黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

唐突に雨

2005年08月09日 21時00分38秒 | Weblog
8月9日分の日記という事で。

 ぼちぼち仕事も毎月頭のラッシュを抜けたようで、他の人達は忙しそうに動き回っているのですが、どーにもこーにも私だけはぽつ~んと手持ちぶさたに職場で過ごしております。どうしてくれよう、この所在の無さ。どうもならんので、明日からは職場に置いてある本でも参考に読むか、そうかそうしようか……。いやはや、やることがないって暇ですね。やることがありすぎて忙殺されるのもなかなかシンドイですが、それ以上にやることがな~んも無くて放置状態になるのもシンドイ。参考書の類じゃなくて、趣味の本読んでて良いなら、普通に時間潰せるのですけれどねぇ、さすがにねぇ。
 さておき。今日は朝から微妙に雲が多いな~とか思っていたら、途中でいきなりどしゃ~っと雨が降ってきました。ちょうど職場の他の方が所用で外へ出た直後で、こりゃ~イカンと課長が傘を持ってその人を迎えに行ったという一幕も。ついでに言うならば、迎えに行ったら見事に行き違いになって意味が無かった、という楽しいオチも付いてきましたが。雨の日のちょいとしたハプニング、というやつですな。一雨どしゃっと来たお陰で、今日はあまり露骨に気温が上がりすぎることもなく、割と過ごしやすい夜ではあります。つーても、やっぱりぬるいっちゃぬるいので、扇風機は回しているのですけれど。ああ、涼しい秋の夜はまだかいなぁ。
 結局、未だに寮ではエアコンを使っていません。意地でももう使わずに今年もやり過ごすか、という雰囲気になってきてますが、まあ多分そのまま押し通すでしょう。が、その一方でオフィスではガンガンに冷房を効かせているようで、今日はとかく寒いくらいでした。帰る頃には、どうやら冷風に当てられすぎたらしく、軽く吐き気がしたくらい。つーても、それは単に腹が減りすぎていただけかもしれませんが。何せ、こりゃ寮まで保たんな~ということで、職場近くの松屋で飯食ったら、早々に気分も収まってしまいましたし。それにしても、何のためにクールビズ推し進めてるんだか、これではまるっきり分からないのでは、とか思うのですけれど。
 まるっきりここまでとは関係ない話。たまたまNHKの番組を今見ていたら、アロワナのジャンプを捉えた映像を流していました。この映像を見て、アロワナのジャンプそのものよりも、アロワナがジャンプすることで跳ね飛ぶ水滴の一つ一つまでが精密に映し出されていたという方に目が行ってしまったり。さすがはNHK、これがハイビジョンの美しさか……とかそっちの方面で感心してしまうのは、何か焦点がずれているような気がしたりしなかったり。去年だか一昨年に買い換えたブラウン管テレビではありますが、充分映像は綺麗に映ってくれます。でもなぁ、こういう画像を見せられてしまうと、他の局のやつ見られなくなるじゃないか♪

 時事ネタ、ディスカバリーのこと。元の予定では、シャトルは今日の午後六時過ぎくらいに米航空宇宙局(NASA)ケネディ宇宙センターへ戻ってくる筈だったのですが。どうやら現地の天候が思わしくないようで、ディスカバリーはフロリダではなくて、カリフォルニアのエドワーズ空軍基地への着陸を試みるようです。大元ではそもそも昨日の筈だったのに、昨日もやっぱり天候不順で着陸延期。今回はかなりの安全性重視の方針もありますし、可能な限り良い条件で着陸させたいということなのでしょう。地上スタッフの苦労が忍ばれます。
 今日の着陸に関しては、ディスカバリーには六回もの着陸のチャンスが設定されているそうです。最初の二回がケネディ宇宙センターで、しかしこれはセンター上空に雷雲が発生しているために着陸には適さないという判断で却下されたようで。で、今はエドワーズ空軍基地への着陸を狙っている状況ですが、こっちが駄目なら更にもう何度かの着陸のチャンスが設定されている筈。ちなみに、現時点で最も早い着陸予定時間は午後九時過ぎですから、実はあともう一時間も無かったりして。ライブ中継は見られないだろうな~と思って会社から帰ってきてみれば、何とも都合良く着陸が延期されていたという訳です。良いんだか、悪いんだか。
 ディスカバリーは10日、つまりは明日まで燃料電池などの余力はあるそうですが、NASAは今日中にどうにか着陸させたいという意向のようです。この辺、今回は相当に安全を最重視した計画が組まれているのが分かりますが、それでもやはり100%の安全を保証できるものではないというのが辛い所です。史上初の宇宙飛行士による船外活動でのシャトル修理作業なんてものまで行っていますし、打ち上げる前の時点でもセンサー類の以上で打ち上げ延期もしています。前段階でも現段階でも細心の注意を払い続けつつも、それでも100%を保証は出来ないというのがシャトル、宇宙開発の面倒な所。
 安全策を二重三重、どころか何重に巡らせていても、今回のシャトルでも打ち上げの際にロケット部分から断熱材が剥がれ落ちて機体に当たる、といったアクシデントが起こっています。シャトルの窓の下にでっぱりがあって、この部分の安全性もやはり完全には保証できないという状況。更に、着陸させようにも着陸予定地の天候のせいで何度も着陸のチャンスを外されてしまう。どれだけの手を事前に打っても、それでもやはり100%にはならないというのが、物事の難しさというやつで。アクシデントやら問題点やらというやつは、思いもよらない所から発生してきたり、割と凡ミスの類を見逃してしまっていたり、もしくは天災のような形で予測不能・不可抗力的に発生してくるものもあります。完全なる万全は無い、というのはやむを得ない所なのでしょうけれど……と。
 逆に、たかだか1%の確率で予測されていた「致命的な」アクシデントが、それほどに低い確率であっても発生してしまうことだってある訳です。それが起こってしまえば、1%だろうが100%だろうがお構いなしに、起こってしまったという事実が厳として存在するだけ。更に言えば、起こってみて初めて、そんなことが起こり得るということが判明してくるなんて場合すらあります。最初の時点では確率すら出されないくらいの、そんな想定外のことすら起こってきてしまうのですから、こりゃもうどうしようもない。せめて出来ることと言えば、予測し得た事柄に対してだけは、可能な限りそのアクシデントの発生率を抑えるということくらい。出来うる範囲での「万全」を整えるということですが、それでもやはり「何か」は常に起こり得る。
 備えあれば憂いなし。備えていても防ぎきれないこと、備えの想定外で起こることってのもどうしてもありますが、であるならばせめて憂いは減らせるよう、常に可能な限りの万全で事には当たれ、と。まあ今日のネタはそういうお話でした。当たり前やんと自分突っ込みしてみつつ、割とこれがまた難しいのですけれどね。

 最後、本の話。やはり昨日の夜、日記を叩いたあとで『蟲猫』を読み進めたら、あっさりと潰れました。そちらは既に昨日の内にレビューをアップしてあるので、感想その他はやっぱり割愛。ただまあ、講談社ノベルスとしては、まあもう少し付き合ってみても良いか~な感じの作品ではありましたが。ただ、ああいうのは偏った分野の人でないと読み続かないかな~とは思います。わりかし中身としては軽いですし。あれ、感想その他は割愛と自分で言っておいて、あんまり割愛して無いじゃないかってかこれでほとんど感想の全部のような気もします。あらあら、まあまあ。
 さておき、今日からようやっと『白鯨』に入りましたが……。ああ、こりゃ~また、上巻だけで今週いっぱいかかりそうな気がしてきました。今日で読み切ったのが、大体上巻の三分の一くらい。残り三分の二で、あと今週は水木金で三日間。どうにか金曜日には下巻に入れるかな~という所ですねぇ。読んでいてツマランとかいうことでペースが上がらないのではなくて、普段読み慣れない調子のものだけにペースがまだ掴めないという所。途中からようやっと少しずつ早くはなってきましたが、全般にこの『白鯨』を読んでいる間はペースが落ちそうです。まあ、それ自体は別に構わないのですけれど、と。
 こいつを読み切ったあとで何を読んだものかで、またちょっと考え中ではあったりします。積み本を眺めてみたら、何故か海外物がやたらと増えてることが判明。六冊ある内で、四冊が海外物ってどういうことだ~。まあいいや、取り敢えず『白鯨』を抜けたら、次は国内物に戻って『不道徳教育講座』に移動しようかと思います。そこまで行ったら、『蟲猫』の続きでも買うかな~とか。そろそろ京極夏彦の次も買いたい所なのですが、ち~っと『白鯨』のすぐ後にあのぶあっついの突っ込むのは、さすがに脳みそが死にそうですしねぇ。何かしら軽いの入れておきたいな、と考え中。ああ、どうせなら止まってた『ゴシック』の三巻目でも入れたものか。それはそれで良いかも知れないな~、どうしようかな。
 そんなこんなで、この辺にくわえてコミックスもまだまだ買い足したいしで、やめられない止まらない、ついでに止める気がない止まる気もない……っと。かくして更に、本棚が埋まっていくのでした。ううむ、CDでも欲しいのがぼちぼち出てきているので、どこら辺で妥協するかを考えないとイカンかしら。それとも、今月くらいは例月より出費を増やしても問題ないような気もしますが、さてどうしたものか。多少は使うことを覚えた方が良いようにも思うのですよねぇ。あれ、そういえばぼちぼちノートン先生の一年間期限が切れるなぁ……。どうしてくれよう、この密集度合い。

〈今日も本を数えてみよう〉
読み:なし
買い:なし
途中:文庫『白鯨・上』
累積読破:文庫5冊、コミックス13冊
累積購入:19冊

それでは。