くとか手はあります。と言うか、そういう強引な手が取れるからこそ、魔理沙と当たる方が楽なのかも知れないな~とか。我ながら精密回避を主とするより、とかく火力でぶち抜くのがお好みのようです。だから冥界組とか、妖夢単体でも行けるのでしょうけれど。妖夢単体でも、実は輝夜まで行くことは行っていたのです……もうひと踏ん張りかしら。
 違う話。そういえばfeelを買っておいてすっかりと忘れていたな~というのを今更に思い出して、ようやっとCDからHDに落としました。わざわざ買わんでもレンタルすりゃ良かったんじゃないかと思わないこともないのですが、あれはまあ原盤を自分で持っていてもまあ良かろうと言うことで買ったもの。オリガのポーリュシカ・ポーレとか、シークレット・ガーデンの祈りなんかが個人的にはとってもお好みです。その他意外とフェイ・ウォンのアイズオンミーなんかも嫌いではなかったりしますが、そのわりにFFはあんまり好きじゃない罠。ま、そんなもんです、好き嫌いなんて。

 物書きの話。水没を一区切り書き終えてしまったので、また次へ行ったもんかな~と思いつつようやっと今日から書き出してみたのですが、正直上手く行っていない罠。もちっと別の方向性を目指した方が良いのか知らんと首を傾げながらも、まあ一応だけ書ききってから考えるか~と思ったり思わなかったり。新しい連中を書き出そうとするとどうにもなかなか上手く行かないもので、今回のはまた全員初登場させる連中ばかりなので、まだまだ勝手が掴めません。ついでに、何か連中の使い方をどこかしら間違っているような、そういう不整合感が既に出てきているのが苦笑い。
 困ったことに、登場者同士の掛け合いそれ自体は、割とすんなり馴染んでいるような気がするのです。初めて顔合わせさせた筈なのですが、結構簡単にそこは適応してくれたような。ただ、それでもどうにも「変だなおかしいな、自分でもツマランな」と思ってしまうと言うことは、連中の使い方をこちらが間違っているということ。何やら妙な話を組んでしまったので、多分そのせいなんだろうな~とまあ原因については大体見当は付いているのですけれど。普段まるっきり書き慣れていない類をちまっとだけやったせいで、書いている側が違和感ばりばりで早くも転けかけている、と。登場者達の側よりも、書いてる側のキャパシティが全然足りないようです。うわぁ。
 ただまあ、今書いているものは恐らく失敗作として速攻でジャンク置き場行きにはなりそうですが、登場者連中に関してはそのまま再利用になるかと思います。と言うよりももう、今回の恐らく失敗作になるであろうこれは、登場者連中のためのラフスケッチ的な位置づけになりそうです。毎回、あまり人物の設定を詰めないままに見切り発車するので、一本目二本目辺りは大抵は人物を眺めるために使っている節がありますし。どうせだからまあ、これはこれでそのまま活用させて貰うが良かろうと判断してみたり。書き出して動いて貰ったら、最初に想定していたのと全然違う動き方をするというのは、ほぼ毎度のことですし。
 こういう状態になると言うのは、つまりは人物を詰め切れていないからだ、という指摘は当然あって然るべきことです。んが、私はもう、いっそ連中が好き勝手に、むしろこちらの意図通りには動かないことの方を楽しみ始めている節があります。私がやるのは、水没のように基本的には動きが無いような世界か、でなければ今のように連中が好き勝手にばたばたやっているような世界か、どっちか。動きのない世界では好き勝手やる連中が束縛されますから、水没ではほとんど人物が前へ出てきませんでした。反対に、ちょっと前の異界だと、人物連中がてきと~にほっつき歩いて動いていました。今のお望みは、後者の側。どうせ人物を詰めておいても、結局は動いてしまうものですから。ならば一本くらいは失敗させて、それを設定代わりにしてしまおうという魂胆になってきています。

 本の話。昨日に読んだ『ガンメタルハウンドプラス』、ど~も十六分割の人とかの絵かと思ったのですが、そっちじゃなくて『カムナガラ』の人だったようです。そう言えば確かに作者の名前同じやんとか今日になって気が付いた訳ですが、そうするとちっとばかし『ガンメタル~』の頃と『カムナガラ』の頃とでは、絵が変わっているようです。確かに見比べてみれば共通点が多いですし、どっかで見たような人物の顔があるような無いような。それだけ上達してる、ということなのでしょうかね~。
 古本屋へ行って、『銃夢』の四巻五巻、それから富士見ミステリー文庫より『平井骸惚此中ニ有リ』を買ってみたり。まだどれも読まずに手を付けていませんが、がいこつの方は今週中に手を付けることにはなるかと思います。ただ、ど~にも金曜に買ったコミックスがどっちも微妙~という感じだった分何かくすぶったものが残ってしまったので、恐らくは月曜か火曜日にまた今月最後のコミックス買い込みが入りそうな気がします。それでもいつもの月より多少出る分が多いくらいのもので、まだ収支バランスをみると入ってくる方がかなり余裕があるのですよねぇ……。本以外には本当にお金を使っていない、ということなのでしょう。今更だけどねぇ。
 はて、今の所だと、来月辺りから手を付けようかどうしようかで考え中なのが、『エルフェンフリート』とか『エレメンタルジェレイド』とか、もしくは『舞HIME』とかその辺りだったり。文庫はどうせ目に付いたものを適当に買いあさっていく方向になるでしょうから、今から決めておく必要性もあまり無し。あら、何か手短に済ませるとか冒頭で言っておきながら、結局はいつもと同じ分量を叩き込んでいるような気もしますが、今日はこの辺にて終了終了。ああ、さっさと寝ないと寝不足ってか、既に今の時点で寝不足確定ってのがちょっと悲しい……。まあ良いかぁ。

〈今日も本を数えてみよう〉
読み:なし
買い:文庫『平井骸惚此中ニ有リ』、コミックス『銃夢』四巻・五巻
途中:なし
累積読破:文庫11冊、コミックス39冊、その他1冊
累積購入:54冊

それでは。

やっと休み

2005年08月27日 22時12分58秒 | Weblog
8月27日分の日記という事で。

 そう言えば、夏休みが終わってから初めての休みだというのに、今更ながらに気が付いてみたりする輩がここに約一名ほど。この一週間は休み明けだってのにいきなりバタバタフル稼働していたもので、やったらと疲れました。お陰で今日一日、ず~っとぐったりしていて、何もしていません。まあ、何もしない休みがあっても別に何の問題も無かろうとは思うのですが、ちっとばかし勿体なかったかな~とは思う訳で。あんまり無理に動かすとこの弱い身体はすぐに貧血起こしてぶっ倒れそうになるので、疲れている時は休ませるに限ります。明日には飽きて、何かしらし始めるのかも知れませんけれど、ね。
 な~んもせん休みというのも一種貴重だよな~と思うようになった訳ですが、昔はそれが当たり前のようなものでしたから、そうして見ると休みに対する価値観が変わってしまったものです。仕事し始めたからなのでしょうけれど、いやはや、こうなってしまうと時間がとかく足りません。次から次へという感じですし、ようやっと少し時間が出来たかと思ったら疲れてしまっていて動けない。そしてようやっと少しだけは動けそうな程度には回復したかと思ったら、もう休みは終わりでまた仕事。ぐったりできますとも。たまに、富士の樹海に迷い込みたい気分になれます♪
 まるっきり意味もなく、昼飯を菓子パン類に統一して食ってみるということをやってみたりもしました。これまた高校生時分の頃は毎日のようにこれで済ませていたものですが、今やってみると、正直飽きる。しかも足りないし、お腹が空くのも早いような気がします。おかしいな、代謝そのものは昔より落ちている筈なのに……。それだけ消耗するのが早くなっているのか、単純にバテてるのでいつもより必要量が増えているというだけなのかも知れません。ただまあ、ちょびっとばかし昔懐かしい気分を味わったので、それはそれで良しとしておくことにします。

<3億4000万円分の実弾射撃・陸自が富士で総合火力演習>
 陸上自衛隊による国内最大規模の実弾射撃訓練「富士総合火力演習」が27日、東富士演習場(静岡県御殿場市など)で行われ、一般に公開された。今年はヘリコプターからの集団降下など、離島防衛を想定した訓練が初めて取り入れられた。
 第1空挺団(千葉県船橋市)などの隊員約2000人と90式戦車をはじめとする車両約60両、大砲約40門が参加し、約40トン(約3億4000万円相当)の実弾を使用。
 抽選で選ばれた見学の市民ら3万人近くが見守る中、約1時間半にわたり富士山ろくに向けてミサイルや砲弾を発射、陸自のイラク派遣部隊が現地に持ち込んだ装輪装甲車も登場した。
 富士総合火力演習は1961年から毎年行われている。〔共同〕 (11:25)

 今日のネタ。今年も毎年恒例の、自衛隊の総合火力演習があったようで。一度くらいは実際に見に行ってみたいよな~と思ってはいるのですが、大体毎年すぐに忘れてしまうので、行かず終いになってしまうのですよね。それはさておくとして、自衛隊の演習に一定の状況を推定した訓練が入ってきたというのは、多少の注目を要する所なのかどうなのか。具体的にどの辺りの地域を推定しているのかな~とか考えてみると、例えばどっかの固有の領土である島だとか、もしくは民主党の曰く三千万人の外国人をステイさせようという所とか? 後者は無いか、さすがに。向こうへ行こうと思ったら、ヘリボーンでの降下作戦くらいじゃ火力が足りないでしょうし。
 まあそういう冗談はさておくにして、自衛隊がこういった実弾演習を行うと、毎回のように抗議の声がどこかしらからは上がってくるのでしょう。個人的には実弾演習を行うことには賛成なのですが、と言っても、反対意見が出てくることそれ自体は、とても健全なことです。集団の中からまるっきり単一の思考、まるっきり単一の意見しか出てこないということは、すなわち洗脳的な状況にあるか、もしくは圧政のような状況にあるかのどちらかでしょうし。でなければ、思考停止に陥っているかという選択肢もありましたか。利害の一致による意見の一致というものはありますが、とは言ってもまるっきり一致した状況というのは、見ていて気味の悪さを感じるものです。
 圧政、洗脳の双方をやっていたのが、例えばちょっと前に出てきていた元オウム真理教だとか、でなければどこかのノース朝鮮とか。洗脳的な状態を作り出すなら、こういった恐怖政治的なやり方にしなくても、例えば今のどこかの某大陸国家がやっているような愛国者教育のような手法でも可能ではあります。とまあ、こうやって色々数え上げていると、思ったよりも「敵」であるとか「出動の必要がある状況」というものはあるのかも知れません。実際にそういった状況が発生することは、少なくともまだ至近にあるとは思いませんが。将来的に無いとは限りませんし、供えておくに越したことはありません。上陸作戦は無くとも、上陸「救助作業」の類ならば、自衛隊でも充分にあり得ますしね。
 一度の演習に三億四千万円を費やす、結構なことです。無駄遣いと言う向きもあるでしょうけれど、基本的に武力のない国家というのは、現状に置いてはあまりマシな国家とは言えません。それはすなわちそのまま、自衛能力がないということですから。武力という言い方がまずければ、自衛隊の論法に従って「実力」と申し上げても宜しいでしょう。あ、そっちの方がニュアンス的に良いのか。自衛隊は国際貢献もきっちりとしているし、災害時における救援作業の最前線にいます。絵空事的な制作ばかりを連呼しているどっかのジャスコ党の選挙資金に金を使うより、余程に実益があるんじゃなかろうかと思ったりするのですが、さてどうなのでしょうね。

 本の話。昨日の日記の後に『沈黙の春』をようやっと読み切って、そちらに関してはさっさと夜中の内にレビューにアップしてあります。考えてみたら、小説的でない文庫本の類があのレビューに並ぶのは、これが初めてだったような気がします。今後は多分、こういった小説的でないものがレビューに増えてくる可能性がありますが、まあ既にレビューの中身もラノベばかりでは無くなってきていたので、サイト自体の方針も暗黙の内に微妙に横道入ってきていたような気はします。なお、『不道徳教育講座』とか『沈黙の春』とか『思いちがい辞典』は、今の所、補完所での分類としては「その他」の所に置いてあります。参考にされる場合は、ご注意を。
 んで、昨日に買ったコミックス二冊、『ガンメタルハウンドプラス』と『LAWMANs』を読み潰しました。結論、どっちも微妙……。久々にな~んか外れの悪寒のするものを買ってしまったな~とか思ったりもしましたが、まあそういうことも買う頻度が高まれば充分にあり得るものさ、と諦めることにしてまた何かしら次を買うのでしょう。『エルフェンフリート』とか良いかも知れないな~と思いつつ、『空想科学エジソン』の続きも買いたいし、『神戸在住』も七巻がまだだし。『銃夢』も三巻目でまだ止まっているので、先へ行きたい所です。その他まだ見ぬものがたくさんあるでしょうしねぇ。毎月二万以上のペースは、ひとまずまだしばらくは収まらないだろうと思います。
 そっちのペースが落ちないのは良いとして、本棚のスペースが加速度的に失せていきます。この分だと遠からず段ボールに投げ込んでの床保管という手段を執らざるを得なくなりそうですが、それにしても就職してからむしろ本の増加速度が速まったってのはどういうことなんだろうなぁ……。とかくコミックスの読み返しなんぞしてるのが好きな輩なので、一度満足してしまうとしばらくそこから出てこなくなるという難点があるからかも知れません。ただまあ、またそろそろ本棚の一軍二軍分けくらいはした方が良いのかも知れないな~と思い始めたりはしていますけれど。

〈今日も本を数えてみよう〉
読み:コミックス『ロウマンs』、『ガンメタルハウンドプラス』
買い:なし
途中:なし
累積読破:文庫11冊、コミックス39冊、その他1冊
累積購入:51冊

それでは。

終わらなかった……

2005年08月26日 23時05分25秒 | Weblog
8月26日分の日記という事で。

 あ~、見事に今日までに終わらせねばならんかった仕事、終わりませんでした。思いの外に手間取ったのと、実はもっとアバウトにやって良かったらしいというのが後になって分かったという二重のむなしい状況……。まあ、月曜日に今度こそ終わらせようと上司に言われてすごすご帰ってきましたが、それにしてももちっと早めに言って下さい、そういう雑にやって宜しいってのは。それでかなり無意味に時間を食ってしまったような気がするのですが、まあ良いか。
 しかしまあ、この一週間はほぼずっと、この仕事に朝から業務終了まで全部費やしていたような気がしたり。入社初年度で回ってきた、割と大きめの仕事ですから、このくらいの手間はかかって当然なのだろうとは思うのですが。何よりも仕事その物の分量や本来の手間というより、私自身の未熟と手の抜きどころがよく分からないということ、それから何よりも経験的情報の不足がきっついきっつい。どこをどう調べれば欲しい情報が出てくるか、というのがまだまるっきり分からんに近いので、手探り足探りをせねばならず、その手間が非常に大きい感じです。逆に言えば、こいつを一つ越えれば、今までよりは色々、少しくらいは見やすくなってくるかとは思うのですけれど。
 話変わって、それにしても気温の上下差がありすぎて、これまたきっついです。昨日は台風の雨風で寒かったくらいなのですが、今日はひっくり返ってかなり暑い。台風一過の熱が入ってきたためでしょうけれど、昨日の雨で空気に水が充ち満ちているせいもあって、湿気が籠もって余計に暑い……。昨日寒くて今日暑く、オフィスの中は冷房が効きすぎてやっぱりどうにも寒い。暑い寒い暑い寒い、とこんだけぐちゃぐちゃとやられては、身体の調子もトチ狂おうというものです。お陰で今週いっぱいは延々と鼻をぐずぐず言わせながら、終わらん~と喚きつつ仕事していた訳で。妙に頭痛い頭痛いと思いながら仕事してたな~と思ったら、この調子でやってたらそりゃ頭痛くもなるわなぁ。
 なお、未だに寮では冷房を使ってません。多分もう今後も、夏場は可能な限り扇風機一つでしのごうとすることでしょう。そのせいで極端に冷房に弱い体質になっている訳ですが、もういっそこのまま健康的不健康を貫くか~と思ってはいますが、その内にそうもいかなくなるのかも。安上がりで良いんだけどなぁ、これ。ちょいとばかりやせ我慢が必要なのと、着替える回数が増えますけれどね。

 健康的不健康、なんて物言いを上でしましたが。基本的に、冷房のばっちり効いた快適な室内でばかり生活しているのを、健康的であると言って良いのかどうかがまず疑問として出てくる所です。まあ取り敢えず、意地を張ってそれに反対してくそ暑い中でも扇風機一つで凌ごうなんてやっているどこかの偏屈馬鹿は問題外としても、あまり冷房に頼りすぎている生活というのも宜しい話ではないように思います。人によっては真夏でも布団を何枚も被って、代わりに冷房全開にして寝るということもあるという話を聞いたことがあったり。一種贅沢の極みですが、それで良いのか~と思いっきり突っ込み入れたくなったものです。
 世の中、本来的に見たらそれで良いのか? というのが当たり前になってしまっている事も、たま~にあります。どこかの誰かさんが、冷房の効きすぎたオフィスでくしゃみを連発して周囲に心配されるとか、まあそういう話。クールビズの話もあって、ここ最近では冷房の設定温度も少しは高めになっている所が多いのですが、逆にいっそガンガンと効かせているという所もあります。ただ、そう言っておいて私自身も時たまには冷房に慣れきってしまっている節があって、毎朝の中央線通勤ラッシュ中に冷房の効きが悪いと、もちっとしっかりしろよと内心思ってしまうことがあるのは否めません。一度贅沢に慣れてしまうと、それ以前の、相対的に見て今より低い水準に戻すというのはなかなか出来なくなってしまいます。
 先進国の生活水準の向上というのは、こういった「よりよい生活」というものへの憧れと貪欲さに寄る所が大きいのでしょうけれど。さてはてここでなかなか難しくなってくるのが、「よりよい生活」というのは果たして何であるのかということ。例えば六本木ヒルズに一室を構えるというのは今なら最高の贅沢と言えそうですし、自宅に一流シェフを招いての内輪だけのディナーなんてものも良さそうです。その一方で、古民家で昔ながらの生活をという人も最近では増えつつあるようで、また食事の面でもスローフードに立ち返ろうという話がありました。こういう例を取り上げた魂胆はそのまんま見て分かる通りで、つまりは「よりよい」ということ、「より贅沢」であるという思考は同じであっても、目指す方向性に差異がある、と。
 ただ、どっちが良い悪いという話ではない訳で。私自身の個人的な好みをハッキリ言ってしまえば、スローフードで古民家という方が圧倒的に好みではありますが、それはまた別の問題。「古き良き」はやっぱり良い、という結論に持っていきたい所なのですが、今となってしまうとそれもまた結構難しい。かつ、「古き良き」をやろうとすると一種の自給自足の仕組みも必要になってきますから、本格的にやろうと思ったらそれこそ「ダッシュ村」みたいなことになります。あれをやろうと思ったら、時間も、エネルギーも、手間もお金も必要になる。それから土地と知識も要りますね。今の時代にはもう、そろそろそぐわなくなってきているから、なのでしょう。
 かと言って、前者の方へ行こうと思うと、それはそれでやっぱりエネルギーが必要です。自分自身のエネルギーと言うよりは、例えば消費電力であるとか、財力であるとかそういう方面ですが。後者の場合だと、主に使うのは自力の方。まあ、どっちにせよお金がいるということ自体は変わらない、というオチにはなりますけれど。あまり下手に「よりよい生活」を深追いしすぎると、かえって以前よりも疲れてしまう、もしくはどこかしらでむしろ以前より悪くなってしまう、そんなことも充分にあり得そうな気がします。かと言って、現状で完全に満足しきってしまうと、人間そこで止まってしまうもの。この辺がまた、難しいというか面倒くさいと言ったものか。そんなこんなで、本日のネタは結論なし♪

 本の話。もうちょっと、という所で『沈黙の春』をまだ読み切れていません。といってもほぼすでに最後の章へ入っていますから、終わり間際という所ではあるのですけれど。この日記を叩き終え次第、最後の追い込みをかけて次へ行けるようにしておきたいものです。まあ、あと二十分もかけて読んだら終わるんだろうな~と目処は立ってますけれど。こいつが終わったら、次は神林長平の『完璧な涙』に行くかな~と思いつつ、さてはてどうしようか。ぼちぼち『富豪刑事』に行くのも良いかも知れないしなぁ、いやいやしかし『ヘリオット先生』も捨てがたい……。ま、どうせ順番が前後するだけで、結局読むんですが。
 会社からの帰りがけに、まんがの森へ立ち寄って、何となくで買ったコミックスが二冊ほど。また買ったのかよ~という突っ込みに対してはああそうだよ何が悪いと開き直りを返しつつ、買ったのはやまむらはじめの『ガンメタルハウンドプラス』と、それから多分『ジオブリーダーズ』の番外編っぽくなるんだろうと思いつつ、伊東明弘の『ロウマンs』を買ってみたり。入江の本が出てくるとは……まさにネタ。どうせ展開その物はいつもと変わらないんだろうな~と買う前から予測は付いているような気がしないこともないのですが、まあ買ってしまうのが本読みというか漫画読みというか、もうぶっちゃけヲタの性分ですね。
 そっちはともかく、『ガンメタル~』の方は完全に表紙の雰囲気で何となく手に取ったもの。当たっても外れても実は構わないという感で買ったので、さてはて土日のどっちかに読むでしょうから、その時にどんな感想を抱くのかちょっと楽しみ。ただ、この絵ってどっかで見たような気がするのですよねぇ……思いっきり。それもちょっと気になって買ったようなものなのですが、この絵って確か、どっかのカレーな先輩とか蒼い人とか十六分割したい人とか、その辺りを描いてた人じゃなかったかしらと思ったり思わなかったり。その辺は、どっちでも良いのですけれどね、面白ければ何でも。

〈今日も本を数えてみよう〉
読み:なし
買い:コミックス『ロウマンs』、『ガンメタルハウンドプラス』
途中:文庫『沈黙の春』
累積読破:文庫10冊、コミックス37冊、その他1冊
累積購入:51冊

それでは。

台風接近中

2005年08月25日 19時34分53秒 | Weblog
8月25日分の日記という事で。

 もの凄く珍しいことに、朝ちゃんといつも通りに会社へ行って、一日また仕事か~ってか終わんねぇ~と喚きながら仕事していたら、三時過ぎになって「台風来てるから帰って良いよ」と上司に言われてみたり。こちらは明日中に終わらせておかんとイカン仕事がまだ大分残っていそうな気配だったので、四時まで粘って仕事。んが、経理部の皆様方がどんどんと帰ってしまうし、何故か「さっさと帰れ」的無言のプレッシャーがにこやかにかかってきているような悪寒がひしひしとしたため、早々に引き上げて参りました。まあ、仕事の方もど~にか明日一杯かければ終わるんじゃないかな~というくらいまでは来たようなので、この辺で良いかと判断したのですけれど。
 しかしまあ何というか、うち、えらく良心的な会社だ……。ただ、現場部門の方はそういう話を聞いていなかったようなのですが、つまりはスタッフ部門なんぞ台風の時にいても邪魔なだけだからとっとと帰れってことかしらん。つーても中央線は至極貧弱で毎度毎度よぅ止まるという情けない路線ですから、大事を取ってさっさと戻ってくることが出来たのはラッキーでした。下手すると、新宿まで出てきたは良いけど、そのまま足止めという間抜けな自体があり得ましたし。珍しく早い時間帯に帰って来つつ、何か時間が無駄に余るな~とか何とか思いながら、いつもよりも随分と早い時間帯から日記をぱしぱしと叩くのでした。
 関東甲信越地方は、最大予想雨量では明日の夕方までに350ミリというかなりの量の雨が予想されています。ついでに、現状では見事なまでに台風は関東地方直撃コースを保っていますし、勢力もまだ強いまま。各地それぞれに大雨、洪水、暴風、波浪の警報が出ており、天気予報は真っ赤っかです。中心気圧は午後六時の推定で955hPa、最大瞬間風速で40メートル、ああ……「風速四十メートル」か……。どっかでレイバーは動いていませんか? そのレイバーはHOSを積んでいませんか? もしそんな条件が揃っているようであれば、今日は外に出ない方が、レイバーの近くにいない方が身のためですよ、ふっふっふ♪ はい、ヲタネタでした。


<自殺防止>掲示板の発信者開示に基準 ネット関連4団体
 テレコムサービス協会などインターネット関連業界の4団体が25日、掲示板への書き込みなどを通じた自殺を防止するため、発信者情報を警察に開示する基準をまとめたガイドライン案を公表した。書き込みの内容から(1)時期が切迫している(2)場所や方法を示すなど実行される可能性が高い(3)「死にます」など自殺の意思表示がある――と判断できれば、発信者情報を提供しても違法にならないとしている。
 掲示板などで自殺予告や集団自殺の呼びかけがあった場合、緊急性があればプロバイダー(インターネット接続事業者)が警察に発信者の住所、氏名などを提供しても「通信の秘密」に抵触しない。しかし、基準が明確でないことや令状が必要という誤解から、プロバイダー側が情報提供を拒否するケースが多かったという。政府の「IT安心会議」も業界に基準づくりを求めていた。
 このため、4団体が総務省、警察庁と協議しながらガイドライン案を作った。意見募集を経て正式に決め、10月から実施する予定。
 警察庁のまとめでは、ネットを通じた集団自殺は1~6月で25件、70人に上る。【位川一郎】
(毎日新聞) - 8月25日18時3分更新

 今日のネタ。七輪、練炭、車に目張りとまあ、最近こういうニュースを聞くと「あら、またかいな」というくらいにありふれた話になってきています。あんまし良い事とも思いませんがまあ、これも時流なのかな、とも。当然、ネット方面での規制をかけようと考えてくるのがいるだろうな~と思っていたら、案の定、ほぼ予想通りの対応策が出てきましたが……。正直、こんなものは大した意味も無かろうと思います。そもそも反応するのが遅すぎる上に、この対応の方法ではざるで水をすくうようなものでしょうに。まあ、何かしら手を打とうという方針それ自体は評価するとしても、このくらいで自殺者が減るなら、年間自殺者が過去最高を何度も更新するなんて状況にはならんのですよねぇ、と。
 掲示板の発言を監視した所で、「常時」「全ての」そういった掲示板を監視し続けるというのは無理があります。そもそもこういったサイトは転々と出来たり消えたりを繰り返しているものですし、そういった発言があったと気が付いた時には、既に実行に移しているか、そんな気をもう起こさなくなったかのどちらかになっていることでしょう。プロバイダー側が本当に熱心に情報を提供してくるかどうかが、まず問題になりますし。引き続いて、無理強いして自殺を止めることに成功したとしても、果たしてそれで今後も思いとどまってくれるのかどうかにも疑問があります。ついでに、単なる悪戯目的の書き込みという可能性も、無いでは無いのですから。そして悪戯では無く本気であるのなら、他人が止めても手遅れであるものでしょうから。
 しかしこの話、ネットでの匿名性をはぎ取るための布石に見えてなりません。つまりは「この発言は危険である」と思った場合、プロバイダからその発言者の情報を合法的に入手出来るということになります。さてはて、これは盗聴法案のインターネット版ですか? まあ、わざわざプロバイダに問い合わせたり、情報を徴発したりしなくとも、実名で迂闊なこと言っちゃう手合いもいないことはありませんけれど……。ネットは、色々な意味合いで便利です。今回目の敵にされているような方面の事に関しても、利点の裏返し、ほぼ表裏一体のものでしかない訳で。昨今のニュースはネットの闇とか青少年の心の闇というお決まりの単語しか言わなくなってしまいましたが、もうそういうのは聞き飽きたぞ……と。
 翻して考えてみれば、ああいった自殺サイトがあるからこそ、実際に踏み切ってしまわずに思いとどまることが出来た、という話もあって然るべきです。実際に行為に至ることなく、ひとまずはネット上、人目に触れる場所で自分の想像を披露することで一応の満足を得ることが出来た、という人もいるのではないかな、と。私自身、このブログがそれと全く同じ役割を果たしていますし、私が気まぐれにやる物書きにしても全く同じ意味合いを持ちます。もちろん、ネットを利用している人がみんな私と同じような思考をする訳ではありませんが、中にはそういった同じような思考をする人もいるのではないか、と一応指摘しておく次第です。

 最後、例によって本の話。のんびりとレイチェル・カーソン『沈黙の春』を読み進めておりますが、大体今日で三分の二、やはり予定通りに明日に読み終わるくらいのタイミングになろうかと思います。最近、何故か一冊読むのに多少の時間を要するやつばかり読んでいるような気もしないことはないのですが、まあそういう周期なんだろうな~ということで本人あんまり気にしてません。本の中身よりも、レビューの更新速度が結果的に遅くなるということの方を気にしているくらいですし。お陰で、何故か最近、サイト本体よりも、こっちのブログの方がヒットの推移は高い罠……う~む。
 ちょいといつもより早く帰ってくることが出来たので、読まず終いになっていた『夢幻紳士・幻想編』をようやっと読めました……。古い作品の再販なのかと思っていたら、最近に連載された物をまとめたものであったようです。まあ、元ネタがそもそもかなり古い作品のようで、雰囲気も古き良き昭和の時代のコミックスという感覚そのまんまです。何となくこの絵柄はどこかで確かに見覚えがあるんだけどな~と思いつつも、どこで見かけたのやら明確に思い出せないというデジャヴ的感覚を一緒に楽しみつつ、最近自分こういうの好きだよな~と思ったりするのでした。
 ただまあ、こういうのを読んでいる一方で、『苺ましまろ』買ってみたり、『蟲師』買っていたり、『ネギま』買っていたり、もしくは『ヨコハマ』買っていたりするのですけれど。好みの幅が広がったと言うべきなのか、節操が無くなってきているだけなのか、よく分かりません♪ 分かったらそれはそれで自分でもお終いという気がしないこともないので、まあ気が付かないことにしておきます。しておくのです。さてはて、色々今月も買ってますが、それでも買い足りない読み足りない。やめられない止まらない、ああ、もう見事に病気です、一病息災ってやつですね♪

〈今日も本を数えてみよう〉
読み:コミックス『夢幻紳士・幻想編』
買い:なし
途中:文庫『沈黙の春』
累積読破:文庫10冊、コミックス37冊、その他1冊
累積購入:49冊

それでは。

ボウリング

2005年08月24日 23時46分31秒 | Weblog
8月24日分の日記という事で。

 あ~、仕事が終わりません。今週いっぱいで終わらせないとイカン仕事なのですが、正直よぅ終わらんという気がしてます……終わらないとまずいんですけどねぇ。昨日は昨日でおわんね~とか言いながら三十分残業してましたが、今日は会社でボウリング大会とか言われて残業不能。この分だと明日も残業です、はい。ま、残業するのはど~でも良いんですが、終わらないというのはちぃとマズイ。ここ何日かはそれなりに真面目~に仕事仕事でやってるんですが、ぶっちゃけ終わりません。前任の方との引き継ぎが微妙に欠けている所があるようで、ちょいとばかし足りない情報の穴が見え隠れしております。そこいら辺の穴埋めに時間取られて、ついでに作業量の多さでまた閉口している訳なのですけれど、と。いや~、参った参った。
 んで、ボウリングです。何故か社員の内の七十何人が参加するという凄まじい数になりましたが、そういう中で始球式とやらに借り出される私……。もう一人の新入社員面子が隣で投げましたが、向こうはストライク、私は見事ガーターと非常に対照的に決まりました♪ まあ、あれです、私ゃボウリングまだ二回目よこれが……。隣のレーンに投げ飛ばすとか、ボールから指が抜けないとか、投げる前に転けるとか、自分がレーンに飛んでいくとかやらなかっただけ、まだマシという気がします。9ポンドのボールを使ってましたが、投げていて重すぎず扱いやすめで、重さのチョイスとしてはこれで間違ってなかったかな~と思ってみたり。他の重さのボールを投げていないので、何とも言えませんけれど。
 スコアは、ほどほど。2ゲーム連続でやりましたが、一回目が96、二回目が109とかいうくらいで、二回分合わせて205点前後。ボウリング二回目、かつ一回目が小学生くらいって~具合の輩としては、案外まともなスコアのような気がします。まあ、ゲームを同じレーンでやった面子の中では、当然どんけつですが。途中でやってて笑ったのは、真ん中の方へ放り投げることは出来るようになったものの、今度は真ん中以外のコースに投げられんという事が判明したり。他の所へ投げようとすると、大概はガーターになります。右端の方からスロー、斜めのストレートコースで真ん中辺というのが基本パターンのようで、それ以外投げられんとも言います。
 取り敢えず思うのは、自分がやっぱり理論重視の思考型だということ。ただ、その割には途中で「これ以上考えるのがメドイ!」と喚いて飽きて身体を動かし始めるようですが。……ホントに思考型か? まあでも、身体を動かしつつ、こりゃ~どうしたもんかな~と考えながら回していく傾向があるので、飽きっぽいのを控除しておけば、一応は理論重視の思考型になる、筈。ある程度までは思考に身体がついてきてくれるので、てきと~にやっても程々にはなるようです。別に上手い訳じゃないし、スコア的には低いんですけどね。何はともあれ、もちっと早く帰ってきたかった……。でなきゃ、仕事終わってない分をど~にかしたかった気もします。


「オタ」「きもい」──スタッフのブログ発言、企業を巻き込む騒動に 2005/08/23 14:10
 米国系ホットドッグチェーンの「ネイサンズフランチャイジーオブジャパン」は8月23日、Webサイトに「移動店舗内スタッフによるブログ上の発言」について「極めて遺憾」とする文章を掲載した。
 発端は8月12~14日に東京で開かれた「コミックマーケット」(コミケ)。会場に出店した同社フランチャイズ企業のアルバイトスタッフが、実名で運営していたブログに「みんな頑張ってバイトしています!まぁお客はみんなオタ」「大量オタ。これがぶぁぁぁぁあっているの。恐い!きもい!」などと写真付きで記事を掲載した。
 これを読んだユーザーが「客をばかにしている」などと掲示板などで反発。その後ブログは削除されたが、同社にも苦情が寄せられたもようだ。
 コミケに参加したある男性は「店員が何を思おうと自由だとは思うが、このホットドッグチェーン全体への印象が悪くなったのは否めない」と話す。
 同社は経緯について調査し、Webサイトで文章を公表した。「当社ブランドを使用するフランチャイズ企業が独自に雇用したアルバイトの極めて不適切な表現が引き起こした事態」だと認めた上で、フランチャイズ企業の監督責任がある同社として「再発防止に全力を尽くし、お客様から失った信頼を取り戻すべく、社員一同努力いたします」と事実上、謝罪した。

 と言う訳で、今日のネタ。環境ネタにでも行こうかと思ったりとか、もしくはまた選挙ネタでも良かったのですが、まあ今日はこれということで。と言うか、ど~にもここ最近は選挙ネタでちょうど良いのがありすぎて、どれにしたもんかでちょっと悩む所です。さておき、ブログからここまでの騒ぎになるというのもまあ、なかなかにおっかない話ではあります。オタきも~いの発言はまあさておくとして、ついでに私自身もオタの部類ですが普通そう思うよな~とむしろ肯定的な感想を持ちつつ、まずかったのは実名や顔、大学名などを出しているブログでそれをやってしまったこと。匿名のブログでやっていたら、ここまでの騒ぎにはならなかったでしょう。
 基本的に、自分自身のことを特定されてしまうブログには、あんまり真正直な感想その他は書かないのが無難です。以前に私も就活中に同じ事でエライ目に遭いましたが、何ともまあ見事に既視感のある話です。自分の本名が出てしまっていて、顔も出てしまっていて、かつ立場も全て分かってしまっている状態では、自分が言ったという責任が必ずついて回ってきます。私自身もそれが原因でしっぺ返しを食らって、内定を一個蹴り飛ばしましたし。まあ、あれは結果的には蹴り飛ばして良かったような気はしますが、その辺りは置いておくにして。ネット上のブログがこれだけ一般化した理由の一つは、その匿名性でしょう。それに慣れてしまうと、ついつい普段と条件が違っている時でも、油断してしまうことがあるのかも知れません。単に思慮が足りなかっただけ、という突っ込みもありありな気はしますけれど。
 さて、ここでちょいと穿った見方をすると、当のブログでやっちゃったバイトを雇っていた側、すなわちネイサンズは損をしたのか得をしたのか。確かにお客から非難ごうごうでしたし、来年からコミケに出店しても客足が鈍ってくる可能性は充分にありますが……。ただ、今回の一件で、多少名を売った所はあるように思います。この辺の姿はどことな~くライブドアと被ってくる訳ですが、ライブドアもな~んか冴えないオチでしたし、そう言えば堀江が今度は選挙に出てくるなぁ。どうせ亀井ちゃん相手の噛ませ犬みたいなもんなんだろうけれど……って、あれれ、選挙ネタから外したつもりが、いつのまにやら選挙のネタに戻ってきてしまいました。ま、世の中どっからでもあちこちに巡ってくるもんだと言うことで~。

 本の話。予定通り、レイチェル・カーソンの『沈黙の春』を読み始めております。んで、大体今日で三分の一くらいに達しましたから、ちょうど金曜日に終わるんじゃないかな~と思っております。しっかし、『不道徳教育講座』も読み終わったし、『サイチョコ』も終わってるからレビューに載っけたい所なのですが、ちぃと今日は帰ってくる時間が遅すぎて気力ぎれしてます。明日明後日も恐らくは残業残業という感じになりそうですから、そうなるとレビューのアップは週末になってからということになりそうな悪寒。今週を抜けて、仕事がちゃんと終わっていれば、来週は今週よりはもうちょっとマシになるとは思うのですけれど。
 ああ、それにしても買っておいて読んでいないコミックスが二冊ほど残っていたりして。コミックスが残っているというのもまた珍しい話ですが、それだけど~にも時間が減ってきているということではあります。つーか、この日記をいつもより分量削ってやれば、普通にレビューの時間くらいは取れるのですけれどね~。それでもついつい、結局はいつもの通りの分量でこの日記を叩いてしまう自分に苦笑い。ネタにはあまり不自由しないので良いのですが、代わりに本のネタに不自由し始めているというのはどういうことやら。読む本が無いとかそういうことではなくて、読み切ってからネタにしたいというのと、コミックスを読む時間が休日限定になりつつあるというのがちと難点。と言う訳で、今日も本のネタは短めに切り上げ~。

〈今日も本を数えてみよう〉
読み:なし
買い:文庫『完璧な涙』
途中:文庫『沈黙の春』
累積読破:文庫10冊、コミックス36冊、その他1冊
累積購入:49冊

それでは。

それなりに復旧

2005年08月23日 21時42分42秒 | Weblog
8月23日分の日記という事で。

 え~、日本の南の方に台風が二つも並んで出来たそうで、ついでに秋の高気圧が力を増してきたお陰で前線が下がってきて、日本列島は全般にお天気崩れ気味な一日だったようです。こちらも朝会社へ出てくる時に、ちょ~っと空模様が微妙かな~とは思いつつ傘持たずに出たら、案の定帰り際に一雨降られました。まあ、毎度お馴染みというくらいなので、いい加減雨に降られるのをもう楽しむだけという所ですが。ワイシャツの固い襟に雨がぱちぱちと当たる音、水気を吸って一日のくたびれた姿から張りを取り戻したワイシャツ、車のヘッドライトに照らされて水が荒れている路面が見えるようになる。ちょいちょい、面白いものです。
 この辺の雨が水不足に陥っている方面にも降ってくれると良いのですが、それにしても貯水率ゼロパーセントとか3パーセントとか、一桁台とかいうのはまた凄まじい話です。一時は発電用水まで緊急放流しようという話も持ち上がっていたようですが、ひとまずそこまでは行かなかったようですね。とはいえ、水というのはどこにでもあるように見えて、実際には無くなってしまうものなのだとよく分かる話ではあります。海外では基本的に水は買うものであるという認識がありますし、水道水をそのまま飲めるのは日本くらいのものだというジョークもあります。まあ、最近では日本でも節水するようにはなってきましたけれど、ね。
 水と言えば、ミネラルウォーターにこだわる人というのも、たま~に見かけるようになりました。かくいう私自身の母親も、ちょっと前にミネラルウォーターに凝っていた時期があって、しばらくの間はボルヴィックばかり飲んでいたものです。ただ、最近ではちょっとあれだと水が硬いのだそうで、今度はエビアン辺りに行ったようですが。つ~ても、あれは単に、エビアンのボトルとキャップの形に惹かれたって~だけじゃないのかと疑ったりしないこともありませんが、個人的には水なんてものはそれなりに飲めれば問題なし、冷えていればなお良しという程度。面倒なので、寮での飲み物は、半分くらいが水道水です。但し、一応ボトルに入れて、冷やしてありますけれど。夏場にはこの程度で充分です。安いってかタダだし。

 台風と聞いて未だに思い出すのは、何故か『劇場版パトレイバー』の一作目。あれ、台風でレイバーが暴走するという話で、それを見たお陰で未だに台風と聞くと何となく反応してしまいますし、台風の最大風速が四十メートルを超えると、更にもう一段階反応してしまいます。映画として、話としては劇場版パトレイバーでも『TOKYO WAR』の方が好きなのですが、どっちの方がパトレイバーらしいかといわれたら、多分こっちの『風速四十メートル』の方じゃないかなと思ってみたり。どっちも好きではありますけれど、『TOKYO WAR』なら後藤さんの色と押井守色が濃厚であって、「あっかるい人達」なパトレイバーを求めるなら『風速四十メートル』でしょ、というのが個人的な感想だったり。まあ、それはさておき。
 この『風速四十メートル』を最後に見たのは、実はもう五年とかそのくらい前になるような気がします。高校生になっていたかとは思うのですが、大学生になってから見た記憶は無かったような。それだけ前のことであるのに、今でも思い出そうと思えば、ある程度思い出すことが出来ます。細かい話の筋はやはり忘れてしまっていますが、それでも大まかな話は覚えている。つい最近に読んだはずの本は忘れてしまっているのに、これは未だにしっかりと覚えている。あのころは自分にとって、見るもの一つ一つの濃度がとても高かったんだな、と今更に思ってみたりします。見た回数は、多分、これまででも全部で三回くらいの筈。それだけ見りゃ覚えるだろという気もしますが、きっと私にとっては、一種特別なものなのでしょう。
 自分にとって特別なものというのは、割とそういった、しょ~もない所から出てくることがあります。どうして自分がそれを特別なものにしたのか、しようと思ったのか、それすら覚えていないような些細なもの。何となく捨てられないもの、ふと何かの拍子にいつも思い出すもの、そういうものが増えてくると、自分が歳をとったんだな~と感じたりします。まあ、私の場合はあまり捨てられない物というのがありません。本だけは例外的ですが、それ以外は生活必要品という意味合いで捨てられないだけであって、思い入れ云々というものでは無い訳で。とは言えそれはあくまでも「物」、すなわち物品のことであって、物にこだわらず何となく忘れられないものという意味合いであれば、随分と増えてきたな~と思います。
 歳をとるというのは、安定する、どっしりと構えられるようになることだ、とたまに言います。代わりに、しがらみが増えることだ、とも。何となく思うのは、その両者は表裏に位置することであって、重しが増えるからこそ足元の安定が取れるようになるのであり、ふらふらとどこかへ浮かんでしまいがちだった青少年の頃から、ようやっと地に足が着いてくる。ただ、重しが増えてくると動きが遅くなるし、新たに動きを取ろうと思ってもその重しが妨げになる。移動できる範囲も少なくなるし、移動するには一層の気力体力を必要とする。どっちが良いのかは、何とも言えません。私のように不安定な人間にとっては、多少の重しが必要なのではないかと多少思うくらい。ふらふらどっか向こう側へ行ってしまいがちなくらいでしたし、今でもそんな具合ですから、もうちっと重りがあっても良いくらいかも知れません。
 自分の足元を支えてくれる重りの内に、懐かしい、昔に見た、いつの間にか自分にとって特別になっていた作品が含まれている。何となく、それだけで嬉しい気分になってきます。そして今も、自分の足元をもうちょっとばかり確かにするために、今日も明日も、また少しずつ本を読み続けていく。既に読んだことすら忘れてしまった本もたくさんあるのでしょうけれど、それらの一冊一冊も、いつの間にか自分の足元に積み重なっている筈。その内に、重り代わりの本が積み重なりすぎて私を押しつぶすまで、一冊、また一冊と本を積み重ねて行くのもこれ一興。いつか、その内の一冊だか二冊だかを、また懐かしむこともあるでしょうから。

 本の話。つーても、今日はあんまり書くことが無い♪ 『不道徳教育講座』をちょっとばかり読み残してしまったので、こいつにさっさとケリを付けてしまおうと思っておりまする。んで、こいつが終わったら、明日からは順番を変更して、昨日に買った『沈黙の春』かな~とか。だもんで、しばらくの間は、日記のネタが環境系の話題になっている可能性がありますというか、とっても高いような気がします。こういう類の本は買ってすぐ読まないと、そのまま積みに一直線しそうなので……。ああ、『夢幻紳士』も読みたいんだけどな……時間が足りないなぁ。
 なお、明日は会社の付き合いでボウリングとかやらされそうなので、日記が手抜きになるor抜ける可能性があります。予めご了承下さいませ~。

〈今日も本を数えてみよう〉
読み:なし
買い:なし
途中:文庫『不道徳教育講座』
累積読破:文庫9冊、コミックス36冊、その他1冊
累積購入:48冊

それでは。

頭いた~

2005年08月22日 21時53分58秒 | Weblog
8月22日分の日記という事で。

 ということで、連休は終わり、今日からまたいつものように会社へ行く毎日が始まった訳ですが……のっけから頭が痛いってのはど~にかなりませんか。まあ、恐らくは休み中の不規則な生活がたたっての寝不足が一番の元凶かとは思うのですが、それにしても一日中頭痛がず~っと抜けなかったというのも困った話。だる~い頭いた~いとまるで二日酔いみたいな具合でしたし、ついでに朝の電車ではこりゃ~最悪貧血かな~と思った瞬間もありましたが、まあ無事に会社へ行き着けたのは僥倖。ただ、普段は総武線に乗り換えているのですが、今日は何やら朝っぱらからトラブったようで、結局中央線に乗ったまま新宿へ出るはめになりましたが。混んでるからいやなのよねぇ……。
 んでまあ、休み明けで仕事が溜まっている……という訳でもないのですが、今月中で片付けておくべき仕事が出てきており、そいつはどうにも量だけはとかく多い仕事なので、多分今週いっぱいはまた暇だ~とか言っている余裕も無さそうです。ひとまず目立たなくて済む仕事なので、個人的にはとっても楽。ひたすらにだかだかとキーを叩くなり、あちこち資料を見比べるなりしていく地道~な仕事。何故か、先々月、先月、そして今月と徐々に仕事が倍加してるような気がするのですが、さてこれはどうしたことでしょう。まあ、当然ちゃ当然なのでしょうけれど。
 はてさて、しかし今になって気が付いたのですが、後三日くらいでまた給料日です。税金でまたご~っそり持って行かれるんだな~とか思うとちょっとばかり悲しい気分になれますが、それで減った手取額でも毎月使い切らずに余剰を残してるんだからまあ、ちょうど良いあんばいなのかも知れません。そういえば、学生納付特例で年金の支払いを実は先延ばしにしていたのですよねぇ……。二年だか三年分だから、それなりの金額になるような気がするのですが、ど~やって収めりゃいいんだろう。今の余裕がある内に、さっさと突っ込んでしまった方が良いような気がするのですけれど、と。う~む?

 ついでなので、年金の話。私のようにサラリーマンになった場合、年金はお給料から毎月見事にきっちりかっちり天引きされていくことになります。その額もそんなに小さいものではない訳で、しかも他の税金諸々と一緒に合わせて持って行かれると、毎月の明細を見るたびになかなかに情けない気分になれます。しかも私の場合、来年から所得税が更に加算されるので、手取額は実質更に減ることに。ますます泣けてきます、と言うかもう涙もちょちょぎれてくらぁ……な気分になれることでしょう。働き初めの頃は当然お給料も低いですし、そこにきて毎月二万三万もっとを税金やら年金で持って行かれると、本当に使える額は少ないのですよねぇ。私の方は、まだ寮費が一万円で済んでいるからこそ、本に毎月お金を割ける訳ですけれど。
 さて、何か話が逸れたような気がしつつ、年金の話に据え直すとして。これだけ毎月ごっそり持って行かれるというのに、年金の制度的な所に関しては、自分でも思いの外無知であるということに気付かされます。仮に毎月に一万円ずつ支払うとして(昇給他によりあり得ませんが……)、年に12万円になります。ボーナス辺りのことは考えていません。で、働く期間を35年とした場合、12×35で420万円。このあんまりあり得ないくらいに低い見積もり額で計算しても、既に車一台普通に買える程度の金額にはなってしまう訳で。実際には、これよりももっと多くの額を支払うことになります。あ~、高い高い。
 年金というのは、現役世代が収める金額を、高齢世代の支えとして使おうというような制度になります。昔であれば何人かの現役世代で一人の引退世代を支えようという配分だったのですが、少子高齢化が進んだ現在では、下手をすると現役世代一人で複数人の引退世代を支えねばならないような構図すらあり得ます。将来に自分たちを支えてくれる子供の世代が減っているというのは、既に出生率が過去最低を塗り替えているという事実が確としてありますし。翻って平均寿命が更に伸びていることも、数字としてこれも明らかになっています。支える方が減っているのに、支えられる方が増えていてしかも長生きしてるというのでは、そりゃぁ当然のこととして、負担が大きくなりすぎます。未納が増えてくるのも、分からないことは無い、と。
 更に、年金制度が今後成り立つのかという不安が煽られたこともあって、更に未納が増えた節もあります。加えてちょっと前のリストラの嵐、止まらない自殺者の増加、それから年金として集めた筈のお金の無駄遣いが発覚するなどなど、悪印象には事欠きません。これでますます未納が増えるし、更に年金制度の存続が不安がられ、また未納が増え……とスパイラルループが延々と続く。こういった状況があるがために、年金制度の改革が叫ばれたという次第。自分の老後に関わってくる問題なので、当然気にはせんとイカンのですが、今更どう変わるのやらという諦めムードもあるようです。
 ちなみに、年金に関して私見を述べるなら、税率を上げないとか、支出を減らしてとか、そういうお茶に濁す所だけでどうにかできる段階は、とっくに過ぎ去っているだろうと思っています。民主党辺りは何やらおきれいな事を仰っているようですが、そういう段階ではもうないだろう、と。高齢者の数は今後も増えますし、子供は減ります。財源も充分ではないし、支出を減らして帳尻合わせが効く程度でもない。徴収額を上げて、支給額を引き下げる、これが制度を存続させるためには、一番単純で効果的な方法です。当然、こんなことを言えば非難されます、責任も問われますし、実際に制度をぐだぐだにした者に対する責任は問われるべきですが。責任だけ問えば良いというものではなく、正確に率直に現状を伝えること、まずはここからだろうと思っています。おためごかしは、もう要らないよ、と。

 本の話。今日から三島由紀夫の『不道徳教育講座』に入っていますが、いやはやまあ何ともはや、以前に読んだ『思いちがい辞典』のような感覚で、これはまた面白い。ここまで皮肉っぽくやられるともう、笑うしかありません。ただ、ちょいとばかし昔の話なので、その辺りで一瞬だけ「これは何だろ?」という箇所が無い訳ではありませんが、それでも現代に読んでみても面白みは薄れないというのが、素晴らしい所です。まあ、昔と言ってもさすがに江戸時代とか平安時代まで遡る訳ではありませんから、そんなに違和感が大きい訳でも無しです。大体今日で半分近くまで読み切ったので、恐らくは明日にお終いになるかと思います。その次はどこへ行くか。
 何となくでまた駅前の大型書店へ行って、本を三冊増やしてしまいました。買いすぎだよお兄さん、というか昨日も買わなかったかしらお兄さん? 今月は四月から今まででは最も支出額が大きくなりそうですが、それでもまだ余裕があるというのは一種恐ろしいというかどんだけ押さえ込んでるんだ貴様というか、単純に寮費が馬鹿に安いって~お陰のような気もします。まあそれはともかく、久々に文庫を一冊増やしましたが、そのチョイスが何故かレイチェル・カーソンの『沈黙の春』。環境系統の講義を受けたことのある方なら、恐らく一度二度は耳にした名前かと思います。私も大学で環境論を取っていたもんで、何となく覚えていて購入してみたりとか。大学卒業してから買った、というのもなかなか皮肉な話ですけれどね~。
 残りの二冊はコミックスで、一つは乙一原作の『死にぞこないの青』コミックス版、それからたまたま店頭で見かけてそのまま手に取ってしまった、『夢幻紳士』というコミックス。乙一の方は、表題作の他に『暗い所で待ち合わせ』と『しあわせは子猫のかたち』とを併録しています。こっちは既に読み終わったのですが、『夢幻紳士』の方はまだ手を付けていません。明日か明後日辺りに手を付けるかな~と思いつつ、小手川ゆあの『ライン』もまだ残っていますし。さてはてどうしようかな~という所ですが、取り敢えず読むものが尽きないのは幸せなことです。
 なお、『死にぞこないの青』はサイト本体にレビューを載っけるので、感想その他は例によってそちらを参照ということで一つ。

〈今日も本を数えてみよう〉
読み:コミックス『死にぞこないの青』
買い:文庫『沈黙の春』、コミックス『死にぞこないの青』、『夢幻紳士』
途中:文庫『不道徳教育講座』
累積読破:文庫9冊、コミックス36冊、その他1冊
累積購入:48冊

それでは。