佐久向きて麦草峠下る時
驚くばかり白樺の木々 樋田哲仙
茅野市から佐久市へ向かう国道299号線は途中麦草峠を越える。下り始めてしばらくすると道の両側に白樺林の壮観さに驚く。なん百本はあるだろう。車を止めてカメラに収めた。高速道路では味わえない旅情である。いつのひ日絵にしたいものだ。
驚くばかり白樺の木々 樋田哲仙
茅野市から佐久市へ向かう国道299号線は途中麦草峠を越える。下り始めてしばらくすると道の両側に白樺林の壮観さに驚く。なん百本はあるだろう。車を止めてカメラに収めた。高速道路では味わえない旅情である。いつのひ日絵にしたいものだ。
雨の止む遠山に雲たなびきて
諏訪湖の景のサービスエリア 樋田哲仙
中央自動車道上り線の諏訪SAは諏訪湖を見下ろす格好の地に設けられている。通過した時は雨続きがおりしもやっよ上がり、ほんの一瞬の出来事である。周辺の山並みに雲がたなびき、またとない光景に出合った。本当にラッキーである。
諏訪湖の景のサービスエリア 樋田哲仙
中央自動車道上り線の諏訪SAは諏訪湖を見下ろす格好の地に設けられている。通過した時は雨続きがおりしもやっよ上がり、ほんの一瞬の出来事である。周辺の山並みに雲がたなびき、またとない光景に出合った。本当にラッキーである。
近すぎて呆れるばかり萩の花
ミニ公園に今盛りなり 樋田哲仙
今年はハギの花を見ようと思っていて、いろいろ寺社を思いめぐらしていると、一日仕事になるところばかりが浮かんでくる。が、意外な場所で見つけた。家から10分ばかりの呆れるほど近い。何も遠出をする必要もな。これで満足しているが、それでも暇を見つけてどこかへ出かけるかもしれない。
ミニ公園に今盛りなり 樋田哲仙
今年はハギの花を見ようと思っていて、いろいろ寺社を思いめぐらしていると、一日仕事になるところばかりが浮かんでくる。が、意外な場所で見つけた。家から10分ばかりの呆れるほど近い。何も遠出をする必要もな。これで満足しているが、それでも暇を見つけてどこかへ出かけるかもしれない。
百選の棚田撮る場所を見つけたり
これぞこの地を誰もが狙ふ 樋田哲仙
和歌山県・有田川町に日本の棚田百選のあらぎ島がある。二度三度訪ねているが、展望台と称する絶好の場所を知った。これまでの場所より100㍍先の道路に転落防止策を設けたところで展望台というがただの道路である。写真やグラビアに見る棚田である。みんなこの場所から撮っていたのかと納得する。今までの地は灌木が生えていて写真にはもう一つのところであった。
これぞこの地を誰もが狙ふ 樋田哲仙
和歌山県・有田川町に日本の棚田百選のあらぎ島がある。二度三度訪ねているが、展望台と称する絶好の場所を知った。これまでの場所より100㍍先の道路に転落防止策を設けたところで展望台というがただの道路である。写真やグラビアに見る棚田である。みんなこの場所から撮っていたのかと納得する。今までの地は灌木が生えていて写真にはもう一つのところであった。
漢字より仮名に変へたる書の思ひ
迷ひの末に吾は歌詠み 樋田哲仙
書を習い始めて20年にもなる。近くの公民館に書道クラブがあることを知り入部した。市内の寺の住職が師で書の深い意味も分からすに入った。途中で師がなくなり、それを機にカナに変えた。短歌を詠む身であり、万葉集や百人一首を楽しむ者が漢字ではと疑問を思ったからである。奈良にはカナの大家杉郎華邨の美術館があり、機会をとらえて覗いてみた。同じカナでも自分とは書体が異なり、あまり参考にはならなかった。
迷ひの末に吾は歌詠み 樋田哲仙
書を習い始めて20年にもなる。近くの公民館に書道クラブがあることを知り入部した。市内の寺の住職が師で書の深い意味も分からすに入った。途中で師がなくなり、それを機にカナに変えた。短歌を詠む身であり、万葉集や百人一首を楽しむ者が漢字ではと疑問を思ったからである。奈良にはカナの大家杉郎華邨の美術館があり、機会をとらえて覗いてみた。同じカナでも自分とは書体が異なり、あまり参考にはならなかった。