Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

周囲に意識させない

2017-10-10 23:46:03 | ひとから学ぶ

 このところ東名高速道路で夫婦が交通事故死した事件が盛んに報道されている。追い越し車線に停止させたというのだから、危険といえば危険だが、こういうことってまったくないことではないと思う。そう思うのは高速道路で追い越し車線を走る危険な車が多いこと、そして追い回された経験が何度かあるわたしには「珍しいことではない」と思う。もちろんそれはずっと若かったころのことではあるが。停止させないとやり返せないから、高速道路のような空間では停止させる目的で追い回すだろう。さすがにわたしは若いころは高速をあまり利用しなかったからこういう経験はないが、そう言えばと思い出すのは同僚の車に乗せてもらっていた際、同僚はあまり運転が上手ではなく、車線変更する際にかなり接近して追い越し車線から走行車線に入った。それに怒った相手がすぐさま追い越し車線に入ってこちらの車の横に来て窓を開けて「何か」言っている。もちろん接近したことが「危ない」と怒っているとは感じた。高速道路だから信号機で止まることはない。だから少し並走したころこちらがさらに減速したのでそのまま追い越し車線をずっと行ってしまったが…。高速道路空間は地元の車より他県ナンバーがたくさん走っている。ようはその場限りの車が並走している。したがって怒りがオープンになりがちな空間だ。その場限りと錯覚してしまうだろう。これが一般道だったら、同じようなことはもっとたくさん発生しているはず。ただし高速道路ではないからリスクは低くなる。たまたま停車していた車にトラックが追突して大事故になったから「嘘でしょ」となっているが、こういう事例は日常茶飯事で起きても不思議ではない。だからこそ、他人には意識させない運転に心がける、わたしの今の信条だ。

 ところが最近繰り返し書いている通り、前の車に意識させないように車間をとっていると、後続の車が「嫌がらせじゃないか」みたいに接近してくる。わたしほどルームミラーで後続車を意識して運転している人はいないんじゃないか、そう思うほど後ろを気にする。

 こんな車もいる。夜間に前の車の列に近づいていくと、すぐ前を走る車が減速してわざと後ろの車(わたし)に意識させる。こちらが車間をとって意識させないようにしていると、スピードを上げて去っていく。ようは後ろの車の動きを探るような運転をする。このように周りの車に意識させない、怒らせない、さもなければ何が起こるか分からない、そのくらいの意識をもって運転したい。

 さて、冒頭の件に話を戻そう。以前にも記したように、追い回された場合、そして前に出られて急ブレーキを踏まれたらこちらも停止せざるをえない。当たり屋の手口だ。まさにその手に引っかかって「コツン」とぶつけた経験があるわたしだ。相手は暴力団だった。こんなケースはそうそうないだろうが、世の中にはいい気になって人を追い回す無謀なやつがいることを忘れてはいけない。


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